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Amazon Elastic Compute Cloud
Linux インスタンス用ユーザーガイド

Linux インスタンスの動的な DNS のセットアップ

EC2 インスタンスを起動すると、パブリック IP アドレスとパブリック DNS (ドメイン名システム) 名が割り当てられます。それらを使用してインターネットからインスタンスにアクセスできます。Amazon Web Services ドメインには数多くのホストが存在するため、これらのパブリック名はそれぞれの名前を一意にするために、かなり長くする必要があります。典型的な Amazon EC2 パブリック DNS 名は、ec2-12-34-56-78.us-west-2.compute.amazonaws.com. のような形式になります。この名前は Amazon Web Services ドメイン、サービス (この例では、compute)、リージョン、パブリック IP アドレスで構成されます。

動的 DNS サービスはそのドメイン領域内でカスタムの DNS ホスト名を提供します。この名前は覚えやすく、ホストのユースケースとの関連性が高くなっています。また、一部の動的 DNS サービスは無料です。Amazon EC2 では動的 DNS プロバイダを利用できます。また、インスタンスを起動するたびに、パブリック DNS 名に関連付けられている IP アドレスを更新するようにインスタンスを設定できます。プロバイダは数多く存在します。また、プロバイダを選択し、それぞれのプロバイダで名前を登録する方法については本ガイドの範囲外です。

重要

これらの手順は Amazon Linux で使用するためのものです。その他のディストリビューションの詳細については、各ドキュメントを参照してください。

Amazon EC2 で動的 DNS を使用するには

  1. 動的 DNS サービスプロバイダにサインアップし、そのサービスでパブリック DNS 名を登録します。この手順では、noip.com/free の無料サービスを例として使用します。

  2. 動的 DNS 更新クライアントを設定します。動的 DNS サービスプロバイダを選び、そのサービスでパブリック DNS 名を登録したら、その DNS 名をインスタンスの IP アドレスにポイントします。多くのプロバイダ (noip.com を含む) では、この操作をウェブサイトのアカウントページから手動で実行できるようにしています。ただし、ソフトウェア更新クライアントもサポートしています。更新クライアントが動作している EC2 インスタンスでは、シャットダウン後に再起動したときなど、IP アドレスが変わるたびに動的 DNS レコードが更新されます。この例では、noip2 クライアントをインストールします。このクライアントは、「noip.com」が提供するサービスで動作します。

    1. noip2 クライアントにアクセスできるように、Extra Packages for Enterprise Linux (EPEL) リポジトリを有効にします。

      注記

      Amazon Linux インスタンスは、デフォルトでインストールされる EPEL リポジトリに関する GPG キーとリポジトリ情報を保持しています。ただし、Red Hat インスタンスと CentOS インスタンスについては、epel-release パッケージを最初にインストールしてから、EPEL リポジトリを有効にする必要があります。このパッケージの最新バージョンの詳細およびダウンロードについては、「https://fedoraproject.org/wiki/EPEL」を参照してください。

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      [ec2-user ~]$ sudo yum-config-manager --enable epel
    2. noip パッケージをインストールします。

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      [ec2-user ~]$ sudo yum install -y noip
    3. 設定ファイルを作成します。メッセージが表示されたら、ログインおよびパスワード情報を入力して、その後に続く質問に答え、クライアントを設定します。

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      [ec2-user ~]$ sudo noip2 -C
  3. chkconfig コマンドを使用し、noip サービスを有効にします。

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    [ec2-user ~]$ sudo chkconfig noip on

    chkconfig --list コマンドを使用すると、サービスが有効になっていることを確認できます。

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    [ec2-user ~]$ chkconfig --list noip noip 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off

    ここでは、noip はランレベル 2、3、4、5 で on になっています (これは正常です)。これで、更新クライアントは起動のたびに開始し、パブリック DNS レコードを更新して、インスタンスの IP アドレスをポイントします。

  4. noip サービスを開始します。

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    [ec2-user ~]$ sudo service noip start Starting noip2: [ OK ]

    このコマンドを使用すると、クライアントが起動します。クライアントは前に作成した設定ファイル (/etc/no-ip2.conf) を読み、選択したパブリック DNS 名の IP アドレスを更新します。

  5. 更新クライアントが動的 DNS 名に正しい IP アドレスを設定したことを確認します。DNS レコードの更新には数分かかります。その後、この手順で設定したパブリック DNS 名により、SSH を使用してインスタンスに接続します。