スケーリング方法を選択してください。

Amazon EC2 Auto Scaling では、Auto Scaling グループをスケーリングする方法を用意しています。

固定数のインスタンスを維持する

Auto Scaling グループのデフォルトは、スケーリングポリシーやスケジュールされたアクションがアタッチされていないため、固定サイズを維持することになります。Auto Scaling グループを作成すると、まず、必要な容量を満たす十分な数のインスタンスを起動します。グループにスケーリング条件が設定されていない場合、インスタンスに異常が発生しても、必要な容量を維持し続けます。Amazon EC2 Auto Scaling は、Auto Scaling グループの各インスタンスの状態を監視します。インスタンスに異常があることが判明すると、そのインスタンスは新しいインスタンスに置き換えられます。このプロセスの詳細については、を参照してください。Auto Scaling グループのインスタンスのHealth チェック

手動でスケールする

手動スケーリングは Auto Scaling グループをスケーリングする最も基本的な方法です。Auto Scaling グループの必要な容量を更新するか、Auto Scaling グループのインスタンスを終了できます。詳細については、「Amazon EC2 Auto Scaling の手動スケーリング」を参照してください。

スケジュールに基づくスケーリング

スケジュールによるスケーリングとは、スケーリングアクションが日付と時刻に応じて自動的に実行されることを意味します。グループのインスタンスの数を増減しなければならない状況が予測可能なスケジュールで発生するため、いつその数を増減すべきかが正確にわかっている場合に、このスケーリング方法は便利です。詳細については、「Amazon EC2 Auto Scaling のスケジュールされたスケーリング」を参照してください。

需要に応じて動的にスケーリングできます。

動的なスケーリングを使用して、リソースをスケーリングする高度な方法では、需要の変化に応じて Auto Scaling グループを動的にサイズ変更するスケーリングポリシーを定義できます。例えば、現在 2 つのインスタンスで実行されているウェブアプリケーションがあり、アプリケーションの負荷が変化しても Auto Scaling グループの CPU 使用率を約 50% に維持する必要があるとします。この方法は、トラフィックがいつ変わるかわからない場合に、トラフィックの変化に応じてスケーリングするのに便利です。自動的に対応するようにスケーリングポリシーを設定できます。トラフィックの変化に応じてスケーリングできるポリシータイプは複数あります (またはそれらの組み合わせ)。詳細については、「Amazon EC2 Auto Scaling の動的スケーリング」を参照してください。

プロアクティブにスケーリングする

また、予測スケーリングと動的スケーリング (それぞれ予防的アプローチと対処的アプローチ) を組み合わせて EC2 のキャパシティを高速スケールできます。予測スケーリングを使用して、トラフィックフローの日次および週次のパターンに先立って Auto Scaling グループ内の EC2 インスタンスの数を増やします。詳細については、「Amazon EC2 Auto Scaling の予測スケーリング」を参照してください。