Amazon Linux インスタンスでのソフトウェアのコンパイルの準備
インターネットには事前コンパイルされていないオープンソースのソフトウェアが豊富に存在します。これらは、パッケージリポジトリからダウンロードできます。入手したソフトウェアパッケージがソースコードであり、自分でコンパイルする必要があると判明することがあります。システムでソフトウェアのコンパイルを可能にするには、make、gcc、autoconf など、いくつかの開発ツールをインストールする必要があります。
この情報は、Amazon Linux に適用されます。その他のディストリビューションの情報については、各ドキュメントを参照してください。
ソフトウェアのコンパイルはすべての Amazon EC2 インスタンスで必要なタスクではないため、そのようなツールはデフォルトでインストールされていません。ただし、「Development Tools」という名前のパッケージグループで利用でき、yum groupinstall コマンドでインスタンスに簡単に追加されます。
[ec2-user ~]$
sudo yum groupinstall "Development Tools"
ソフトウェアのソースコードパッケージは、多くの場合、tarball と呼ばれる圧縮アーカイブファイルの形で (https://github.com/.tar.gz
というファイル拡張子が付いています。これらのアーカイブは tar コマンドで解凍できます。
[ec2-user ~]$
tar -xzf
software
.tar.gz
ソースコードパッケージを解凍したら、ソースコードディレクトリで README
ファイルまたは INSTALL
ファイルを探します。これらのファイルに、ソースコードのコンパイルとインストールに関する詳細な指示があります。
Amazon Linux パッケージのソースコードを取得するには
Amazon Web Services は、保守管理されているパッケージのソースコードを提供します。yumdownloader --source コマンドを使用して、インストールされているパッケージのソースコードをダウンロードできます。
-
yumdownloader --source
package
コマンドを実行して、package
のソースコードをダウンロードします。例えば、htop
パッケージのソースコードをダウンロードするには、次のコマンドを入力します。[ec2-user ~]$
yumdownloader --source htop
Loaded plugins: priorities, update-motd, upgrade-helper Enabling amzn-updates-source repository Enabling amzn-main-source repository amzn-main-source | 1.9 kB 00:00:00 amzn-updates-source | 1.9 kB 00:00:00 (1/2): amzn-updates-source/latest/primary_db | 52 kB 00:00:00 (2/2): amzn-main-source/latest/primary_db | 734 kB 00:00:00 htop-1.0.1-2.3.amzn1.src.rpm
ソース RPM の場所は、コマンドを実行したディレクトリにあります。