STL_UNLOAD_LOG
はアンロード処理の詳細を記録します。
STL_UNLOAD_LOG は、UNLOAD ステートメントによって作成される各ファイルについて 1 行ずつレコードが作成されます。例えば、UNLOAD で 12 個のファイルが作成されると、STL_UNLOAD_LOG にはそれに対応する 12 行が作成されます。
STL_UNLOAD_LOG はすべてのユーザーに表示されます。スーパーユーザーはすべての行を表示できますが、通常のユーザーは自分のデータのみを表示できます。詳細については、「システムテーブルとビューのデータの可視性」を参照してください。
注記
STL_UNLOAD_LOG には、メインクラスターで実行されるクエリのみが含まれます。同時実行スケーリングクラスターで実行されるクエリは含まれていません。メインクラスターおよび同時実行スケーリングクラスターの両方で実行されるクエリにアクセスするには、SYS モニタリングビュー SYS_UNLOAD_HISTORY と SYS_UNLOAD_DETAIL を使用することをお勧めします。SYS モニタリングビューのデータは、使いやすく理解しやすいようにフォーマットされます。
テーブルの列
列名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
userid | integer | エントリを生成したユーザーの ID。 |
query | integer | クエリ ID。 |
slice | integer | クエリが実行されていたスライスを識別する番号。 |
pid | integer | クエリステートメントに関連付けられるプロセス ID。 |
パス | character(1280) | Amazon S3 オブジェクトのファイルへの完全パス。 |
start_time | timestamp | トランザクションの開始時間。 |
end_time | timestamp | トランザクションの終了時間。 |
line_count | bigint | ファイルにアンロードされた行数。 |
transfer_size | bigint | 転送バイト数。 |
file_format | character(10) | アンロードされたファイルの形式。 |
サンプルクエリ
UNLOAD コマンドによって Amazon S3 に書き込まれたファイルのリストを取得するには、UNLOAD が完了した後に Amazon S3 リストのオペレーションを呼び出すことができます。STL_UNLOAD_LOG をクエリすることもできます。
以下のクエリでは、最後に完了されたクエリの UNLOAD によって作成されたファイルのパス名が返されます。
select query, substring(path,0,40) as path from stl_unload_log where query = pg_last_query_id() order by path;
このコマンドは、次のサンプル出力を返します。
query | path -------+-------------------------------------- 2320 | s3://amzn-s3-demo-bucket/venue0000_part_00 2320 | s3://amzn-s3-demo-bucket/venue0001_part_00 2320 | s3://amzn-s3-demo-bucket/venue0002_part_00 2320 | s3://amzn-s3-demo-bucket/venue0003_part_00 (4 rows)