チュートリアル: 手動ワークロード管理 (WLM) キューの設定
概要
Amazon Redshift では自動ワークロード管理 (WLM) を設定することをお勧めします。自動 WLM の詳細については、「ワークロード管理の実装」を参照してください。ただし、複数の WLM キューを必要とする場合のために、このチュートリアルでは、Amazon Redshift で手動ワークロード管理 (WLM) を設定するプロセスについて説明します。手動 WLM を設定することで、クラスターのクエリパフォーマンスとリソース割り当てを改善できます。
Amazon Redshift はユーザークエリをキューにルーティングして処理します。WLM は、クエリがキューにルーティングされる方法を定義します。デフォルトで、Amazon Redshift にはクエリに使用できるキューが 2 つあります。1 つはスーパーユーザー用で、もう 1 つはユーザー用です。スーパーユーザーキューは設定ができず、一度に 1 つのクエリしか処理できません。このキューはトラブルシューティング目的のみに使用してください。ユーザーキューは最大 5 件のクエリを一度に処理できますが、必要に応じてキューの同時実行レベルを変更することで、この件数を設定できます。
データベースに対して数人のユーザーがクエリを実行する場合は、別の設定の方が効率的なことがあります。例えば、一部のユーザーが VACUUM のように大量のリソースを使う操作を実行する場合、レポートのようにリソースをあまり使わないクエリに対して悪影響が生じることがあります。このような場合は、キューを追加して、異なるワークロード用に設定することを検討してください。
予測時間: 75 分
推定コスト: 50 セント
前提条件
Amazon Redshift クラスター、サンプル TICKIT データベース、Amazon Redshift RSQL クライアントツールが必要です。これらをまだセットアップしていない場合は、「Amazon Redshift 入門ガイド」と「Amazon Redshift RSQL」を参照してください。