Amazon Elastic Compute Cloud
Linux インスタンス用ユーザーガイド

共有 キャパシティーの予約 の使用

キャパシティーの予約 共有を使用すると、キャパシティーの予約 の所有者がリザーブドキャパシティーを他の AWS アカウントと共有することも、AWS 組織内で共有することもできます。これにより、キャパシティーの予約 の作成と管理を一元的に行い、リザーブドキャパシティーを複数の AWS アカウント間または AWS 組織内で共有できます。

このモデルでは、キャパシティーの予約 を所有する AWS アカウント (所有者) が他の AWS アカウント (コンシューマー) との共有を行います。コンシューマーは、自身のアカウントで所有している キャパシティーの予約 を使用する場合と同じように、共有を受けている キャパシティーの予約 でインスタンスを起動できます。キャパシティーの予約 の所有者は、共有した キャパシティーの予約 と、そこで起動したインスタンスを管理します。所有者は、共有した キャパシティーの予約 でコンシューマーが起動したインスタンスを変更することはできません。コンシューマーは、共有を受けている キャパシティーの予約 で起動したインスタンスを管理します。コンシューマーが、キャパシティーの予約 の所有者や他のコンシューマーが所有するインスタンスを表示したり変更したりすることはできません。

キャパシティーの予約 の所有者が キャパシティーの予約 を共有できる相手は次のとおりです。

  • AWS 組織内または組織外の特定の AWS アカウント

  • AWS 組織内の組織単位

  • AWS 組織全体

キャパシティーの予約 を共有するための前提条件

  • 共有する キャパシティーの予約 は、AWS アカウント内で所有している必要があります。自身が共有を受けている キャパシティーの予約 を他者に共有することはできません。

  • 共有テナンシーインスタンスの キャパシティーの予約 のみ共有できます。専用テナンシーインスタンスの キャパシティーの予約 は共有できません。

  • 新規の AWS アカウントや、請求制限履歴のある AWS アカウントは、キャパシティーの予約 共有を使用できません。認定マスター (支払者) アカウントにリンクされているか、AWS 組織経由でリンクされている新規アカウントは、この制約を受けません。

  • AWS 組織や AWS 組織内の組織単位と キャパシティーの予約 を共有するには、AWS Organizations との共有を有効にする必要があります。詳細については、AWS RAM ユーザーガイド の「Enable Sharing with AWS Organizations」を参照してください。

キャパシティーの予約 は AWS Resource Access Manager (AWS RAM) と連携します。AWS RAM は、任意の AWS アカウントを対象にするか AWS Organizations 経由で AWS リソースを共有するためのサービスです。AWS RAM を使用すると、リソース共有を作成することで、自身が所有するリソースを共有できます。リソース共有では、共有対象のリソースと、共有先となるコンシューマーを指定します。コンシューマーには、個人の AWS アカウントや、AWS Organizations 内の組織単位または組織全体を指定できます。

AWS RAM の詳細については、「AWS RAM ユーザーガイド」を参照してください。

アベイラビリティーゾーン間の共有

リソースがリージョンの複数のアベイラビリティーゾーンに分散されるようにするために、アベイラビリティーゾーンは各アカウントの名前に個別にマッピングされます。このため、アカウントが異なると、アベイラビリティーゾーンの命名方法が異なる場合があります。たとえば、AWS アカウントのアベイラビリティーゾーン us-east-1a の場所は、別の AWS アカウントのアベイラビリティーゾーン us-east-1a の場所と異なる可能性があります。

自身のアカウントを基準にして キャパシティーの予約 の場所を特定するには、アベイラビリティーゾーン ID (AZ ID) を使用する必要があります。AZ ID は、すべての AWS アカウントで同じアベイラビリティーゾーンを一貫して示すための一意の識別子です。たとえば、use1-az1us-east-1 リージョンの AZ ID であり、すべての AWS アカウントで同じ場所を示します。

アカウントのアベイラビリティーゾーンの AZ ID を表示するには

  1. AWS RAM コンソール (https://console.aws.amazon.com/ram) を開きます。

  2. 現在のリージョンの AZ ID は、画面の右側にある [お客様の AZ ID] パネルに表示されます。

キャパシティーの予約 の共有

自身が所有する キャパシティーの予約 を他の AWS アカウントに共有する場合、共有を受けたアカウントは、リザーブドキャパシティー内でインスタンスを起動できます。オープンな キャパシティーの予約 を共有する場合は、意図しない形で キャパシティーの予約 が使用されないよう、次の点に注意してください。

  • キャパシティーの予約 の属性に一致するインスタンスをコンシューマーが実行している場合に、CapacityReservationPreference パラメータが open に設定され、リザーブドキャパシティー内での実行がまだであれば、共有 キャパシティーの予約 が自動的に使用されます。

  • 属性 (インスタンスタイプ、プラットフォーム、アベイラビリティーゾーン) が一致するインスタンスをコンシューマーが起動する場合、CapacityReservationPreference パラメータが open に設定されていれば、自動的に共有 キャパシティーの予約 で起動されます。

キャパシティーの予約 を共有するには、リソース共有に追加する必要があります。リソース共有とは、自身のリソースを AWS アカウント間で共有するための AWS RAM リソースです。リソース共有では、共有対象のリソースと、共有先のコンシューマーを指定します。Amazon EC2 コンソールを使用して キャパシティーの予約 を共有すると、既存のリソース共有に追加されます。キャパシティーの予約 を新しいリソース共有に追加するには、AWS RAM コンソールを使用してリソース共有を作成する必要があります。

AWS Organizations 組織に属していて、組織内での共有が有効になっている場合、組織内のコンシューマーには共有 キャパシティーの予約 に対するアクセス許可が自動的に付与されます。これに該当しない場合、コンシューマーはリソースへの参加の招待を受け取り、その招待を受け入れた後で、共有 キャパシティーの予約 に対するアクセス許可が付与されます。

自身が所有する キャパシティーの予約 は、Amazon EC2 コンソール、AWS RAM コンソール、または AWS CLI を使用して共有できます。

Amazon EC2 コンソールを使用して、自身が所有する キャパシティーの予約 を共有するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[キャパシティーの予約] を選択します。

  3. 共有する キャパシティーの予約 を選択し、[アクション]、[Share reservation] の順に選択します。

  4. キャパシティーの予約 の追加先となるリソース共有を選択し、[Share キャパシティーの予約] を選択します。

    注記

    コンシューマーから共有 キャパシティーの予約 にアクセスできるようになるまでに、数分かかることがあります。

AWS RAM コンソールを使用して、自身が所有する キャパシティーの予約 を共有するには

AWS RAM ユーザーガイド の「リソース共有の作成」を参照してください。

AWS CLI を使用して、自身が所有する キャパシティーの予約 を共有するには

create-resource-share コマンドを使用します。

共有 キャパシティーの予約 の共有解除

キャパシティーの予約 の所有者は、共有した キャパシティーの予約 をいつでも共有解除できます。共有した キャパシティーの予約 の共有解除を行う場合、以下のルールが適用されます。

  • コンシューマーが所有し、共有解除の時点では共有キャパシティー内で実行されていたインスタンスは、リザーブドキャパシティー外で正常に実行を継続します。キャパシティーは、Amazon EC2 キャパシティーの可用性に応じて キャパシティーの予約 に復元されます。

  • キャパシティーの予約 の共有先コンシューマーが、このリザーブドキャパシティーで新たにインスタンスを起動することはできません。

自身が所有している共有 キャパシティーの予約 の共有解除を行うには、まずリソース共有から削除する必要があります。この操作は、Amazon EC2 コンソール、AWS RAM コンソール、または AWS CLI を使用して行うことができます。

Amazon EC2 コンソールを使用して、自身が所有する共有 キャパシティーの予約 の共有解除を行うには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[キャパシティーの予約] を選択します。

  3. 共有解除対象の キャパシティーの予約 を選択し、[共有] タブを選択します。

  4. [共有] タブに、キャパシティーの予約 の追加先のリソース共有が一覧表示されます。キャパシティーの予約 を削除する対象のリソース共有を選択し、[リソース共有から削除] を選択します。

AWS RAM コンソールを使用して、自身が所有する共有 キャパシティーの予約 の共有解除を行うには

AWS RAM ユーザーガイド の「リソース共有の更新」を参照してください。

AWS CLI を使用して、自身が所有する共有 キャパシティーの予約 の共有解除を行うには

disassociate-resource-share コマンドを使用します。

共有 キャパシティーの予約 の特定

所有者とコンシューマーは、Amazon EC2 コンソールまたは AWS CLI を使用して、共有 キャパシティーの予約 を特定できます。

Amazon EC2 コンソールを使用して共有 キャパシティーの予約 を特定するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[キャパシティーの予約] を選択します。この画面には、自身が所有する キャパシティーの予約 と共有を受けている キャパシティーの予約 が一覧表示されます。[所有者] 列には、キャパシティーの予約 所有者の AWS アカウント ID が示されます。AWS アカウント ID の横に (me) と表示されている場合は、自身が所有者であることを示します。

AWS CLI を使用して共有 キャパシティーの予約 を特定するには

describe-capacity-reservations コマンドを使用します。このコマンドでは、自身が所有する キャパシティーの予約 および共有を受けている キャパシティーの予約 が返されます。OwnerId では、キャパシティーの予約 の所有者の AWS アカウント ID が返されます。

キャパシティーの予約 の使用状況の表示

共有 キャパシティーの予約 の所有者は、Amazon EC2 コンソールまたは AWS CLI を使用して、いつでも使用状況を表示できます。

Amazon EC2 コンソールを使用して キャパシティーの予約 の使用状況を表示するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[キャパシティーの予約] を選択します。

  3. 使用状況を表示する キャパシティーの予約 を選択し、[使用状況] タブを選択します。

    [AWS アカウント ID] 列には、現在 キャパシティーの予約 を使用しているコンシューマーのアカウント ID が表示されます。[起動したインスタンス] 列には、リザーブドキャパシティー内で各コンシューマーが現在実行しているインスタンスの数が表示されます。

AWS CLI を使用して キャパシティーの予約 の使用状況を表示するには

get-capacity-reservation-usage コマンドを使用します。AccountId では、キャパシティーの予約 を使用しているアカウントのアカウント ID が表示されます。UsedInstanceCount では、リザーブドキャパシティー内でコンシューマーが現在実行しているインスタンスの数が表示されます。

共有 キャパシティーの予約 のアクセス許可

所有者のアクセス許可

共有 キャパシティーの予約 の管理とキャンセルは、所有者が行います。所有者は、共有 キャパシティーの予約 内で実行されており他のアカウントが所有するインスタンスを変更することはできません。共有 キャパシティーの予約 で起動されされたインスタンスは、所有者が管理します。

コンシューマーのアクセス許可

コンシューマーは、共有 キャパシティーの予約 で実行している自身のインスタンスを管理します。コンシューマーは、共有 キャパシティーの予約 をどのような方法で変更することもできません。また、他のコンシューマーまたは キャパシティーの予約 の所有者が所有するインスタンスを表示または変更することもできません。

請求と使用量測定

キャパシティーの予約 の共有に追加料金はかかりません。

キャパシティーの予約 の所有者には、キャパシティーの予約 内で自身が実行するインスタンスと、使用されていないリザーブドキャパシティーに対する料金が請求されます。コンシューマーには、共有 キャパシティーの予約 内で自身が実行するインスタンスに対する料金が請求されます。

インスタンス制限

キャパシティーの予約 の使用量はすべて、キャパシティーの予約 の所有者の オンデマンドインスタンス 制限の対象としてカウントされます。ここでは次の点について説明します。

  • 使用されていないリザーブドキャパシティ

  • キャパシティーの予約 の所有者が所有するインスタンスによる使用量

  • コンシューマーが所有するインスタンスによる使用量

共有キャパシティー内でコンシューマーによって起動されたインスタンスは、キャパシティーの予約 の所有者の オンデマンドインスタンス 制限の対象としてカウントされます。コンシューマーのインスタンス制限は、コンシューマー自身が所有する オンデマンドインスタンス の制限と、コンシューマーがアクセスできる共有 キャパシティーの予約 内で使用可能なキャパシティーの合計です。