セクション 2: WLM のクエリキュー設定の変更
キューのデフォルトの仕組みが理解できたため、次は手動 WLM を使用してクエリキューを設定する方法について説明します。このセクションでは、クラスターの新しいパラメータグループを作成して設定します。ユーザーキューを 2 つ追加で作成して、クエリのユーザーグループまたはクエリグループラベルに基づいてクエリを受け付けるように、これらのキューを設定します。この 2 つのキューのどちらにもルーティングされないクエリは、実行時にデフォルトキューにルーティングされます。
パラメータグループの手動 WLM 設定を作成するには
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AWS Management Console にサインインして https://console.aws.amazon.com/redshift/
で Amazon Redshift コンソールを開きます。 -
ナビゲーションメニューで、[Configurations] (設定) を選択し、次に [Workload management] (ワークロード管理) を選択して [Workload management] (ワークロード管理) ページを表示します。
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[作成] を選択して [パラメータグループの作成] ウィンドウを表示します。
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[Parameter group name] (パラメータグループ名) と[Description] (説明)の両方で
WLMTutorial
を入力し、[Create] (作成) をクリックしてパラメータグループを作成します。注記
[パラメータグループ名] は作成時にすべて小文字に変換されます。
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[ワークロード管理] ページで、パラメータグループ
wlmtutorial
を選択し、[パラメータ] と [ワークロード管理] のタブのある詳細ページを表示します。 -
[ワークロード管理] タブを開いていることを確認し、[Switch WLM mode (WLM モードの切り替え)] を選択して [Concurrency settings (同時実行設定)] ウィンドウを表示します。
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[Manual WLM (手動 WLM)] を選択してから [保存] を選択し、手動 WLM に切り替えます。
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[Edit workload queues (ワークロードキューの編集)] を選択します。
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[キューの追加] を 2 度選択して、2 つのキューを追加します。現在 [キュー 1]、[キュー 2]、[デフォルトキュー] の 3つのキューがある状態です。
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それぞれのキューの情報を次のように入力します。
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[Queue 1] (キュー 1) では、[Memory (%)] (メモリ (%)) に
30
、[Concurrency on main] (メインの同時実行性)に2
、[Query groups] (クエリグループ) にtest
を入力します。その他の設定はデフォルト値のままにしておきます。 -
[Queue 2] (キュー 2) では、[Memory (%)] (メモリ (%)) に
40
、[Concurrency on main] (メインの同時実行性) に3
、[User groups] (ユーザーグループ) にadmin
を入力します。その他の設定はデフォルト値のままにしておきます。 -
[デフォルトキュー] には変更を加えないでください。WLM は、未割り当てのメモリをデフォルトキューに割り当てます。
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設定を保存するには [保存] を選択します。
次に、手動 WLM 設定を持つパラメータグループをクラスターに関連付けます。
パラメータグループをクラスターの手動 WLM 設定に関連付けるには
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AWS Management Console にサインインして https://console.aws.amazon.com/redshift/
で Amazon Redshift コンソールを開きます。 -
ナビゲーションメニューから [Clusters] (クラスター) を選択し、次に [Clusters] (クラスター) を選択してクラスターのリストを表示します。
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クラスターの詳細を表示するには、
examplecluster
などのクラスターを選択します。次に、[Properties] (プロパティ) タブを選択して、そのクラスターのプロパティを表示します。 -
[Database configurations] (データベース構成) セクションで、[Edit] (編集)、[Edit parameter group] (パラメータグループの編集) を選択して、パラメータグループのウィンドウを表示します。
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[Parameter groups] (パラメータグループ) で、以前に作成した
wlmtutorial
パラメータグループを選択します。 -
[Save changes] (変更を保存) を選択して、パラメータグループを関連付けます。
クラスターは変更されたパラメータグループで変更されます。ただし、変更をデータベースにも適用するには、クラスターを再起動する必要があります。
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クラスターを選択してから、[Actions] (アクション) の [Reboot] (再起動) を選択します。
クラスターが再起動されると、ステータスは [利用可能] に戻ります。