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Amazon ElastiCache
ユーザーガイド (API Version 2015-02-02)

エンジンバージョンのアップグレード

キャッシュクラスターを実現するプロトコルに準拠したソフトウェアを、ElastiCache でサポートされる新しいバージョンにアップグレードするかどうかと、アップグレードの時期を管理します。このレベルのコントロールにより、特定の Memcached または Redis のバージョンとの互換性を維持する、本稼働環境にデプロイする前にアプリケーションで新しいバージョンをテストする、および独自の条件とタイムラインでバージョンのアップグレードを実行することができます。

バージョンアップグレードは、互換性のリスクが伴うことがあるため、自動的には行われません。ご自分の責任で実施してください。

クラスターまたはレプリケーショングループを変更し、新しいエンジンのバージョンを指定することで、クラスターのバージョンアップグレードを開始します。詳細については、「ElastiCache クラスターの変更」または「レプリカを持つクラスターの変更」を参照してください。

重要

  • より新しいエンジンバージョンにアップグレードできますが、以前のエンジンバージョンにダウングレードすることはできません。以前のエンジンバージョンを使用する場合は、既存のクラスターを削除し、新たにそれを以前のエンジンバージョンで作成する必要があります。

  • エンジンのバージョン管理機能では、パッチ適用を可能な限りお客様が管理できるようにしていますが、システムやキャッシュソフトウェアにおいて重要なセキュリティ脆弱性が万一発生した場合は、お客様に代わって ElastiCache がクラスターにパッチを適用する可能性があります。

  • Redis (クラスターモードが有効) は、エンジンバージョンの変更をサポートしていません。

  • ElastiCache では、有効なクラスターと無効なクラスターとの切り替えはサポートされていません。

Memcached エンジンのアップグレードに関する重要事項

Memcached エンジンでは永続性がサポートされていないため、そのエンジンバージョンのアップグレードは常に、クラスターのすべてのキャッシュデータを消去する破壊的なプロセスです。

Redis エンジンのアップグレードに関する重要事項

Amazon ElastiCache エンジンのアップグレードプロセスは、既存のデータをベストエフォートで保持するように設計されており、Redis レプリケーションが正常に実行される必要があります。

重要

Redis 2.x から Redis 3.x にエンジンをアップグレードできますが、Redis (クラスターモードが無効) から Redis (クラスターモードが有効) にアップグレードすることはできません。Redis (クラスターモードが有効) にアップグレードするには、古いクラスターと新しいクラスターのシャード (API/CLI: ノードグループ) の数が同じである限り、Redis (クラスターモードが無効) のスナップショットを使用してシードできる新しい Redis (クラスターモードが有効) クラスターを作成する必要があります。

  • 単一の Redis クラスターや、マルチ AZ が無効になっているクラスターの場合、「Redis スナップショットを作成するための十分なメモリがあることの確認」で説明されているように、Redis 用に十分なメモリを確保することをお勧めします。これらの例では、プライマリがアップグレードプロセスの実行中にリクエストに対応できなくなります。

     

  • マルチ AZ が有効になっている Redis クラスターの場合は、前述に加えて、書き込みの受信トラフィックが少ない期間中にエンジンのアップグレードを予定することをお勧めします。プライマリは、フェイルオーバー開始時の数分を除いて、アップグレードプロセスの実行中でも、引き続きリクエストに対応します。

ブロックされた Redis エンジンのアップグレード

以下の表に示すように、保留中のスケールアップオペレーションがある場合、Redis エンジンのアップグレードオペレーションはブロックされます。

保留中のオペレーション ブロックされたオペレーション
スケールアップ 即時のエンジンのアップグレード
エンジンのアップグレード 即時のスケールアップ
スケールアップとエンジンのアップグレード 即時のスケールアップ
スケールアップとエンジンのアップグレード 即時のエンジンのアップグレード

エンジンのアップグレードのブロックを解除するには、以下のいずれかを実行します。

  • [Apply immediately] チェックボックスをオフにすることで (CLI では --no-apply-immediately、API では ApplyImmediately=false を使用)、Redis エンジンのアップグレードオペレーションを次のメンテナンス期間に予定します。

     

  • Redis のエンジンアップグレードオペレーションを実行する次のメンテナンス期間 (またはその後) まで待ちます。

     

  • [Apply Immediately] チェックボックスをオンにし、このクラスターの変更に Redis のスケールアップオペレーションを追加します (CLI では --apply-immediately、API では ApplyImmediately=true を使用)。 (これにより、エンジンのアップグレードがすぐに実行されて、次のメンテナンス期間中のエンジンのアップグレードはキャンセルされます)

エンジンバージョンのアップグレード方法

クラスターまたはレプリケーショングループのバージョンアップは、ElastiCache コンソール、AWS CLI、または ElastiCache API を使用して、より新しいエンジンバージョンを指定することで開始します。詳細については、以下のトピックを参照してください。

重要

Redis (クラスターモードが有効) では、クラスターまたはレプリケーショングループを変更できないことに注意してください。