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AWS Elastic Beanstalk
開発者ガイド (API Version 2010-12-01)

拡張ヘルスログ形式

AWS Elastic Beanstalk プラットフォームは、カスタムウェブサーバーログ形式を使用して、HTTP リクエストに関する情報を効率的に拡張ヘルスレポートシステムに中継します。ログの分析と問題の特定はそこで行われ、それに基づいてインスタンスと環境の状態が設定されます。対象環境でウェブサーバープロキシを無効にし、ウェブコンテナから直接リクエストを処理する場合でも、Elastic Beanstalk ヘルスエージェントによって使用される場所と形式でログを出力するようにサーバーを設定することで、拡張ヘルスレポートを最大限に活用できます。

ウェブサーバーログ設定

Elastic Beanstalk プラットフォームは、HTTP リクエストに関する情報を含む 2 つのログを出力するように設定されています。最初のログは、詳細形式であり、リクエストに関する詳細な情報(リクエスタのユーザーエージェント情報や人間が読み取れる形式のタイムスタンプなど)を提供します。

/var/log/nginx/access.log

以下の例は、Ruby ウェブサーバー環境で実行されている nginx プロキシのものですが、その形式は Apache のものに似ています。


172.31.24.3 - - [23/Jul/2015:00:21:20 +0000] "GET / HTTP/1.1" 200 11 "-" "curl/7.22.0 (x86_64-pc-linux-gnu) libcurl/7.22.0 OpenSSL/1.0.1 zlib/1.2.3.4 libidn/1.23 librtmp/2.3" "177.72.242.17"
172.31.24.3 - - [23/Jul/2015:00:21:21 +0000] "GET / HTTP/1.1" 200 11 "-" "curl/7.22.0 (x86_64-pc-linux-gnu) libcurl/7.22.0 OpenSSL/1.0.1 zlib/1.2.3.4 libidn/1.23 librtmp/2.3" "177.72.242.17"
172.31.24.3 - - [23/Jul/2015:00:21:22 +0000] "GET / HTTP/1.1" 200 11 "-" "curl/7.22.0 (x86_64-pc-linux-gnu) libcurl/7.22.0 OpenSSL/1.0.1 zlib/1.2.3.4 libidn/1.23 librtmp/2.3" "177.72.242.17"
172.31.24.3 - - [23/Jul/2015:00:21:22 +0000] "GET / HTTP/1.1" 200 11 "-" "curl/7.22.0 (x86_64-pc-linux-gnu) libcurl/7.22.0 OpenSSL/1.0.1 zlib/1.2.3.4 libidn/1.23 librtmp/2.3" "177.72.242.17"
172.31.24.3 - - [23/Jul/2015:00:21:22 +0000] "GET / HTTP/1.1" 200 11 "-" "curl/7.22.0 (x86_64-pc-linux-gnu) libcurl/7.22.0 OpenSSL/1.0.1 zlib/1.2.3.4 libidn/1.23 librtmp/2.3" "177.72.242.17"

2 つ目のログは、簡易形式です。これは、拡張ヘルスレポートに関連する情報のみを提供します。このログは、healthd という名前のサブフォルダーに出力され、1 時間ごとにローテーションされます。古いログは、ローテーション直後に削除されます。

/var/log/nginx/healthd/application.log.2015-07-23-00

次の例は、機械による読み取りが可能な形式のログを示しています。

1437609879.311"/"200"0.083"0.083"177.72.242.17
1437609879.874"/"200"0.347"0.347"177.72.242.17
1437609880.006"/bad/path"404"0.001"0.001"177.72.242.17
1437609880.058"/"200"0.530"0.530"177.72.242.17
1437609880.928"/bad/path"404"0.001"0.001"177.72.242.17

拡張ヘルスログ形式には、以下の情報が含まれます。

  • リクエストの時間(Unix 時間)。

  • リクエストのパス。

  • 結果に対応する HTTP ステータスコード。

  • リクエスト時間。

  • アップストリーム時間。

  • X-Forwarded-For HTTP ヘッダー。

nginx プロキシでは、時間は小数点以下 3 桁の浮動小数点の秒数で表示されます。Apache では、整数で表したミリ秒数が使用されます。

注記

次のような警告 (DATE-TIME は日付と時刻) がログファイルに表示される場合、マルチコンテナ Docker 環境などでカスタムプロキシを使用しているならば、healthd がログファイルを読み込むことができるように、.ebextension を使用して環境を設定する必要があります。

W, [DATE-TIME #1922] WARN -- : log file "/var/log/nginx/healthd/application.log.DATE-TIME" does not exist

.ebextension は マルチコンテナ Docker のサンプルから開始できます。

/etc/nginx/conf.d/webapp_healthd.conf

この例は、healthd ログ形式が強調表示されている nginx のログ設定を示しています。

upstream my_app {
  server unix:///var/run/puma/my_app.sock;
}

log_format healthd '$msec"$uri"'
                '$status"$request_time"$upstream_response_time"'
                '$http_x_forwarded_for';

server {
  listen 80;
  server_name _ localhost; # need to listen to localhost for worker tier

  if ($time_iso8601 ~ "^(\d{4})-(\d{2})-(\d{2})T(\d{2})") {
    set $year $1;
    set $month $2;
    set $day $3;
    set $hour $4;
  }

  access_log  /var/log/nginx/access.log  main;
  access_log /var/log/nginx/healthd/application.log.$year-$month-$day-$hour healthd;

  location / {
    proxy_pass http://my_app; # match the name of upstream directive which is defined above
    proxy_set_header Host $host;
    proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
  }

  location /assets {
    alias /var/app/current/public/assets;
    gzip_static on;
    gzip on;
    expires max;
    add_header Cache-Control public;
  }

  location /public {
    alias /var/app/current/public;
    gzip_static on;
    gzip on;
    expires max;
    add_header Cache-Control public;
  }
}

拡張ヘルスレポート用のログの生成

ヘルスエージェントにログを提供するには、以下の操作を行う必要があります。

  • 前のセクションで示したように、正しい形式でログを出力する

  • ログを /var/log/nginx/healthd/ に出力する

  • application.log.$year-$month-$day-$hour

  • ログを 1 時間に 1 回ローテーションさせる

  • ログは切り捨てないでください