タスク定義の状態 - Amazon Elastic Container Service

タスク定義の状態

タスク定義を作成、登録解除、または削除すると、タスク定義の状態が変わります。タスク定義の状態は、コンソール上で、または DescribeTaskDefinition を使用して確認できます。

タスク定義は、以下の状態を取ることがあります。

ACTIVE

Amazon ECS に登録された後のタスク定義は ACTIVE の状態になります。ACTIVE 状態にあるタスク定義では、タスクを実行することやサービスを作成することができます。

INACTIVE

タスク定義の登録を解除すると、そのタスク定義の状態は ACTIVE から INACTIVE に遷移します。DescribeTaskDefinition を呼び出すと、INACTIVE 状態のタスク定義を取得できます。INACTIVE 状態のタスク定義を使用して、新しいタスクを実行することや新しいサービスを作成することはできません。既存のサービスやタスクには影響を与えません。

DELETE_IN_PROGRESS

タスク定義の削除をリクエストすると、そのタスク定義の状態が INACTIVE から DELETE_IN_PROGRESS に遷移します。タスク定義の状態が DELETE_IN_PROGRESS に遷移した後、Amazon ECS は、そのタスク定義がアクティブなタスクやデプロイによって参照されていないことを周期的に確認した上で、タスク定義を完全に削除します。DELETE_IN_PROGRESS 状態のタスク定義を使用して、新しいタスクを実行することや新しいサービスを作成することはできません。タスク定義の削除は、既存のタスクやサービスに影響を与えることなく、任意のタイミングでリクエストできます。

DELETE_IN_PROGRESS 状態にあるタスク定義はコンソールに表示できます。また、DescribeTaskDefinition を呼び出すと、そのタスク定義を取得できます。

すべての INACTIVE タスク定義リビジョンを削除すると、タスク定義名はコンソールで表示されず、API でも返されません。タスク定義リビジョンが DELETE_IN_PROGRESS 状態にある場合、タスク定義名はコンソールに表示され、API で返されます。タスク定義名は Amazon ECS によって保持され、次回その名前を使用してタスク定義を作成するときにリビジョンがインクリメントされます。

タスク定義の管理に AWS Config を使用してしている場合は、すべてのタスク定義の登録について AWS Config による課金が行われます。登録解除については、ACTIVE の状態にある最新のタスク定義の解除に対してのみ課金されます。タスク定義の削除には料金はかかりません。料金の詳細については、「AWS Config 料金表」を参照してください。

削除をブロックできる Amazon ECS リソース

タスク定義リビジョンに依存する Amazon ECS リソースがある場合、タスク定義の削除リクエストは完了しません。次のリソースが原因で、タスク定義が削除されない場合があります。

  • Amazon ECS タスク - タスクを正常に動作させるには、タスク定義が必要です。

  • Amazon ECS のデプロイとタスクセット - Amazon ECS のデプロイまたはタスクセットのスケーリングイベントが開始される場合は、タスク定義が必要です。

タスク定義が DELETE_IN_PROGRESS の状態のままである場合は、コンソールまたは AWS CLI を使用して、タスク定義の削除をブロックしているリソースを特定し、停止できます。

ブロックされたリソースが削除された後のタスク定義の削除

タスク定義の削除をブロックするリソースを削除すると、次のルールが適用されます。

  • Amazon ECS タスク - タスク定義の削除は、タスクが停止されてから完了するまでに最大 1 時間かかる場合があります。

  • Amazon ECS のデプロイとタスクセット - タスク定義の削除は、デプロイまたはタスクセットが削除されてから完了するまでに最大 24 時間かかる場合があります。