HTTP 502 ステータスコード (DNS error) - Amazon CloudFront

HTTP 502 ステータスコード (DNS error)

NonS3OriginDnsError エラーコードを含む HTTP 502 エラーは、CloudFront がオリジンに接続できないという、DNS 設定の問題があることを示しています。このエラーが CloudFront で発生した場合は、オリジンの DNS 設定が正常に機能していることを確認してください。

CloudFront は、期限切れのオブジェクトや、キャッシュに保存されていないオブジェクトをリクエストされると、オリジンにリクエストしてオブジェクトを取得しようとします。オリジンに対して正常なリクエストを行うため、CloudFront はオリジンドメイン名で DNS 解決を実行します。ドメインの DNS サービスで問題が発生している場合、CloudFront はドメイン名を解決して IP アドレスを取得できないため、HTTP 502 エラー (NonS3OriginDnsError) が発生します。この問題を解決するには、DNS プロバイダーにお問い合わせください。Amazon Route 53 を使用している場合は、「Route 53 DNS サービスを使用している自分のウェブサイトにアクセスできないのはなぜですか?」を参照してください。

この問題の詳しいトラブルシューティングを行うには、オリジンのルートドメインまたは zone apex (example.com など) の権威ネームサーバーが正しく機能していることを確認します。dignslookup などのツールにより、次のコマンドを使用して apex オリジンのネームサーバーを検索できます。

dig OriginAPEXDomainName NS +short
nslookup -query=NS OriginAPEXDomainName

ネームサーバーの名前がある場合、次のコマンドを使用して、それらに対してオリジンのドメイン名のクエリを実行し、各サーバーが応答して答えを返すことを確認します。

dig OriginDomainName @NameServer
nslookup OriginDomainName NameServer
重要

この DNS トラブルシューティングは、公共のインターネットに接続しているコンピュータを使用して実行してください。CloudFront はインターネット上のパブリック DNS を使用してオリジンドメイン名を解決するため、同様の状況でトラブルシューティングを行うことが重要です。

オリジンがサブドメインであり、このサブドメインの DNS 権限がルートドメインとは異なるネームサーバーに委任されている場合は、ネームサーバー (NS) および Start of Authority (SOA) レコードが、このサブドメインに対して正しく設定されていることを確認してください。これらのレコードは、前述の例と同様のコマンドを使用して確認できます。

DNS の詳細については、Amazon Route 53 ドキュメントの「ドメインネームシステム (DNS) の概念」を参照してください。