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VM Import/Export
ユーザーガイド

VM Import/Export を使用してイメージとして VM をインポート

VM Import/Export を使用して、仮想化環境から Amazon EC2 に仮想マシン (VM) イメージを、インスタンスの起動に使用できる Amazon Machine Image (AMI) としてインポートできます。その VM イメージは、後でインスタンスから仮想化環境にエクスポートできます。これにより、Amazon EC2 に移行されるため、IT セキュリティ、構成管理、およびコンプライアンス要件に合わせて作成した VM への投資が無駄になりません。

前提条件

AWS CLI を使用して VM をインポートまたはエクスポートできます。AWS CLI をまだインストールしていない場合は、AWS Command Line Interface ユーザーガイド を参照してください。

開始する前に、VM Import/Export でサポートされているオペレーティングシステムとイメージ形式を認識し、インポートするインスタンスおよびボリュームに関する制限事項を理解する必要があります。

オペレーティングシステム

次のオペレーティングシステムは、Amazon EC2 とのインポートおよびエクスポートが可能です。

Windows(32 ビットと 64 ビット)

  • Microsoft Windows Server 2003 (Standard、Datacenter、Enterprise) (Service Pack 1 を適用済み) 以降 (32 ビットと 64 ビット)

  • Microsoft Windows Server 2003 R2 (Standard、Datacenter、Enterprise) (32 ビットと 64 ビット)

  • Microsoft Windows Server 2008 (Standard、Datacenter、Enterprise) (32 ビットと 64 ビット)

  • Microsoft Windows Server 2008 R2 (Standard、Datacenter、Enterprise) (64 ビットのみ)

  • Microsoft Windows Server 2012 (Standard、Datacenter) (64 ビットのみ)

  • Microsoft Windows Server 2012 R2 (Standard、Datacenter) (64 ビットのみ)。

  • Microsoft Windows 7 (Professional、Enterprise、Ultimate) (英語版) (32 ビットと 64 ビット)

  • Microsoft Windows 8 (Professional、Enterprise) (英語版) (32 ビットと 64 ビット)

  • Microsoft Windows 8.1 (Professional、Enterprise) (英語版) (64 ビットのみ)

  • Microsoft Windows 10 (Home、Professional、Enterprise、Education) (英語版) (64 ビットのみ)

Linux/Unix(64 ビット)

  • Ubuntu 12.04、12.10、13.04、13.10、14.04、14.10、15.04

  • Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.1-5.11、6.1-6.6、7.0-7.1 (6.0 は必要なドライバが存在しません)

  • SUSE Linux Enterprise Server 11

    • Service Pack 1 - 2.6.32.12-0.7

    • Service Pack 2 - 3.0.13-0.27

    • Service Pack 3 - 3.0.76-0.11、3.0.101-0.8、および 3.0.101-0.15

    • Service Pack 4 - 3.0.101-63

  • SUSE Linux Enterprise Server 12

    • 3.12.28-4

    • Service Pack 1 - 3.12.49-11

  • CentOS 5.1-5.11、6.1-6.6、7.0-7.2 (6.0 は必要なドライバが存在しません)

  • Debian 6.0.0~6.0.8、7.0.0~7.8.0、8.0.0

  • Oracle Linux 6.1~6.6、7.0~7.1

  • Fedora Server 19~21

イメージ形式

VM Import/Export では、ディスクと VM の両方のインポート用に以下のイメージ形式がサポートされています。

  • Open Virtual Appliance (OVA) イメージ形式。複数のハードディスクで構成されたイメージのインポートがサポートされています。

  • ストリームに最適化された ESX Virtual Machine Disk (VMDK) イメージ形式。VMware ESX および VMware vSphere 仮想化製品と互換性があります。Amazon EC2 には、VMware の OVF エクスポートプロセスを通じて作成された VMDK ファイルのみインポートできます。

  • 固定および動的 Virtual Hard Disk (VHD) イメージ形式。Microsoft Hyper-V および Citrix Xen 仮想化製品と互換性があります。VHDX イメージがサポートされていない場合、固定 VHD の代わりに動的 VHD をエクスポートする必要があることに注意してください。

  • ディスクと VM のインポート用の RAW 形式。

インスタンスタイプ

VM Import/Export では、ほとんどのインスタンスタイプへの Windows インスタンスのインポートがサポートされます。「自分のライセンス使用」 (BYOL) を含む AWS 内での Windows および他の Microsoft 製品の使用の詳細については、「アマゾン ウェブ サービスとマイクロソフトのよくある質問」を参照してください。

Linux インスタンスは、次のインスタンスタイプにインポートできます。

  • 汎用: t2.micro | t2.small | t2.medium | m3.medium | m3.large | m3.xlarge | m3.2xlarge

  • コンピューティングを最適化: c3.large | c3.xlarge | c3.2xlarge | c3.4xlarge | c3.8xlarge | cc1.4xlarge

  • メモリ最適化: r3.large | r3.xlarge | r3.2xlarge | r3.4xlarge | r3.8xlarge

  • ストレージの最適化: i2.xlarge | i2.2xlarge | i2.4xlarge | i2.8xlarge

ボリュームタイプとファイルシステム

VM Import/Export は、以下のファイルシステムを使用する Windows および Linux インスタンスのインポートをサポートしています。

Windows(32 ビットと 64 ビット)

NTFS ファイルシステムを使用してフォーマットされた、MBR パーティション分割ボリューム。GUID パーティションテーブル(GPT)でパーティション分割されたボリュームはサポートされていません。

Linux/Unix(64 ビット)

ext2、ext3、ext4、Btrfs、JFS、XFS ファイルシステムを使用してフォーマットされた、MBR パーティション分割ボリューム。GUID パーティションテーブル(GPT)でパーティション分割されたボリュームはサポートされていません。

制約事項

AMI とスナップショットのインポートには、以下の制限があります。

  • リージョンあたり最大 20 個のイメージまたはスナップショットインポートタスクを同時に実行できます。この制限の増加をリクエストするには、AWS サポートにお問い合わせください。タスクは開始日から 7 日間以内に完了する必要があります。

  • VM Import は、ハードウェア仮想マシン (HVM) 仮想化を使用する AMI を作成します。VM Import は準仮想化 (PV) を使用する AMI を作成できません。Linux PVHVM ドライバは、インポートされた VM 内でサポートされます。

  • インポートされた Red Hat Enterprise Linux (RHEL) VM は Cloud Access (BYOL) ライセンスを使用する必要があります。詳細については、Red Hat ウェブサイトの「Red Hat Cloud Access」を参照してください。

  • インポートした SUSE Linux Enterprise Server VM では、SUSE パブリッククラウドプログラム (BYOS) ライセンスを使用する必要があります。詳細については、「SUSE Public Cloud Program—Bring Your Own Subscription」を参照してください。

  • インポートされた Linux VM は 64 ビットイメージを使用する必要があります。32 ビット Linux イメージのインポートは、サポートされていません。

  • インポートされた Linux VM では、最良の結果を得るためにデフォルトのカーネルを使用してください。カスタム Linux カーネルを使用する VM は正常にインポートされない場合があります。

  • 通常、ディスクイメージの圧縮されたバージョンをインポートします。展開したディスクイメージは 1 TiB を超えることはできません。

  • Microsoft Windows または Linux を実行する Amazon EC2 AMI にインポートする VM には、ドライバやその他のソフトウェアをインストールするために利用できるディスク容量が少なくとも 250 MB あることを確認します。

  • 現在、複数のネットワークインターフェイスはサポートされていません。変換とインポートが完了すると、VM にはアドレスの割り当てに DHCP を使用する 1 つの仮想ネットワークインターフェイスが与えられます。インスタンスはプライベート IP アドレスを受け取ります。

  • VPC にインポートされた VM は、サブネットの自動割り当てパブリック IP の設定にかかわらず、パブリック IP アドレスを受け取りません。その代わり、Elastic IP アドレスをアカウントに割り当て、それをインスタンスに関連付けます。

  • インターネットプロトコルバージョン 6(IPv6)の IP アドレスはサポートされていません。

  • vCenter 4.0 または vSphere 4.0 を使用している場合、アタッチされている CD-ROM イメージまたは ISO を仮想マシンから削除してください。

  • P2V 変換の結果として作成された VM はサポートされません。P2V 変換は、物理マシンで Linux または Windows インストールプロセスを実行し、その Linux または Windows インストールのコピーを VM にインポートすることでディスクイメージを作成するときに行われます。

  • VM Import/Export によってシングルルート I/O 仮想化 (SR-IOV) ドライバはインストールされません。ただし、Microsoft Windows Server 2012 R2 VM をインポートする場合は除きます。これらのドライバは、より優れたパフォーマンス(パケット毎秒)、レイテンシーとストレスの低減を可能にする拡張ネットワーキングを使用しない場合は不要です。Microsoft Windows Server 2012 R2 VM の場合、SR-IOV ドライバはインポートプロセスの一部として自動的にインストールされます。

  • MSDN または Windows Software Assurance per User などを通じて取得済みの Microsoft ライセンスを使用して、自分のライセンス使用 (BYOL) モデルで AWS で Microsoft ソフトウェアを実行する場合は、以下が適用されます。

    • BYOL インスタンスの価格は Amazon EC2 Linux インスタンスの一般価格によって決まります。ただし、次の条件に従うものとします。(a) ハードウェア専有インスタンスで実行する (ハードウェア専有インスタンス)。(b) VM Import/Export を使用して入手したソフトウェアバイナリから作成した VM から起動する (その時点の VM Import/Export の諸条件と機能に基づく)。(c) BYOL インスタンスとして指定する。(d) 指定した AWS リージョン (AWS による BYOL モデルの提供先) でインスタンスを実行する。(e) 取得済みのまたはキーマネージメントシステムからの Microsoft キーを使用してライセンス認証する。

    • Amazon EC2 インスタンスを起動すると、そのインスタンスはアベイラビリティーゾーン内のいずれかのサーバーで実行されることを考慮する必要があります。つまり、Amazon EC2 インスタンスの起動(起動/停止を含む)のたびに、そのインスタンスはアベイラビリティーゾーン内の別のサーバーで実行される可能性があります。このような使用方法に、「Microsoft の製品とオンラインサービスのボリュームライセンス」で入手可能なマイクロソフトボリュームライセンスの製品使用権説明書(PUR)/製品条項(PT)に記載されているライセンス再割り当ての制限が適用されるかどうか、取得済みの使用権限が適用されるかどうかを判断してください。

    • Microsoft との契約の下で、たとえば、MSDN のユーザー権限または Windows Software Assurance per User の権利の下で、該当する Microsoft ソフトウェアの BYOL プログラムを使用できる必要があります。お客様は、必要なすべてのライセンスの取得、および該当するすべての Microsoft ライセンスの要件(PUR または PT など)の遵守に全責任を負うものとします。また、Microsoft の使用許諾契約(Microsoft EULA)に同意する必要があります。さらに、BYOL プログラムの下で Microsoft ソフトウェアを使用することで、Microsoft EULA に同意したとみなされます。

    • AWS では、該当する Microsoft ライセンスの要件の遵守について、社内の法務部署およびその他の顧問に相談することをお勧めします。Microsoft との契約に違反したサービスの使用方法(licenseType パラメータと BYOL フラグの使用を含む)は承認も許可もされません。

IAM ユーザーに必要なアクセス許可

AWS Identity and Access Management (IAM) ユーザーとしてログインしている場合、VM Import/Export を使用するには、IAM ポリシーに次のアクセス許可が必要です。

{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": [
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": [
        "s3:ListAllMyBuckets"
      ],
      "Resource": "*"
    },
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": [
        "s3:CreateBucket",
        "s3:DeleteBucket",
        "s3:DeleteObject",
        "s3:GetBucketLocation",
        "s3:GetObject",
        "s3:ListBucket",
        "s3:PutObject"
      ],
      "Resource": ["arn:aws:s3:::mys3bucket","arn:aws:s3:::mys3bucket/*"]
    },
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": [
        "ec2:CancelConversionTask",
        "ec2:CancelExportTask",
        "ec2:CreateImage",
        "ec2:CreateInstanceExportTask",
        "ec2:CreateTags",
        "ec2:DeleteTags",
        "ec2:DescribeConversionTasks",
        "ec2:DescribeExportTasks",
        "ec2:DescribeInstanceAttribute",
        "ec2:DescribeInstanceStatus",
        "ec2:DescribeInstances",
        "ec2:DescribeTags",
        "ec2:ImportInstance",
        "ec2:ImportVolume",
        "ec2:StartInstances",
        "ec2:StopInstances",
        "ec2:TerminateInstances",
        "ec2:ImportImage",
        "ec2:ImportSnapshot",
        "ec2:DescribeImportImageTasks",
        "ec2:DescribeImportSnapshotTasks",
        "ec2:CancelImportTask"
      ],
      "Resource": "*"
    }
  ]
}