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Amazon Relational Database Service
ユーザーガイド (API Version 2014-10-31)

Aurora DB クラスターでのデータベースのクローン作成

データベースのクローンを使用すると、すべてのデータベースのクローンを迅速かつ高いコスト効率で作成できます。クローンデータベースの初回作成時に必要な追加スペースは最小限です。データベースのクローン作成で使用されるコピーオンライトプロトコルでは、ソースデータベースまたはクローンデータベースのいずれかでそのときに変更されたデータがコピーされます。同じ DB クラスターから複数のクローンを作成できます。また、そのほかのクローンから追加のクローンを作成することもできます。Aurora ストレージのコンテキストにおけるコピーオンライトプロトコルの詳しい動作については、「データベースクローンのコピーオンライトプロトコル」を参照してください。

データベースのクローン作成はさまざまなユースケースで使用でき、特に、次のような稼働環境で影響を及ぼさないために役立ちます。

  • スキーマの変更やパラメータグループの変更など、変更の影響を試したり評価したりする場合

  • データのエクスポートや分析クエリの実行など、大量のワークロードを扱うオペレーションを実行する場合

  • 開発やテストの目的で試験的な環境で本番稼働用の DB クラスターのコピーを作成する場合

制約事項

データベースのクローン作成には、以下に説明するような制約があります。

  • AWS リージョンをまたぐクローンデータベースは作成できません。クローンデータベースはソース データベースと同じリージョンで作成する必要があります。

  • 現在のところ、そのほかのクローンからのクローンを含め、1 つのコピーから最大で 15 までのクローン作成に制限されます。最大数に達した場合、1 つのコピーのみ作成できます。ただし、各コピーは最大で 15 までのクローンを作成できます。

  • アカウント間でのデータベースのクローン作成は現在サポートされていません。

  • クローンに異なる virtual private cloud (VPC) を提供できます。ただし、この VPCのサブネットは同じアベイラビリティゾーンにマッピングする必要があります。

データベースクローンのコピーオンライトプロトコル

以下の例で、コピーオンライトプロトコルの動作について説明します。

データベースのクローンを作成する前に

ソースデータベースのデータはページに保存されています。次の図では、ソースデータベースに 4 つのページがあります。

  Amazon Aurora ソースデータベース (データベースのクローン作成前)

データベースのクローン作成後に

次の図に示すように、データベースのクローン後、ソースデータベースに変更はありません。ソースデータベースとクローンデータベースの両方が同じ 4 つのページを指しています。どのページも物理的にコピーされていないため、追加のストレージは不要です。

  Amazon Aurora ソースデータベースとクローンデータベース (データベースのクローン作成後)

ソースデータベースで変更があった場合

次の例では、ソースデータベースの Page 1 のデータに変更があります。元の Page 1 に書き込む代わりに、追加のストレージを使用して Page 1' という新しいページが作成されます。ソースデータベースはこれで新しい Page 1'、および Page 2Page 3Page 4 を指すようになります。クローンデータベースは、これまでと同じく Page 1 から Page 4 を指します。

  Amazon Aurora ソースデータベースとクローンデータベース (ソースデータベースでの変更後)

クローンデータベースで変更があった場合

次の図では、クローンデータベースにも変更があります。今回の変更は Page 4 です。元の Page 4 に書き込む代わりに、追加のストレージを使用して Page 4' という新しいページが作成されます。ソースデータベースはこれまでと同じく Page 1'、および Page 2 からページ 4 を指しますが、クローンデータベースは Page 1 から Page 3 までと Page 4' を指すようになります。

  Amazon Aurora ソースデータベースとクローンデータベース (クローンデータベースでの変更後)

2 番目の例で示すように、データベースのクローン作成時点では追加のストレージは不要です。ただし、例 3 と例 4 で示すように、ソースデータベースとクローンデータベースで変更があると、変更があったページだけが作成されます。時間が経過してソースデータベースとクローンデータベースの両方で追加の変更があると、その変更をキャプチャして保存するために増分のストレージが必要になります。

ソースデータベースの削除

ソースデータベースを削除しても、それに関連付けられているクローンデータベースには影響がありません。クローンデータベースは、ソースデータベースが前に所有していたページを指し続けます。

AWS マネジメントコンソール

AWS マネジメントコンソール を使って Aurora DB クラスターのクローンを作成する手順を以下に示します。

AWS マネジメントコンソール を使用して DB クラスターのクローンを作成するには

  1. AWS マネジメントコンソールにサインインし、Amazon RDS コンソール (https://console.aws.amazon.com/rds/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[Instances] を選択します。クローンを作成する DB クラスターのプライマリインスタンスを選択します。

  3. [Instance Actions] を選択してから、[Create Clone] を選択します。

  4. [Create Clone] ペインで、クローン DB クラスターのプライマリインスタンスの名前を [DB Instance Identifier] と入力します。

    希望する場合には、クローン DB クラスターのそのほかの設定を行います。各種の DB クラスターの設定についての詳細は、「AWS マネジメントコンソールを使用した Aurora DB クラスターの起動と Aurora レプリカの作成」を参照してください。

  5. [Create Clone] を選択してクローン DB クラスターを起動します。

CLI

AWS CLI を使って Aurora DB クラスターのクローンを作成する手順を以下に示します。

AWS CLI を使用して DB クラスターのクローンを作成するには

  • restore-db-cluster-to-point-in-time AWS CLI コマンドを呼び出し、次の値を指定します。

    • --source-db-cluster-identifier– クローンを作成するソース DB クラスターの名前。

    • --db-cluster-identifier– クローン DB クラスターの名前。

    • --restore-type copy-on-write - クローン DB クラスターを作成するように示す値。

    • --use-latest-restorable-time - DB クラスターを最新の復元可能なバックアップ時間に復元することを示す値。

    次の例では、sample-source-cluster という名前の DB クラスターのクローンを作成します。このクローン DB クラスターの名前は sample-cluster-clone です。

    Linux、OS X、Unix の場合:

    Copy
    aws rds restore-db-cluster-to-point-in-time \ --source-db-cluster-identifier sample-source-cluster \ --db-cluster-identifier sample-cluster-clone \ --restore-type copy-on-write \ --use-latest-restorable-time

    Windows の場合:

    Copy
    aws rds restore-db-cluster-to-point-in-time ^ --source-db-cluster-identifier sample-source-cluster ^ --db-cluster-identifier sample-cluster-clone ^ --restore-type copy-on-write ^ --use-latest-restorable-time