Amazon Aurora MySQL ラボモード - Amazon Aurora

Amazon Aurora MySQL ラボモード

Aurora ラボモードは、現在の Aurora データベースバージョンで使用できるが、デフォルトでは有効でない Aurora 機能を有効にするために使用されます。本番稼働用 DB クラスターに Aurora ラボモード機能を使用することは推奨されませんが、Aurora ラボモードを使用して開発環境とテスト環境の DB クラスターに対してこれらの機能を有効にすることができます。Aurora ラボモードが有効なときに利用できる Aurora 機能の詳細については、「Aurora ラボ モードの機能」を参照してください。

aurora_lab_mode パラメーターはインスタンスレベルのパラメーターであり、デフォルトのクラスターパラメーターグループにあります。デフォルトパラメータグループでは、パラメータは 0 (無効) に設定されます。Aurora ラボモードを有効にするには、カスタムパラメータグループを作成して、aurora_lab_mode パラメータをカスタムパラメータグループの 1 (有効) に設定し、カスタムパラメータグループを使用するように、Aurora クラスターの 1 つ以上の DB インスタンスを変更します。次に、ラボモード機能を試用するのに適切なインスタンスのエンドポイントに接続します。DB パラメータグループの変更については、「DB パラメータグループのパラメータの変更」を参照してください。パラメータグループおよび Amazon Aurora の詳細については、「Aurora MySQL 設定パラメータ」を参照してください。

Aurora ラボ モードの機能

次の表は、Aurora ラボモードが有効なときに現時点で利用できる Aurora 機能の一覧です。これらの機能を使用する前に、Aurora ラボモードを有効にする必要があります。

機能 説明

スキャンバッチ処理

Aurora MySQL のスキャンバッチ処理により、インメモリ、スキャン指向のクエリが大幅に高速になります。この機能を使用すると、バッチ処理によりテーブルフルスキャン、インデックスフルスキャン、インデックス範囲スキャンのパフォーマンスが向上します。

ハッシュ結合

等価結合を使用して大量のデータを結合する必要がある場合は、この機能によりクエリのパフォーマンスが向上することがあります。バージョン 2 では、この機能を Aurora MySQL ラボモードなしで使用できます。この機能の使用方法については、「ハッシュ結合を使用した大規模な Aurora MySQL 結合クエリの最適化」を参照してください。

高速 DDL

この機能を使用すると、ALTER TABLE tbl_name ADD COLUMN col_name column_definition オペレーションをほぼ瞬時に実行できます。このオペレーションでは、テーブルをコピーする必要はありません。他の DML ステートメントに実質的な影響を及ぼすこともありません。テーブルのコピーにはテンポラリストレージを使用しないため、スモールインスタンスクラスの大きなテーブルに対しても、DDL ステートメントが現実的になります。高速 DDL は現在、デフォルトの値を持たない、null が許容される列を、表の末尾に追加する際にのみ使用できます。この機能の使用方法については、「高速 DDL を使用して Amazon Aurora のテーブルを変更する」を参照してください。