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Amazon Route 53
開発者ガイド (API Version 2013-04-01)

Amazon Route 53 の使用開始

この入門チュートリアルでは、次のタスクの実行方法を示します。

  • example.com などのドメイン名を登録する

  • Amazon S3 バケットを作成し、ウェブサイトをホストするように設定する

  • サンプル ウェブサイトを作成し、S3 バケットにファイルを保存する

  • 新しいウェブサイトにトラフィックをルーティングするように Amazon Route 53 を設定する

これらのタスクが完了したら、ブラウザを開き、ドメイン名を入力してウェブサイトを表示できます。

注記

既存のドメインを Amazon Route 53 に移管することもできますが、その処理は複雑であり、新しいドメインを作成するよりも時間がかかります。詳細については、「ドメイン登録の Amazon Route 53 への移管」を参照してください。

推定コスト

  • ドメインを登録するための年会費には、ドメインのレベルによって $9 から数百ドルまで幅があります。.com などが最上位ドメインになります。詳細については、「Amazon Route 53 のドメイン登録価格」を参照してください。この料金は返金の対象外です。

  • ドメインを登録すると、ドメインと同じ名前のホストゾーンが自動的に作成されます。このホストゾーンは、Amazon Route 53 によってお客様のドメインのトラフィックをどこにルーティングするかを指定するために使用します。ホストゾーンの料金は $0.50/月です。この料金が発生しないようにするには、ホストゾーンを削除します。

  • AWS の新規のお客様の場合、Amazon S3 を無料で使い始めることができます。AWS の既存のお客様の場合は、保存するデータ量、データのリクエスト回数、およびデータの転送量に基づいて料金が決まります。詳細については、「Amazon S3 料金表」を参照してください。

前提条件

開始する前に、必ず「Amazon Route 53 のセットアップ」の手順を完了してください。

ステップ 1: ドメインを作成する

example.com のようなドメイン名を使用するには、そのドメイン名が既に使用されていないことを確認してから登録する必要があります。ドメイン名を登録すると、通常 は 1 年間、そのドメイン名をインターネットで独占的に使用できます。デフォルトでは、ドメイン名は毎年の終了時に自動的に更新されますが、この自動更新は無効にできます。

Amazon Route 53 を使用して新しいドメインを登録するには

  1. AWS マネジメントコンソール にサインインし、https://console.aws.amazon.com/route53/ にある Amazon Route 53 コンソールを開きます。

  2. Amazon Route 53 を初めて使用する場合は、[Domain Registration] の [Get Started Now] を選択します。

    既に Amazon Route 53 を利用している場合は、ナビゲーションペインの [Registered Domains] を選択します。

  3. [Register Domain] をクリックします。

  4. 登録するドメイン名を入力し、[Check] を選択してそのドメイン名が使用できるかどうか確認します。

    a~z、0~9、- (ハイフン) 以外の文字を指定する方法、および国際化されたドメイン名を指定する方法については、「DNS ドメイン名の形式」を参照してください。

  5. ドメインが使用できる場合は、[Add to cart] を選択します。ドメイン名がショッピングカートに表示されます。

    [Related domain suggestions] リストには、最初の選択肢が使用できない場合にその代わりに、または、最初の選択肢に加えて登録できる他のドメインが表示されます。登録する追加のドメインごとに [Add to cart] を選択します。最大 5 個のドメインを登録できます。

    入力したドメイン名を使用できず、提案されたドメイン名も使用したくない場合は、使用したいドメイン名が見つかるまでステップ 4 を繰り返します。

    注記

    www.ドメイン名 (www.example.com など) でサンプルウェブサイトにアクセスできるようにする場合でも、2 つ目のドメインを作成する必要はありません。この入門トピックの中で、www.ドメイン名のトラフィックをウェブサイトにルーティングする方法について説明します。

  6. カートショッピングで、ドメインを登録する年数を選択します。

  7. 他のドメインを登録するには、ステップ 4 ~ 6 を繰り返します。

  8. [Continue] を選択します。

  9. [Contact Details for Your n Domains] ページで、ドメインの登録者、管理者、技術担当者の連絡先情報を入力します。ここで入力した値は、登録しようとしているすべてのドメインに適用されます。

    デフォルトでは、3 種類の連絡先すべてについて同じ情報が使用されます。連絡先として異なる情報を入力する場合は、[My Registrant, Administrative, and Technical Contacts are all the same] の値を [No] に変更します。

    複数のドメインを登録する場合は、すべてのドメインについて同じ連絡先情報が使用されます。

    詳細については、「ドメインを登録するときに指定する値」を参照してください。

  10. 一部の最上位ドメイン (TLD) では追加情報を収集する必要があります。そのような TLD の場合は、[Postal/Zip Code] の後に、該当する値を入力します。

  11. WHOIS クエリに対して連絡先情報を非表示にするかどうかを選択します。詳細については、次のトピックを参照してください。

  12. [Continue] を選択します。

  13. 入力した情報を確認し、サービスの利用規約を読み、利用規約を読んだことを確認するチェックボックスをオンにします。

  14. [Complete Purchase] を選択します。

    連絡先として指定されたメールアドレスで登録者に連絡できることを確認するメールがドメインの登録者に送信されます (これは ICANN の要件です)。メールは次のメールアドレスの 1 つから送信されます。

    • noreply@registrar.amazon.com – Amazon Registrar によって登録された TLD の場合。

    • noreply@domainnameverification.net – レジストラアソシエイトである Gandi によって登録された TLD の場合。TLD のレジストラを調べる方法については、「Amazon Route 53 に登録できるドメイン」を参照してください。

    重要

    登録者はメールの指示に従って、メールを受け取ったことを通知する必要があります。そうしないと、ICANN の規定に従ってそのドメインは停止されます。ドメインが停止されると、インターネットでそのドメインにアクセスできなくなります。

    ドメイン登録が承認されると、別のメールを受け取ります。リクエストの現在のステータスを調べるには、「ドメイン登録のステータスの表示」を参照してください。

デフォルトでは、ドメインは 1 年間登録されます。ドメインの維持を希望しない場合は、自動更新を無効にしてドメインを 1 年後に期限切れにすることができます。

(オプション) ドメインの自動更新を無効にするには

  1. ナビゲーションペインで [Registered domains] を選択します。

  2. ドメインリストからドメインの名前を選択します。

  3. [Auto renew] フィールドの値が [Enabled (disable)] であれば、[disable] を選択して自動更新をオフにします。変更はすぐに反映されます。

    フィールドの値が [Disabled (enable)] の場合は、設定を変更しません。

ステップ 2: S3 バケットを作成し、ウェブサイトをホストするように設定する

Amazon S3 では、インターネットのどこからでもデータの保存と取得を実行できます。データを整理するには、バケットを作成し、AWS マネジメントコンソール を使用してデータをバケットにアップロードします。S3 を使用してバケット内に静的ウェブサイトをホストできます。次の手順で、バケットを作成し、ウェブサイトをホストするように設定する方法について説明します。

S3 バケットを作成し、ウェブサイトをホストするように設定するには

  1. https://console.aws.amazon.com/s3/ にある Amazon S3 コンソールを開きます。

  2. S3 コンソールの右上に [Switch to the old console] ボタンが表示されている場合は、そのボタンを選択します。

  3. [Create bucket] を選択します。

  4. [Bucket Name] に、example.com のようなドメインの名前を入力します。

  5. [Region] で、目的のユーザーに最も近いリージョンを選択します。

    選択したリージョンを書き留めておいてください。後のプロセスでこの情報が必要になります。

  6. [Create] を選択します。

  7. 右のペインで、[Permissions] を展開します。

  8. [Add bucket policy] を選択します。

  9. 次のパケットポリシーをコピーし、テキストエディターに貼り付けます。このポリシーは、インターネットのすべてのユーザー ("Principal":"*") に、ドメイン名 ("arn:aws:s3:::your-domain-name/*") に関連付けられている S3 バケット内のファイルを取得するアクセス権限 ("Action":["s3:GetObject"]) を与えます。

    Copy
    { "Version":"2012-10-17", "Statement":[{ "Sid":"AddPerm", "Effect":"Allow", "Principal":"*", "Action":[ "s3:GetObject" ], "Resource":[ "arn:aws:s3:::your-domain-name/*" ] }] }
  10. このバケットポリシーの値 your-domain-name を、example.com などのドメイン名に置き換えます。

  11. [Save] を選択します。

  12. 右のペインで、[Static website hosting] を展開します。

  13. [Enable website hosting] を選択します。

  14. [Index document] に、index.html と入力します。これは、このプロセスの後半で作成する HTML ファイルに付ける名前です。

  15. [Save] を選択します。

ステップ 3 (オプション): www.ドメイン名 用の別の S3 バケットを作成する

前の手順では、example.com のようなドメイン名用のバケットを作成しました。これにより、example.com のようなドメイン名を使用してウェブサイトにアクセスすることができます。

www.ドメイン名 (www.example.com など) でもサンプルウェブサイトにアクセスできるようにする場合は、2 つ目の S3 バケットを作成し、最初のバケットにトラフィックをルーティングするように 2 つ目のバケットを設定します。

www.ドメイン名 用の別の S3 バケットを作成するには

  1. [Create bucket] を選択します。

  2. [Bucket Name] に、www.ドメイン名と入力します。たとえば、example.com というドメイン名を登録済みの場合は、www.example.com と入力します。

  3. [Region] で、最初のバケットを作成したのと同じリージョンを選択します。

  4. [Create] を選択します。

  5. 右のペインで、[Static website hosting] を展開します。

  6. [Redirect all requests to another host name] を選択します。

  7. [Redirect all requests to] に、ドメイン名を入力します。

  8. [Save] を選択します。

ステップ 4: ウェブサイトを作成し、S3 バケットにアップロードする

ウェブサイトを保存する S3 バケットが用意できたので、ウェブサイトの最初のページを作成してバケットにアップロード (保存) できます。

ウェブサイトを作成し、S3 バケットにアップロードするには

  1. 次のテキストをコピーし、テキストエディターに貼り付けます。

    Copy
    <html> <head> <title>Amazon Route 53 Getting Started</title> </head> <body> <h1>Routing Internet Traffic to an Amazon S3 Bucket for Your Website</h1> <p>For more information, see <a href url="http://docs.aws.amazon.com/Route53/latest/DeveloperGuide/getting-started.html">Getting Started with Amazon Route 53</a> in the <emphasis>Amazon Route 53 開発者ガイド</emphasis>.</p> </body> </html>
  2. ファイルを index.html というファイル名で保存します。

  3. Amazon S3 コンソールで、「S3 バケットを作成し、ウェブサイトをホストするように設定するには」で作成したバケットの名前を選択します。

  4. [Upload] を選択します。

  5. [Add files] を選択します。

  6. 画面の指示に従って、index.html を選択した後、[Start Upload] を選択します。

ステップ 5: ドメインの DNS トラフィックをウェブサイトバケットにルーティングする

現時点では、S3 バケットには 1 ページで構成されるウェブサイトがあります。ドメインのインターネットトラフィックを S3 バケットにルーティングすることを開始するには、次の手順を実行します。

トラフィックをウェブサイトにルーティングするには

  1. https://console.aws.amazon.com/route53/ にある Amazon Route 53 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで [Hosted zones] を選択します。

    注記

    ドメインの登録時に、Amazon Route 53 によって同名のホストゾーンが自動的に作成されます。ホストゾーンには、ドメインのトラフィックを Amazon Route 53 によってどのようにルーティングするかの情報が含まれます。

  3. ホストゾーンリストから、ドメインの名前を選択します。

  4. [Create Record Set] を選択します。

    注記

    各リソースレコードセットには、1 つのドメイン (example.com など) またはサブドメイン (www.example.com や test.example.com など) のトラフィックをどのようにルーティングするかについての情報が含まれます。リソースレコードセットは、ドメインのホストゾーンに保存されます。

  5. 次の値を指定します。

    名前

    作成する最初のリソースレコードセットでは、デフォルト値 (ホストゾーンとドメイン名) をそのまま使用します。これで、ドメインと同じ名前を持つバケットにインターネットトラフィックがルーティングされます。

    2 つ目の S3 バケット (www.your-domain-name 用) を作成している場合は、このステップを繰り返して、2 つ目のリソースレコードセットを作成します。2 つ目のリソースレコードセットでは、www と入力します。これで、インターネットトラフィックが www.ドメイン名バケットにルーティングされます。

    タイプ

    [A – IPv4 address] を選択します。

    エイリアス

    [Yes] を選択します。

    エイリアス先

    S3 バケットを作成したリージョンの名前を入力します。『アマゾン ウェブ サービス全般のリファレンス』の「AWS のリージョンとエンドポイント」章の「Amazon Simple Storage Service ウェブサイトエンドポイント」一覧の「ウェブサイトエンドポイント」列の該当する値を使用します。

    注記

    両方のリソースレコードセットの [Alias Target] に同じ値を指定します。Amazon Route 53 は、リソースレコードセットの名前に基づいて、トラフィックをルーティングするバケットを決定します。

    ルーティングポリシー

    デフォルト値の [Simple] をそのまま使用します。

    ターゲットの正常性の評価

    デフォルト値の [No] をそのまま使用します。

  6. [Create] を選択します。

  7. 2 つ目の S3 バケット (www.ドメイン名用) を作成した場合は、ステップ 4 からステップ 6 までを繰り返して、www.ドメイン名 用のリソースレコードセットを作成します。

ステップ 6: ウェブサイトをテストする

ウェブサイトが正しく動作することを確認するために、ウェブブラウザを開いて次の URL を入力します。

  • http://ドメイン名ドメイン名バケット内の索引ドキュメントが表示されます

  • http://www.ドメイン名 – リクエストがドメイン名バケットにリダイレクトされます

状況によっては、期待される動作を実現するために、キャッシュの消去が必要になる場合があります。

インターネットトラフィックのルーティングの詳細については、「DNS サービスとして Amazon Route 53 を設定」を参照してください。インターネットトラフィックの AWS リソースへのルーティングについては、「AWS リソースへのインターネットトラフィックのルーティング」を参照してください。