複数の IP アドレス - Amazon Elastic Compute Cloud

複数の IP アドレス

インスタンスに複数のプライベート IPv4 および IPv6 アドレスを指定できます。インスタンスに指定できるネットワークインターフェイスとプライベート IPv4 および IPv6 アドレスの数は、インスタンスタイプによって異なります。詳細については、各インスタンスタイプのネットワークインターフェイスあたりの IP アドレス数を参照してください。

次のような場合、複数の IP アドレスを VPC 内のインスタンスに割り当てると便利です。

  • 1 つのサーバーで複数の SSL 証明書を使用し、各インターフェイスに各 IP アドレスに割り当てることで、1 つのサーバーで複数のウェブサイトをホストする。

  • 各ネットワークインターフェイス用に複数の IP アドレスを持つネットワークアプライアンス (ファイアウォールやロードバランサーなど) を運用する。

  • インスタンスでエラーが発生した場合に、セカンダリ IP アドレスをスタンバイインスタンスに再割り当てすることによって、内部トラフィックをスタンバイインスタンスにリダイレクトする。

複数の IP アドレスを使用する方法

次の一覧は、ネットワークインターフェイスで複数の IP アドレスを使用する方法の説明です。

  • セカンダリプライベート IPv4 アドレスをネットワークインターフェイスに割り当てることができます。

  • IPv6 CIDR ブロックが関連付けられているサブネット内のネットワークインターフェイスに複数の IPv6 アドレスを割り当てることができます。

  • ネットワークインターフェイスのサブネットの IPv4 CIDR ブロック範囲からセカンダリ IPv4 アドレスを選択する必要があります。

  • ネットワークインターフェイスのサブネットの IPv6 CIDR ブロック範囲から IPv6 アドレスを選択する必要があります。

  • セキュリティグループを関連付けるのは、個々の IP アドレスではなく、ネットワークインターフェイスです。そのため、ネットワークインターフェイスで指定した各 IP アドレスは、そのネットワークインターフェイスのセキュリティグループの対象です。

  • 複数の IP アドレスは、実行中または停止したインスタンスにアタッチされたネットワークインターフェイスに割り当てたり、割り当て解除したりできます。

  • ネットワークインターフェイスに割り当てられているセカンダリプライベート IPv4 アドレスは、明示的に許可された場合、別のネットワークインターフェイスに割り当て直すことができます。

  • IPv6 アドレスは、最初に既存のネットワークインターフェイスから割り当て解除しない限り、別のネットワークインターフェイスに再割り当てすることはできません。

  • コマンドラインツールまたは API を使用して複数の IP アドレスをネットワークインターフェイスに割り当てるときに、いずれかの IP アドレスを割り当てることができない場合、オペレーション全体が失敗します。

  • プライマリプライベート IPv4 アドレス、セカンダリプライベート IPv4 アドレス、Elastic IP アドレス、および IPv6 アドレスは、セカンダリネットワークインターフェイスをインスタンスからデタッチしたり、インスタンスにアタッチしても、セカンダリネットワークインターフェイスへの割り当ては維持します。

  • プライマリネットワークインターフェイスをインスタンスからデタッチすることはできませんが、プライマリネットワークインターフェイスのセカンダリプライベート IPv4 アドレスを別のネットワークインターフェイスに再割り当てすることはできます。

次の一覧は、Elastic IP アドレスで複数の IP アドレスを使用する方法の説明です (IPv4 のみ)。

  • 各プライベート IPv4 アドレスを関連付けることができる Elastic IP アドレスは 1 つであり、逆に各 Elastic IP アドレスを関連付けることができるプライベート IPv4 アドレスは 1 つです。

  • セカンダリプライベート IPv4 アドレスを別のインターフェイスに再割り当てした場合、セカンダリプライベート IPv4 アドレスと Elastic IP アドレスの関連付けは維持されます。

  • セカンダリプライベート IPv4 アドレスとインターフェイスの割り当てを解除すると、関連付けられた Elastic IP アドレスとセカンダリプライベート IPv4 アドレスとの関連付けは自動的に解除されます。

複数の IPv4 アドレスの使用

セカンダリプライベート IPv4 アドレスは、インスタンスに割り当てたり、Elastic IPv4 アドレスと関連付けたり、割り当て解除したりできます。

セカンダリプライベート IPv4 アドレスの割り当て

セカンダリプライベート IPv4 アドレスは、インスタンスの起動時または起動後に、インスタンスのネットワークインターフェイスに割り当てることができます。このセクションには、以下の手順が含まれます。

New console
インスタンスの起動時にセカンダリプライベート IPv4 アドレスを割り当てるには
  1. インスタンスを起動するための手順に従います。[ネットワーク設定] で、[編集] を選択します。

  2. VPC とサブネットを選択します。

  3. 高度なネットワーク設定の拡張。

  4. [セカンダリ IP] で、[自動で割り当て] を選択して IP アドレスの数を入力するか (Amazon が自動的にセカンダリ IPv4 アドレスを割り当てます)、[手動で割り当て] を選択して IPv4 アドレスを入力します。

  5. インスタンスを起動する残りのステップを完了します。

Old console
インスタンスの起動時にセカンダリプライベート IPv4 アドレスを割り当てるには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. [Launch Instance] (インスタンスの起動) を選択します。

  3. AMI を選択し、次にインスタンスタイプを選択して、[Next: Configure Instance Details] を選択します。

  4. [Configure Instance Details] ページで、[Network] から VPC を選択し、[Subnet] からサブネットを選択します。

  5. [Network Interfaces] セクションで、次の手順を実行し、[Next: Add Storage] を選択します。

    • 別のネットワークインターフェイスを追加するには、[Add Device] を選択します。コンソールでは、インスタンス起動時のネットワークインターフェイスを最大 2 つ指定できます。インスタンスを起動したら、ナビゲーションペインで [Network Interfaces] を選択し、ネットワークインターフェイスを追加します。アタッチできるネットワークインターフェイスの合計数はインスタンスタイプによって異なります。詳細については、各インスタンスタイプのネットワークインターフェイスあたりの IP アドレス数を参照してください。

      重要

      2 つ目のネットワークインターフェイスを追加すると、システムは、パブリック IPv4 アドレスを自動的に割り当てることができなくなります。プライマリネットワークインターフェイス (eth0) に Elastic IP アドレスを割り当てない限り、IPv4 経由でインスタンスに接続することはできません。Launch wizard 完了した後は、Elastic IP アドレスを割り当てることができます。詳細については、Elastic IP アドレスの操作を参照してください。

    • ネットワークインターフェイスごとに、[Secondary IP addresses] の下にある [Add IP] を選択し、サブネットの範囲に含まれるプライベート IP アドレスを入力するか、デフォルトの Auto-assign のままにして Amazon によってアドレスが自動的に選択されるようにます。

  6. 次の [Add Storage] ページで、AMI によって指定されるボリューム (ルートデバイスボリュームなど) 以外にインスタンスにアタッチするボリュームを指定し、[Next: Add Tags] を選択します。

  7. [Add Tags] ページで、ユーザーフレンドリーな名前などを使ってインスタンスのタグを指定し、[Next: Configure Security Group] を選択します。

  8. [Configure Security Group] ページで、既存のセキュリティグループを選択するか、新しいグループを作成します。[Review and Launch] (確認と起動) を選択します。

  9. [Review Instance Launch] ページで、設定内容を確認します。[Launch] を選択して、キーペアを選択し、インスタンスを起動します。Amazon EC2 を初めて使用する場合、これまでにキーペアを作成したことがなければ、ウィザードによってキーペアを作成するよう求めるメッセージが表示されます。

重要

セカンダリプライベート IP アドレスをネットワークインターフェイスに追加した後、インスタンスに接続して、インスタンス自体でセカンダリプライベート IP アドレスを設定する必要があります。詳細については、セカンダリプライベート IPv4 アドレスを認識するようにインスタンスのオペレーティングシステムを設定するを参照してください。

コマンドラインを使用して起動時にセカンダリ IPv4 アドレスを割り当てるには
  • 次のいずれかのコマンドを使用できます。これらのコマンドラインインターフェイスの詳細については、Amazon EC2 へのアクセスを参照してください。

    • run-instances コマンド (AWS CLI) の --secondary-private-ip-addresses オプション

    • -NetworkInterface を定義し、New-EC2Instance コマンド (AWS Tools for Windows PowerShell) に PrivateIpAddresses パラメータを指定します。

セカンダリプライベート IPv4 アドレスをネットワークインターフェイスに割り当てるには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[ネットワークインターフェイス] を選択し、インスタンスのネットワークインターフェイスを選択します。

  3. [Actions]、[Manage IP Addresses] の順に選択します。

  4. ネットワークインターフェイスを展開します。[IPv4 アドレス] で、[新しい IP アドレスの割り当て] を選択します。

  5. インスタンスのサブネットの範囲に含まれる特定の IPv4 アドレスを入力するか、フィールドを空のままにして Amazon によって IPv4 アドレスが自動的に選択されるようにします。

  6. (省略可能) セカンダリプライベート IP アドレスが既に別のネットワークインターフェイスに割り当てられている場合、[許可] を選択して、セカンダリプライベート IP アドレスを割り当て直すことができます。

  7. [Save] を選択します。

または、インスタンスにセカンダリプライベート IPv4 アドレスを割り当てることができます。ナビゲーションペインで [インスタンス] を選択し、インスタンスを選択します。次に、[アクション] を選択し、[ネットワーク][IP アドレスの管理] の順に選択します。上記のステップに従って、同じ情報を設定できます。IP アドレスは、インスタンスのプライマリネットワークインターフェイス (eth0) に割り当てられます。

コマンドラインを使用して既存のインスタンスにセカンダリプライベート IPv4 アドレスを割り当てるには

セカンダリプライベート IPv4 アドレスを認識するようにインスタンスのオペレーティングシステムを設定する

セカンダリプライベート IPv4 アドレスをインスタンスに割り当てたら、セカンダリプライベート IP アドレスを認識するようにインスタンスのオペレーティングシステムを設定する必要があります。

  • Amazon Linux を使用している場合、ec2-net-utils パッケージがこの処理を自動実行します。このパッケージは、インスタンスの実行中にアタッチされる追加のネットワークインターフェイスを設定し、DHCP リースの更新中にセカンダリ IPv4 アドレスを更新して、関連するルーティングルールを更新します。コマンド sudo service network restart を使用して即座にインターフェースの一覧を更新し、ip addr li を使用することで最新の一覧を表示することができます。ネットワーク構成を手動で構成する必要がある場合、ec2-net-utils パッケージを削除できます。詳細については、Amazon Linux 2 向けに ec2-net-utils を使用してネットワークインターフェイスを設定するを参照してください。

  • 別の Linux ディストリビューションを使用している場合、Linux ディストリビューションのドキュメントを参照してください。追加のネットワークインターフェイスとセカンダリ IPv4 アドレスの設定に関する情報が記載されています。同じサブネットのインスタンスに複数のインターフェイスがある場合、非対称のルーティングに対処する方法については、ルーティングルールの使用に関する情報を検索してください。

Windows インスタンスの設定については、Windows インスタンスの Amazon EC2 ユーザーガイドVPC 内の Windows インスタンスのセカンダリプライベート IP アドレスの設定を参照してください。

セカンダリプライベート IPv4 アドレスへの Elastic IP アドレスの割り当て

Elastic IP アドレスをセカンダリプライベート IPv4 アドレスに関連付けるには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで [Elastic IP] を選択します。

  3. Elastic IP アドレスのチェックボックスをオンにします。

  4. [アクション][Elastic IP アドレスの関連付け] の順に選択します。

  5. [リソースタイプ][ネットワークインターフェイス] を選択します。ネットワークインターフェイスを選択し、[プライベート IP アドレス] リストからセカンダリ IP アドレスを選択します。

  6. [ネットワークインターフェイス] でネットワークインターフェイスを選択し、[プライベート IP アドレス] リストからセカンダリ IP アドレスを選択します。

  7. [プライベート IP アドレス] でセカンダリ IP アドレスを選択します。

  8. [関連付ける] を選択します。

コマンドラインを使用して Elastic IP アドレスにセカンダリプライベート IPv4 アドレスを関連付けるには

セカンダリプライベート IPv4 アドレスの表示

ネットワークインターフェイスに割り当てられたプライベート IPv4 アドレスを確認するには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[ネットワークインターフェイス] を選択します。

  3. ネットワークインターフェイスのチェックボックスをオンにします。

  4. [詳細] タブの [IP アドレス] で、[プライベート IPv4 アドレス][セカンダリプライベート IPv4 アドレス] を見つけます。

インスタンスに割り当てられたプライベート IPv4 アドレスを確認するには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[インスタンス] を選択します。

  3. インスタンスのチェックボックスをオンにします。

  4. [ネットワーキング] タブの [ネットワーキングの詳細] で、[プライベート IPv4 アドレス][セカンダリプライベート IPv4 アドレス] を見つけます。

セカンダリプライベート IPv4 アドレスの割り当て解除

セカンダリプライベート IPv4 アドレスが不要になった場合、インスタンスやネットワークインターフェイスから割り当て解除できます。セカンダリプライベート IPv4 アドレスをネットワークインターフェイスから割り当て解除した場合、Elastic IP アドレス (存在する場合) の関連付けも解除されます。

インスタンスからセカンダリプライベート IPv4 アドレスを割り当て解除するには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[Instances] (インスタンス) を選択します。

  3. インスタンスを選択し、[アクション][ネットワーク][IP アドレスの管理] の順に選択します。

  4. ネットワークインターフェイスを展開します。[IPv4 アドレス] で、割り当て解除する IPv4 アドレスに対して [割り当て解除] を選択します。

  5. [Save] を選択します。

ネットワークインターフェイスからセカンダリプライベート IPv4 アドレスを割り当て解除するには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[ネットワークインターフェイス] を選択します。

  3. ネットワークインターフェイスを選択し、[アクション][IP アドレスの管理] の順に選択します。

  4. ネットワークインターフェイスを展開します。[IPv4 アドレス] で、割り当て解除する IPv4 アドレスに対して [割り当て解除] を選択します。

  5. [Save] を選択します。

コマンドラインを使用してセカンダリプライベート IPv4 アドレスを割り当て解除するには

複数の IPv6 アドレスの使用

インスタンスに複数の IPv6 アドレスを割り当て、インスタンスに割り当てられている IPv6 アドレスを表示したり、インスタンスから IPv6 アドレスを割り当て解除したりできます。

複数の IPv6 アドレスの割り当て

起動時または起動後のインスタンスに 1 つ以上の IPv6 アドレスを割り当てることができます。IPv6 アドレスをインスタンスに割り当てるには、インスタンスを起動した VPC およびサブネットに IPv6 CIDR ブロックが関連付けられている必要があります。

New console
起動時に複数の IPv6 アドレスを割り当てるには
  1. インスタンスを起動するための手順に従います。[ネットワーク設定] で、[編集] を選択します。

  2. VPC とサブネットを選択します。

  3. 高度なネットワーク設定の拡張。

  4. [IPv6 IP] で、[自動で割り当て] を選択して IP アドレスの数を入力するか (Amazon が自動的に IPv6 アドレスを割り当てます)、[手動で割り当て] を選択して IPv6 アドレスを入力します。

  5. インスタンスを起動する残りのステップを完了します。

Old console
起動時に複数の IPv6 アドレスを割り当てるには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ダッシュボードから、[Launch Instance] を選択します。

  3. AMI を選択し、次にインスタンスタイプを選択して、[Next: Configure Instance Details] を選択します。IPv6 をサポートするインスタンスタイプを必ず選択します。詳細については、インスタンスタイプを参照してください。

  4. [Configure Instance Details] ページで、[Network] リストから VPC を選択し、[Subnet] リストからサブネットを選択します。

  5. [Network Interfaces] セクションで、次の手順を実行し、[Next: Add Storage] を選択します。

    • IPv6 アドレスをプライマリネットワークインターフェイス (eth0) に割り当てるには、[IPv6 IPs]、[Add IP] の順に選択します。セカンダリ IPv6 アドレスを追加するには、再度 [Add IP] 選択します。サブネットの範囲から IPv6 アドレスを入力するか、デフォルトの [Auto-assign] を使用すると Amazon がサブネットから自動的に IPv6 アドレスを選択します。

    • [Add Device] を選択して別のネットワークインターフェイスを追加し、上記のステップを繰り返してそのネットワークインターフェイスに 1 つ以上の IPv6 アドレスを追加します。コンソールでは、インスタンス起動時のネットワークインターフェイスを最大 2 つ指定できます。インスタンスを起動したら、ナビゲーションペインで [Network Interfaces] を選択し、ネットワークインターフェイスを追加します。アタッチできるネットワークインターフェイスの合計数はインスタンスタイプによって異なります。詳細については、各インスタンスタイプのネットワークインターフェイスあたりの IP アドレス数を参照してください。

  6. ボリュームをアタッチしてインスタンスにタグを付けるには、ウィザードの以下のステップに従ってください。

  7. [Configure Security Group] ページで、既存のセキュリティグループを選択するか、新しいグループを作成します。IPv6 経由でインスタンスに到達可能にする場合は、IPv6 アドレスからのアクセスを許可するルールがセキュリティグループにあることを確認します。詳細については、さまざまなユースケースのセキュリティグループのルールを参照してください。[Review and Launch] (確認と起動) を選択します。

  8. [Review Instance Launch] ページで、設定内容を確認します。[Launch] を選択して、キーペアを選択し、インスタンスを起動します。Amazon EC2 を初めて使用する場合、これまでにキーペアを作成したことがなければ、ウィザードによってキーペアを作成するよう求めるメッセージが表示されます。

Amazon EC2 コンソールの [インスタンス] 画面を使用して、既存のインスタンスに複数の IPv6 アドレスを割り当てることができます。IPv6 アドレスは、インスタンスのプライマリネットワークインターフェイス (eth0) に割り当てられます。IPv6 アドレスをインスタンスに割り当てるには、IPv6 アドレスが別のインスタンスやネットワークインターフェイスにまだ割り当てられていないことを確認します。

複数の IPv6 アドレスを既存のインスタンスに割り当てるには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[Instances] (インスタンス) を選択します。

  3. インスタンスを選択し、[アクション][ネットワーキング][IP アドレスの管理] の順に選択します。

  4. ネットワークインターフェイスを展開します。[IPv6 アドレス] で、追加する IPv6 アドレスごとに [新しい IP アドレスの割り当て] を選択します。サブネットの範囲から IPv6 アドレスを指定します。また、フィールドを空のままにすると Amazon によって IPv6 アドレスが自動的に選択されます。

  5. [Save] を選択します。

また、既存のネットワークインターフェイスに複数の IPv6 アドレスを割り当てることができます。そのネットワークインターフェイスは、IPv6 CIDR ブロックが関連付けられているサブネットで作成されている必要があります。特定の IPv6 アドレスをネットワークインターフェイスに割り当てるには、その IPv6 アドレスが別のネットワークインターフェイスにまだ割り当てられていないことを確認します。

複数の IPv6 アドレスをネットワークインターフェイスに割り当てるには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[ネットワークインターフェイス] を選択します。

  3. ネットワークインターフェイスを選択し、[アクション][IP アドレスの管理] の順に選択します。

  4. ネットワークインターフェイスを展開します。[IPv6 アドレス] で、追加する IPv6 アドレスごとに [新しい IP アドレスの割り当て] を選択します。サブネットの範囲から IPv6 アドレスを指定します。また、フィールドを空のままにすると Amazon によって IPv6 アドレスが自動的に選択されます。

  5. [Save] を選択します。

CLI の概要

次のいずれかのコマンドを使用できます。これらのコマンドラインインターフェイスの詳細については、Amazon EC2 へのアクセスを参照してください。

  • 起動時に IPv6 アドレスを割り当てる:

    • run-instances コマンド (AWS CLI) で、--ipv6-addresses または --ipv6-address-count オプションを使用する

    • -NetworkInterfaceを定義し、New-EC2Instance コマンド (AWS Tools for Windows PowerShell) で、Ipv6AddressesパラメータまたはIpv6AddressCountパラメータを指定します

  • IPv6 アドレスをネットワークインターフェイスに割り当てる:

IPv6 アドレスの表示

インスタンスまたはネットワークインターフェイスの IPv6 アドレスを確認できます。

インスタンスに割り当てられた IPv6 アドレスを確認するには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[インスタンス] を選択します。

  3. インスタンスのチェックボックスをオンにします。

  4. [ネットワーキング] タブで、[IPv6 アドレス] フィールドを見つけます。

ネットワークインターフェイスに割り当てられた IPv6 アドレスを確認するには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[ネットワークインターフェイス] を選択します。

  3. ネットワークインターフェイスのチェックボックスをオンにします。

  4. [詳細] タブの [IP アドレス] で、[IPv6 アドレス] フィールドを見つけます。

CLI の概要

次のいずれかのコマンドを使用できます。これらのコマンドラインインターフェイスの詳細については、Amazon EC2 へのアクセスを参照してください。

IPv6 アドレスの割り当て解除

インスタンスのプライマリネットワークインターフェイスから IPv6 アドレスを割り当て解除できます。またはネットワークインターフェイスから IPv6 アドレスを割り当て解除できます。

インスタンスから IPv6 アドレスを割り当て解除するには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[インスタンス] を選択します。

  3. インスタンスのチェックボックスを選択後、[アクション][ネットワーキング][IP アドレスの管理] の順に選択します。

  4. ネットワークインターフェイスを展開します。[IPv6 addresses] (IPv6 アドレス) で、IPv6 アドレスの横にある [Unassign] (割り当て解除) を選択します。

  5. [Save] を選択します。

ネットワークインターフェイスから IPv6 アドレスを割り当て解除するには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[ネットワークインターフェイス] を選択します。

  3. ネットワークインターフェイスのチェックボックスを選択後、[アクション][IP アドレスの管理] の順に選択します。

  4. ネットワークインターフェイスを展開します。[IPv6 addresses] (IPv6 アドレス) で、IPv6 アドレスの横にある [Unassign] (割り当て解除) を選択します。

  5. [Save] を選択します。

CLI の概要

次のいずれかのコマンドを使用できます。これらのコマンドラインインターフェイスの詳細については、Amazon EC2 へのアクセスを参照してください。