メニュー
Amazon Relational Database Service
ユーザーガイド (API Version 2014-10-31)

データベースエンジンの更新 2017-02-23 版

バージョン: 1.11

すべての Amazon Aurora DB クラスターには、リリース後まもなく、最新バージョンのパッチが適用されます。DB クラスターへのパッチの適用にはレガシー手順を使用され、適用中には約 5 〜 30 秒のダウンタイムが発生します。

パッチの適用は、データベースインスタンスごとに指定したシステムメンテナンスウィンドウ中に行われます。このウィンドウは、AWS マネジメントコンソール を使用して表示したり変更したりできます。詳細については、「Amazon RDS メンテナンス」を参照してください。

または、AWS マネジメントコンソール ですぐにパッチを適用することもできます。そのためには、DB クラスターを選択してから、[Cluster Actions]、[Upgrade Now] の順に選択します。

Aurora のバージョン 1.11 では、クラスターパッチ適用モデルが使用されており、Aurora DB クラスターのすべてのノードに同時にパッチが適用されます。

新機能:

  • LOAD DATA FROM S3 の MANIFEST オプション – LOAD DATA FROM S3 はバージョン 1.8 でリリースされました。このコマンドのオプションが拡張され、マニフェストファイルを使用して Amazon S3 から Aurora DB クラスターにロードするファイルのリストを指定できるようになりました。これにより、1 つ以上の場所にある特定のファイルからのデータのロードが簡単になります。これは、FILE オプションを使用して 1 つのファイルからデータをロードしたり、PREFIX オプションを使用して場所およびプレフィックスが同じ複数のファイルからデータをロードしたりする方法とは対照的です。マニフェストファイルの形式は、Amazon Redshift で使用されるものと同じです。LOAD DATA FROM S3 の MANIFEST オプションを使用する方法の詳細については、「マニフェストを使用したロードするデータファイルの指定」を参照してください。

  • 空間インデックスのデフォルトでの有効化 – この機能は、バージョン 1.10 のラボモードでリリースされ、現在、デフォルトで有効になっています。空間インデックスでは、空間的データを使用するクエリにおける大きなデータセットのクエリパフォーマンスが向上します。空間インデックスの使用の詳細については、「Amazon Aurora と空間データ」を参照してください。

  • ホット行の競合によるワークロードに対するスループットの向上 – この機能は、バージョン 1.10 のラボモードでリリースされ、現在、ラボモード外で使用可能になっています。Aurora で使用されるロック解除アルゴリズムを変更することで、ホット行の競合によるワークロードに対するスループットが向上しました。この変更により、TPC-C ベンチマークのパフォーマンスが MySQL 5.7 に比べて最大 16 倍向上します。

  • 高度な監査のタイミング精度の変更 - この機能は、データベースのアクティビティの高度な監査機能を提供するために、バージョン 1.10.1 でリリースされました。このリリースでは、監査ログのタイムスタンプの精度が 1 秒から 1 マイクロ秒に変更されました。より高い精度のタイムスタンプにより、監査イベントがいつ発生したかをより正確に把握できます。監査の詳細については、「Amazon Aurora DB クラスターでの高度な監査の使用」を参照してください。

改良点:

  • thread_handling パラメーターを変更して、Aurora のスレッドプールでサポートされている唯一のモデルである「multiple-connections-per-thread」以外のモデルに設定できないようにしました。

  • buffer_pool_size または query_cache_size のいずれかのパラメーターを DB クラスターの合計メモリより大きく設定した場合に発生する問題を修正しました。この状況では、Aurora は変更されたパラメーターをデフォルト値に設定するため、DB クラスターは起動してクラッシュすることはありません。

  • テーブルが別のトランザクションで無効化された場合にトランザクションが古い読み取り結果を取得するクエリキャッシュの問題を修正しました。

  • 削除のマークが付けられたバイナリログファイルがすぐにではなく少し遅れて削除される問題を修正しました。

  • tmp という名前で作成されたデータベースが、一時ストレージに保存されるシステムデータベースとして処理され、Aurora 分散ストレージに保持されない問題を修正しました。

  • SHOW TABLES の動作を変更して、特定の内部システムテーブルを対象から除外しました。この変更により、mysqldump が SHOW TABLES で一覧表示されるすべてのファイルをロックすることで発生する不要なフェイルオーバーが回避され、内部システムテーブルへの書き込みを禁止することでのみフェイルオーバーが発生します。

  • 引数が InnoDB テーブルの列である関数を呼び出すクエリから一時テーブルを作成すると、Aurora レプリカが誤って再起動する問題を修正しました。

  • Aurora レプリカノードでのメタデータのロック競合により、Aurora レプリカがプライマリ DB クラスターで遅延して、最終的に再起動する問題を修正しました。

  • リーダーノードのレプリケーションパイプラインのデッドラッチにより、Aurora レプリカが遅延して、最終的に再起動する問題を修正しました。

  • Aurora レプリカが 1 テラバイト (TB) を超える暗号化ボリュームで遅延しすぎる問題を修正しました。

  • システムクロック時間を読み取る方法を改良することで、Aurora レプリカのデッドラッチ検出を改良しました。

  • Aurora レプリカがライターの登録解除後に 1 回ではなく 2 回再起動することがある問題を修正しました。

  • 一時的な統計により一意でないインデックス列で統計の不一致が生じると Aurora レプリカでのクエリパフォーマンスが低下する問題を修正しました。

  • Aurora レプリカで DDL ステートメントがレプリケートされているときに、同時に、Aurora レプリカで関連するクエリが処理されていると、Aurora レプリカがクラッシュすることがある問題を修正しました。

  • バージョン 1.10 で導入されたレプリケーションパイプラインの改良点がデフォルトで有効にならずに無効になるにように変更しました。これらの改良点は、Aurora レプリカのバッファキャッシュにログストリームの更新を適用するために導入されました。この機能により、Aurora レプリカの読み取りパフォーマンスと安定性が向上しますが、特定のワークロードでレプリカラグが長くなります。

  • 同じテーブルで進行中の DDL ステートメントと保留中の並列先読みが同時にあると、DDL トランザクションのコミットフェーズ中にアサーションエラーが発生する問題を修正しました。

  • 全般ログとスロークエリログを拡張して、DB クラスターの再起動後にも保持されるようにしました。

  • ACL モジュールのメモリ消費量を減らすことで、特定の長時間実行されるクエリのメモリ不足の問題を修正しました。

  • テーブルに非空間インデックスがあり、クエリに空間述語があり、プランナーが非空間インデックスの使用を選択したが、誤って空間条件をインデックスにプッシュしたときに発生する、再起動の問題を修正しました。

  • 外部 (LOB など) に保存された巨大な地理空間オブジェクトの削除、更新、またはパージがあると DB クラスターが再起動する問題を修正しました。

  • ALTER SYSTEM SIMULATE … FOR INTERVAL を使用した障害シミュレーションが正常に動作しない問題を修正しました。

  • ロックマネージャーの誤った不変条件の無効なアサーションにより発生する安定性の問題を修正しました。

  • バージョン 1.10 で導入された InnoDB 全文検索の以下の 2 つの改良点を無効にしました。これは、厳しいワークロードにより安定性の問題が発生したためです。

    • 全文検索インデックスキャッシュのレプリケート速度を向上させるために、Aurora レプリカへの読み取りリクエスト後にのみキャッシュを更新する。

    • FTS キャッシュのディスクへの同期中に MySQL のクエリが長時間停止することを回避するために、キャッシュのサイズが合計サイズの 10% を超えたらすぐに、別のスレッドにキャッシュ同期タスクをオフロードする。(バグ #22516559、#73816)

MySQL バグ修正の統合

  • 別の DROP オペレーションと同時に ALTER テーブルの DROP 外部キーを実行すると、テーブルがなくなる。(バグ #16095573)

  • ORDER BY を使用した一部の INFORMATION_SCHEMA クエリで、以前と同じように filesort 最適化が使用されない。(バグ #16423536)

  • FOUND_ROWS () によって返されるテーブルの行数が正しくない。(バグ #68458)

  • 開いている一時テーブルが多すぎると、エラーが発生する代わりに、サーバーに障害が発生する。(バグ #18948649)