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Amazon Virtual Private Cloud
ユーザーガイド

DHCP オプションセット

このトピックでは、DHCP オプションセットと、VPC の DHCP オプションを指定する方法について説明します。

DHCP オプションセットの概要

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、TCP/IP ネットワークのホストに設定情報を渡すための規格です。DHCP メッセージの options フィールドの内容は設定パラメータです。パラメータには、ドメイン名、ドメインネームサーバー、netbios-node-type などがあります。

DHCP オプションセットは AWS アカウントに関連付けられ、すべての Virtual Private Cloud(VPC)で使用できます。

デフォルトではない VPC 内に起動する Amazon EC2 インスタンスは、デフォルトでプライベートになり、起動時に特別に割り当てるか、サブネットのパブリック IP アドレス属性を変更する場合を除き、パブリック IP アドレスは割り当てられません。デフォルトでは、デフォルトではない VPC 内のすべてのインスタンスが、AWS によって割り当てられた解決できないホスト名を受け取ります(ip-10-0-0-202 など)。インスタンスに独自のドメイン名を割り当て、独自の DNS サーバーのうち 4 台までを使用できます。そのためには、特別な DHCP オプションセットを指定する必要があります。

次の表に、DHCP オプションセットのサポートされるすべてのオプションを示します。DHCP オプションで必要なオプションのみ指定できます。オプションの詳細については、RFC 2132 を参照してください。

DHCP オプション名説明

domain-name-servers

最大 4 つまでのドメインネームサーバー、または AmazonProvidedDNS の IP アドレス。デフォルトの DHCP オプションセットで AmazonProvidedDNS が指定されます。複数のドメインネームサーバーを指定する場合は、カンマで区切ります。

domain-name

us-east-1 で AmazonProvidedDNS を使用している場合は、ec2.internal を指定します。別のリージョンで AmazonProvidedDNS を使用している場合は、region.compute.internal を指定します(例: ap-northeast-1.compute.internal)。それ以外の場合は、ドメイン名を指定します(例: MyCompany.com)。

Important

一部の Linux オペレーティングシステムでは、複数のドメイン名をスペースで区切って指定できます。ただし、他の Linux オペレーティングシステムや Windows では、この値は単一のドメインとして処理されるため、予期しない動作の原因となります。DHCP オプションセットが、複数のオペレーティングシステムで使用されるインスタンスを持つ VPC に関連付けられている場合は、ドメイン名を 1 つだけ指定してください。

ntp-servers

最大 4 つまでの Network Time Protocol(NTP)サーバーの IP アドレス。詳細については、RFC 2132 のセクション 8.3 を参照してください。

netbios-name-servers

最大 4 つまでの NetBIOS ネームサーバーの IP アドレス。

netbios-node-type

NetBIOS ノードタイプ(1、2、4、8)。2 と指定することをお勧めします(ブロードキャストとマルチキャストは現在サポートされません)。これらのノードタイプの詳細については、RFC 2132 を参照してください。

Amazon DNS サーバー

VPC を作成する際、DHCP オプションのセットを自動的に作成し、VPC に関連付けます。このセットには 2 つのオプションが含まれています。domain-name-servers=AmazonProvidedDNSdomain-name=domain-name-for-your-region です。AmazonProvidedDNS は Amazon DNS サーバーです。このオプションは、VPC のインターネットゲートウェイを介して通信する必要があるインスタンスに対して DNS を有効にします。文字列 AmazonProvidedDNS は、リザーブド IP アドレスで実行中の DNS サーバーにマップされ、VPC ネットワークの範囲に 2 をプラスした値です。例えば、10.0.0.0/16 ネットワークの DNS サーバーの位置は 10.0.0.2 となります。

VPC の Amazon DNS サーバーは、Amazon Route 53 のプライベートホストゾーンで指定する DNS ドメイン名を解決するために使用されます。プライベートホストゾーンの詳細については、『Amazon Route 53 開発者ガイド』の「プライベートホストゾーンの使用」を参照してください。

Amazon EMR のような、Hadoop フレームワークを使用するサービスは、インスタンスが自己の完全修飾ドメイン名(FQDN)を解決する必要があります。このような場合、domain-name-servers オプションがカスタム値に設定されていると DNS 解決が失敗する場合があります。DNS 解決が適切に行われるようにするには、DNS サーバーに条件付きフォワーダーを追加して、region-name.compute.internal ドメインのクエリがAmazon DNS サーバーに転送されるようにする方法を検討します。VPC への Amazon EMR クラスターの起動に関する詳細については、『Amazon Elastic MapReduce 開発者ガイド』の「ホストクラスターへの VPC のセットアップ」を参照してください。

Note

Amazon DNS サーバーの IP アドレス 169.254.169.253 を使用することも可能ですが、このアドレスを使用できないサーバーもあります。例えば、Windows Server 2008 では、ネットワーク範囲 169.254.x.x にある DNS サーバーは使用できません。

DHCP オプションを変更する

DHCP オプションセットを作成後に変更することはできません。VPC で異なる DHCP オプションセットを使用するには、新しいセットを作成して VPC に関連付ける必要があります。DHCP オプションを使用しないように VPC を設定することもできます。

複数セットの DHCP オプションを使用できますが、一度に VPC に関連付ることができる DHCP オプションセットは 1 つだけです。VPC を削除すると、その VPC に関連付けられている DHCP オプションセットも削除されます。

新しい DHCP オプションセットを VPC に関連付けた後に VPC 内で起動する既存のインスタンスとすべての新しいインスタンスに、それらのオプションが使用されます。インスタンスを再作成や再作成する必要はありません。インスタンスで DHCP リースが更新される頻度に応じて、数時間以内に自動的に変更が反映されます。インスタンスのオペレーティングシステムを使用してリースを明示的に更新することもできます。

DHCP オプションセットを使用する

このセクションでは、DHCP オプションセットの使用方法を示します。

DHCP オプションセットを作成する

必要な数だけ追加の DHCP オプションセットを作成できます。ただし、一度に VPC に関連付けることができる DHCP オプションセットは 1 つだけです。DHCP オプションセットを作成した後、そのセットを使用するように VPC を設定する必要があります。詳細については、「VPC で使用する DHCP オプションセットを変更する」を参照してください。

DHCP オプションセットを作成するには

  1. https://console.aws.amazon.com/vpc/にある Amazon VPC コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで [DHCP Options Sets] を選択し、[Create DHCP options set] を選択します。

  3. ダイアログボックスで、使用するオプションの値を入力し、[Yes, Create] を選択します。

    Important

    VPC にインターネットゲートウェイがある場合は、[Domain name servers] の値に必ず独自の DNS サーバーまたは Amazon の DNS サーバー (AmazonProvidedDNS) を指定してください。そうしないと、インターネットと通信する必要があるインスタンスが DNS にアクセスできません。

    新しい DHCP オプションのセットが DHCP オプションの一覧に表示されます。

  4. 新しい DHCP オプションセットの ID を書き留めておいてください(dopt-xxxxxxxx)。新しいオプションセットを VPC に関連付けるときに必要です。

DHCP オプションセットを作成しても、オプションを有効に機能させるには、オプションを VPC に関連付ける必要があります。複数の DHCP オプションセットを作成できますが、一度に VPC に関連付ることができる DHCP オプションセットは 1 つだけです。

VPC で使用する DHCP オプションセットを変更する

VPC でどの DHCP オプションセットを使用するかを変更できます。VPC で DHCP オプションを使用しない場合は、DHCP オプションを使用しないように VPC を変更する を参照してください。

Note

次の手順では、変更したい DHCP オプションセットはすでに作成済みであることを想定しています。まだ作成していない場合は、この時点でオプションセットを作成してください。詳細については、「DHCP オプションセットを作成する」を参照してください。

VPC に関連付けられた DHCP オプションセットを変更するには

  1. https://console.aws.amazon.com/vpc/にある Amazon VPC コンソールを開きます。

  2. 画面左枠のナビゲーションペインで、[VPC] を選択します。

  3. VPC を選択し、[Actions] 一覧から [Edit DHCP Options Set] を選択します。

  4. [DHCP Options Set] リストで、一連のオプションを選択し、[Save] を選択します。

新しい DHCP オプションセットを VPC に関連付けた後、VPC 内で起動する既存のインスタンスおよび新しいインスタンスのすべてで、それらのオプションが使用されます。インスタンスを再作成や再作成する必要はありません。インスタンスで DHCP リースが更新される頻度に応じて、数時間以内に自動的に変更が反映されます。インスタンスのオペレーティングシステムを使用してリースを明示的に更新することもできます。

DHCP オプションを使用しないように VPC を変更する

DHCP オプションを使用しないように VPC を設定できます。

  1. https://console.aws.amazon.com/vpc/にある Amazon VPC コンソールを開きます。

  2. 画面左枠のナビゲーションペインで、[VPC] を選択します。

  3. VPC を選択し、[Actions] 一覧から [Edit DHCP Options Set] を選択します。

  4. [DHCP Options Set] リストで、[No DHCP Options Set] を選択し、[Save] を選択します。

インスタンスを再作成や再作成する必要はありません。インスタンスで DHCP リースが更新される頻度に応じて、数時間以内に自動的に変更が反映されます。インスタンスのオペレーティングシステムを使用してリースを明示的に更新することもできます。

DHCP オプションセットを削除する

DHCP オプションセットが不要になった場合は、次の手順にしたがって削除します。VPC でオプションセットを使用していないことが必要です。

DHCP オプションセットを削除するには

  1. https://console.aws.amazon.com/vpc/にある Amazon VPC コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで [DHCP Options Sets] を選択します。

  3. 削除する DHCP オプションセットを選択し、[Delete] を選択します。

  4. 確認ダイアログボックスで、[Yes, Delete] を選択します。

API とコマンドの概要

このページで説明しているタスクは、コマンドラインまたは API を使用して実行できます。コマンドラインインターフェイスの詳細および利用できる API の一覧については、「Amazon VPC へのアクセス」を参照してください。

VPC 用の DHCP オプションセットを作成する

指定した VPC に DHCP オプションセットを関連付ける、または DHCP オプションを使用しないように設定する

1 つ以上の DHCP オプションセットについて説明する

DHCP オプションセットを削除する