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Amazon Redshift
管理ガイド (API Version 2012-12-01)

AWS コマンドラインインターフェイスの使用開始

このセクションでは、コマンドラインインターフェイスの使用開始に役立つ、Amazon Redshift クラスターの基本的な管理タスクの実行方法を説明します。ここに示すタスクは「Amazon Redshift 入門ガイド」のタスクとよく似ていますが、Amazon Redshift コンソールではなくコマンドラインインターフェイスで実行します。

このセクションでは、クラスターの作成、データベーステーブルの作成、データのアップロードおよびクエリのテストの手順を説明します。まず Amazon Redshift CLI を使用してクラスターをプロビジョニングし、必要なアクセス権限を付与します。次に SQL Workbench クライアントを使用してクラスターに接続し、サンプルテーブルを作成してから、サンプルデータをアップロードし、テストクエリを実行します。

ステップ 1: 開始する前に

まだ AWS アカウントをお持ちでない場合は、サインアップしてアカウントを作成してください。その後、Amazon Redshift コマンドラインツールを設定する必要があります。最後にクライアントツールおよびドライバーをダウンロードします。これはクラスターに接続するために使います。

ステップ 1.1: サインアップして AWS アカウントを作成する

サインアップして AWS ユーザーアカウントを作成する方法については、「Amazon Redshift 入門ガイド」を参照してください。

ステップ 1.2: AWS コマンドラインインターフェイス (CLI) をダウンロードしてインストールする

AWS コマンドラインインターフェイスをまだインストールしていない場合は、「Amazon Redshift CLI のセットアップ」を参照してください。

ステップ 1.3: クライアントツールおよびドライバーをダウンロードする

PostgreSQL JDBC または ODBC ドライバーを使用する Amazon Redshift クラスターへの接続には、任意の SQL クライアントツールを使用できます。現在そのようなソフトウェアがインストールされていない場合は、SQL Workbench をおすすめします。SQL Workbench は無料のクロスプラットフォームツールです。このツールを使用して Amazon Redshift クラスター内のテーブルへのクエリを実行できます。このセクションの例では、SQL Workbench クライアントを使用しています。

SQL Workbench と PostgreSQL ドライバーをダウンロードする方法については、「Amazon Redshift Getting Started Guide」にアクセスしてください。

ステップ 2: クラスターを起動する

これで、AWS コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用してクラスターを起動する準備ができました。

重要

ここで起動するクラスターはライブとなります (サンドボックスで実行されるわけではありません)。クラスターを終了するまで、そのクラスターについて標準使用料が発生します。料金表については、Amazon Redshift の料金表ページを参照してください。

ここで説明した演習を中断せずに完了し、終了時にクラスターを終了すれば、合計料金はごくわずかです。

create-cluster コマンドには多くのパラメータがあります。この演習で使用するパラメータ値を次の表で説明します。要件に合ったクラスター構成を作成できるようにするため、実働環境にクラスターを作成する前に、すべての必須およびオプションのパラメータを確認することをお勧めします。詳細については、「create-cluster」を参照してください。

パラメータ名 この演習で使用するパラメータ値
Cluster Identifier

examplecluster

Master Username

masteruser

Master Password

TopSecret1

Node Type ds1.xlarge または使用するノードサイズ。詳細については、「Amazon Redshift のクラスターおよびノード」を参照してください。
Cluster Type single-node

クラスターを作成するには、次のコマンドを入力します。

Copy
aws redshift create-cluster --cluster-identifier examplecluster --master-username masteruser --master-user-password TopSecret1 --node-type ds1.xlarge --cluster-type single-node

クラスター作成プロセスは、完了まで数分かかることがあります。状態を確認するには、次のコマンドを入力します。

Copy
aws redshift describe-clusters --cluster-identifier examplecluster

出力は次の例のようになります。

Copy
{ "Clusters": [ { ...output omitted... "ClusterStatus": "creating", "ClusterIdentifier": "examplecluster", ...output omitted... }

[ClusterStatus] フィールドが [creating] から [available] に変わったら、クラスターは使用できる状態です。

次のステップでは、アクセスを許可してクラスターに接続できるようにします。

ステップ 3: インバウンドトラフィックにクラスターアクセスを許可する

クラスターに接続するには、クライアントへのインバウンドアクセス権限を明示的に付与する必要があります。Amazon EC2 インスタンスまたは外部のコンピューターをクライアントとすることができます。

前のステップでは、セキュリティグループを指定せずにクラスターを作成したため、そのクラスターにはデフォルトのクラスターセキュリティグループが関連付けられています。デフォルトのクラスターセキュリティグループには、クラスターへのインバウンドトラフィックを認証するルールが含まれていません。新しいクラスターにアクセスするには、クラスターセキュリティグループへのインバウンドトラフィックを処理するルール (進入ルール) を追加する必要があります。

インターネットで実行されるアプリケーションの進入ルール

インターネットからクラスターにアクセスする場合は、CIDR/IP (Classless Inter-Domain Routing IP) アドレス範囲を承認する必要があります。この例では、CIDR/IP ルール 192.0.2.0/24 を使用します。この範囲は、実際の IP アドレスとネットマスクに合わせて変更する必要があります。

クラスターのネットワークへの着信を可能にするために、次のコマンドを入力します。

Copy
aws redshift authorize-cluster-security-group-ingress --cluster-security-group-name default --cidrip 192.0.2.0/24

EC2 インスタンスの進入ルール

Amazon EC2 インスタンスからクラスターにアクセスする場合は、Amazon EC2 セキュリティグループを認可する必要があります。そのためには、セキュリティグループ名と、EC2 セキュリティグループ所有者の 12 桁のアカウント番号を指定します。

Amazon EC2 コンソールを使用して、使用しているインスタンスに関連付けられた EC2 セキュリティグループを確認できます。

お使いの AWS アカウント番号を確認するには、https://aws.amazon.com/ にアクセスし、[My Account] ページにサインインします。そのページの右上隅に AWS アカウント番号が表示されています。

この例では、Amazon EC2 セキュリティグループ名として myec2securitygroup を使用し、アカウント番号として 123456789012 を使用します。これらの名前と番号は、実際の名前と番号に変更する必要があります。

クラスターのネットワークへの着信を可能にするために、次のコマンドを入力します。

Copy
aws redshift authorize-cluster-security-group-ingress --cluster-security-group-name default --ec2-security-group-name myec2securitygroup --ec2-security-group-owner 123456789012

ステップ 4: クラスターに接続する

デフォルトのクラスターセキュリティグループに進入ルールを追加したので、特定の CIDR/IP または EC2 セキュリティグループから examplecluster に着信する接続が認可されます。

これでクラスターに接続する準備ができました。

クラスターへの接続については、「Amazon Redshift Getting Started Guide」を参照してください。

ステップ 5: テーブルの作成、データのアップロード、サンプルクエリの実行

テーブルの作成、データのアップロード、クエリの発行については、「Amazon Redshift 入門ガイド」を参照してください。

ステップ 6: サンプルクラスターを削除する

クラスターを起動すると、以後それが使用可能な状態である限り、たとえ能動的に使用していなくても、クラスターの実行時間に基づき料金が請求されます。不要になったクラスターは削除できます。

クラスターを削除するときは、最終スナップショットを作成するかどうかを決定する必要があります。これは演習であり、テスト用クラスターに重要なデータは含まれていないため、最終スナップショットは省略します。

クラスターを削除するには、次のコマンドを入力します。

Copy
aws redshift delete-cluster --cluster-identifier examplecluster --skip-final-cluster-snapshot

おめでとうございます。クラスターの起動、アクセス権の設定、クラスターへの接続、クラスターの終了をひととおり体験しました。