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Amazon Elastic Compute Cloud
Windows インスタンス用ユーザーガイド

チュートリアル: Windows Server を実行する Amazon EC2 インスタンスへの WordPress ブログのデプロイ

このチュートリアルは、Windows Server を実行する Amazon EC2 インスタンスに WordPress ブログをインストールしてデプロイするのに役立ちます。

WordPress ブログを Linux インスタンスでホストする場合は、「Linux インスタンス用 Amazon EC2 ユーザーガイド」の「Tutorial: Hosting a WordPress Blog with Amazon EC2」を参照してください。データベースが分離された高可用性のソリューションが必要な場合は、AWS Elastic Beanstalk 開発者ガイド の「高可用性の WordPress ウェブサイトをデプロイする」を参照してください。

前提条件

作業を始める前に、次のことを実行してください。

  • Amazon EC2 インスタンスを Windows Server AMI から起動する詳細については、Amazon EC2 Windows インスタンスの開始方法 を参照してください。

  • AWS 無料利用枠 (利用できる場合) を使用して、12 か月間無料で使用できる Windows t2.micro インスタンスを起動して使用します。AWS 無料利用枠では、新しいアプリケーションの起動や既存のアプリケーションのテストが可能で、単に AWS を実際に使ってみてどのようなものであるか確認するために使用することができます。無料利用枠の利用資格と特長の詳細については、AWS 無料利用枠製品ページを参照してください。

    重要

    通常のインスタンスを起動していて、そのまま WordPress ウェブサイトをデプロイすると、終了するまで、そのインスタンスの標準の Amazon EC2 使用料が発生します。Amazon EC2 の使用料については、Amazon EC2 製品ページを参照してください。

  • インスタンスを起動するセキュリティグループで、着信トラフィックに対してポート 80 (HTTP)、443 (HTTPS)、3389 (RDP) を開放していることを確認します。ポート 80 と 443 は、インスタンスの外部にあるコンピュータが HTTP と HTTPS で接続することを許可します。これらのポートが開放されていないと、インスタンスの外部から WordPress サイトにアクセスできません。ポート 3389 は、リモートデスクトッププロトコルを使用してインスタンスに接続できるようにします。

  • インスタンスに接続します。

Microsoft Web Platform Installer のインストール

Microsoft Web Platform Installer を使用して、サーバーに WordPress をインストールして設定できます。このツールを使用すると、ウェブアプリケーションやウェブサイトを IIS サーバーに簡単にデプロイできます。詳細については、Microsoft Web Platform Installer を参照してください。

Microsoft Web Platform Installer をインストールするには

  1. 前提条件 の条件を満たしていることを確認します。

  2. インスタンスに接続します。

  3. ウェブから必要なソフトウェアをダウンロードしてインストールできるようにするために、Internet Explorer セキュリティ強化の構成を無効にします。

    1. Server Manager を開きます。

      • Windows Server 2008 R2 で、[Server Summary] の [Security Information] セクションで、[Configure IE ESC] をクリックします。

      • Windows Server 2012 R2 の左側のペインで [Local Server] をクリックします。[Properties] ペインで [IE Enhanced Security Configuration] を見つけます。[OK] をクリックします。

    2. [Administrators] の下にある [Off] をクリックして [OK] をクリックします。

    3. Server Manager を閉じます。

    4. ウェブからのソフトウェアインストールの完了時に Internet Explorer セキュリティ強化の構成を再有効化するために、情報を書き留めておきます。

  4. Microsoft Web Platform Installer の最新バージョンをダウンロードしてインストールします。

WordPress のインストール

ここで Web Platform Installer を使用して WordPress をサーバーにデプロイします。

WordPress をインストールするには

  1. Visual C++ Redistributable for Visual Studio 2012 Update 4 以降をダウンロードおよびインストールします。

  2. Web Platform Installer を開いて [Applications] をクリックします。

  3. WordPress を選択して、[Add] をクリックし、次に [Installl] をクリックします。

  4. [Prerequisites] ページで、使用するデータベースとして MySQL を選択します。MySQL データベースの管理者パスワードとして好きなパスワードを [Password] ボックスと [Re-type Password] ボックスに入力し、[Continue] をクリックします。

    安全なパスワード作成の詳細については、https://identitysafe.norton.com/password-generator/ を参照してください。既存のパスワードを再利用しないでください。また、このパスワードは必ず安全な場所に保管してください。

  5. サードパーティー製のアプリケーションソフトウェア、Microsoft 製品 (IIS ウェブサーバーを含む)、およびコンポーネントの一覧に対して、[I Accept] をクリックします。Web Platform Installer がソフトウェアのインストールを終えると、新しいサイトを設定するよう求めるプロンプトが表示されます。

  6. [Configure] ページで、['WordPress' application name:] ボックスのデフォルトのアプリケーションを消去して、空のままにします。他のボックスのデフォルト情報はそのままにして、[Continue] をクリックします。

  7. [Yes] をクリックして、フォルダの内容が上書きされることを承認します。

セキュリティキーの設定

WordPress では、サイトの一意の認証キーと SALT 値を生成し、入力できます。これらの KEY と SALT の値は、WordPress ユーザーがローカルマシンに保存したブラウザクッキーに対する暗号化レイヤーを提供します。基本的に、ここで長くてランダムな値を指定すると、サイトのセキュリティが向上します。

セキュリティキーの詳細については、http://codex.wordpress.org/Editing_wp-config.php#Security_Keys を参照してください。

セキュリティキーを設定するには

  1. https://api.wordpress.org/secret-key/1.1/salt/ にアクセスして、ランダムに生成されるキーセット値を取得し、コピーしてインストールウィザードに貼り付けることができます。以下の手順では、メモ帳でこれらの値を変更し、Windows のインストールで使用する方法を示します。

  2. そのページのテキストをすべてクリップボードにコピーします。このテキストは、次の例のようになります。

    注記

    次の値はサンプル専用です。これらの値を実際のインストールには使わないでください。

    define('AUTH_KEY', '3#U$$+[RXN8:b^-L 0(WU_+ c+WFkI~c]o]-bHw+)/Aj[wTwSiZ<Qb[mghEXcRh-'); define('SECURE_AUTH_KEY', 'Zsz._P=l/|y.Lq)XjlkwS1y5NJ76E6EJ.AV0pCKZZB,*~*r ?6OP$eJT@;+(ndLg'); define('LOGGED_IN_KEY', 'ju}qwre3V*+8f_zOWf?{LlGsQ]Ye@2Jh^,8x>)Y |;(^[Iw]Pi+LG#A4R?7N`YB3'); define('NONCE_KEY', 'P(g62HeZxEes|LnI^i=H,[XwK9I&[2s|:?0N}VJM%?;v2v]v+;+^9eXUahg@::Cj'); define('AUTH_SALT', 'C$DpB4Hj[JK:?{ql`sRVa:{:7yShy(9A@5wg+`JJVb1fk%_-Bx*M4(qc[Qg%JT!h'); define('SECURE_AUTH_SALT', 'd!uRu#}+q#{f$Z?Z9uFPG.${+S{n~1M&%@~gL>U>NV<zpD-@2-Es7Q1O-bp28EKv'); define('LOGGED_IN_SALT', ';j{00P*owZf)kVD+FVLn-~ >.|Y%Ug4#I^*LVd9QeZ^&XmK|e(76miC+&W&+^0P/'); define('NONCE_SALT', '-97r*V/cgxLmp?Zy4zUU4r99QQ_rGs2LTd%P;|_e1tS)8_B/,.6[=UK<J_y9?JWG');
  3. [Start]、[All Programs]、[Accessories]、[Notepad] の順にクリックして、[Notepad] ウィンドウを開きます。

  4. メモ帳のウィンドウにコピーしたテキストを貼り付けます。

  5. WordPress の Windows インストールでは、キーと SALT 値にドル記号($)を使用できないため、別の文字(S など)に置き換える必要があります。[Notepad] ウィンドウで、[Edit]をクリックし、[Replace] をクリックします。

  6. [Find what] ボックスに $ を入力します。

  7. [Replace with] ボックスに S を入力します。

  8. [Replace All] をクリックして、すべてのドル記号を文字 S に置き換えます。

  9. [Replace] ウィンドウを閉じます。

  10. インストール ウィザードの対応するボックスに、[Notepad] ウィンドウから変更したキーと SALT 値を貼り付けます。たとえば、[Notepad] ウィンドウの AUTH_KEY 値を、ウィザードの [Authentication Key] ボックスに貼り付ける必要があります。

    値を囲む一重引用符やその他のテキストを含めずに、次の例のように実際の値のみを含めます。

    [Notepad] ウィンドウでは AUTH_KEY 行が次のように変更されています。

    define('AUTH_KEY', '3#USS+[RXN8:b^-L 0(WU_+ c+WFkI~c]o]-bHw+)/Aj[wTwSiZ<Qb[mghEXcRh-');

    このテキストをウィザードの [Authentication Key] ボックスに貼り付けます。

    3#USS+[RXN8:b^-L 0(WU_+ c+WFkI~c]o]-bHw+)/Aj[wTwSiZ<Qb[mghEXcRh-
  11. [Continue] および [Finish] をクリックして、Web Platform Installer ウィザードを完了します。

サイトのタイトルおよび管理者の設定

Web Platform Installer ウィザードを完了すると、ブラウザウィンドウで http://localhost/wp-admin/install.php にある WordPress インストールが開きます。このページで、サイトのタイトルや、ブログを管理する管理ユーザーを設定します。

インストールを完了するには

  1. WordPress の [Welcome] ページで次の情報を入力して [Install WordPress] をクリックします。

    フィールド
    [Site Title] WordPress サイトの名前を入力します。
    [Username] WordPress 管理者の名前を入力します。セキュリティ上の理由から、このユーザーには一意の名前を選択します。これにより、デフォルトのユーザー名である admin よりも悪用される可能性が低くなるためです。
    パスワード 強力なパスワードを入力し、確認のために再入力します。既存のパスワードを再利用しないでください。また、このパスワードは必ず安全な場所に保管してください。
    [Your E-mail] 通知に使用する E メールアドレスを入力します。
    プライバシー 検索エンジンにサイトのインデックス作成を許可する場合は、このボックスをチェックします。
  2. [Log In] をクリックします。

  3. [Log In] ページで [Username] に自分のユーザー名を、[Password] に先ほど入力したサイトのパスワードを入力します。

WordPress サイトの公開

これで WordPress ブログをローカルホストに表示できるようになりました。次はこのウェブサイトをインスタンスのデフォルトサイトとして公開し、他のユーザーが閲覧できるようにします。以下に、WordPress の設定を変更して、ローカルホストの代わりにインスタンスのパブリック DNS 名を指す手順を説明します。

WordPress サイトのデフォルト設定を指定するには

  1. インスタンスでブラウザを開き、http://localhost/wp-admin にアクセスして WordPress ダッシュボードを開きます。認証情報を求められたら、[Username] に自分のユーザー名を、[Password] にサイトのパスワードを入力します。

  2. [Dashboard] ペインで、[Settings] をクリックします。

  3. [General Settings] ページで次の情報を入力して [Save Changes] をクリックします。

    • [WordPress address (URL)] – インスタンスのパブリック DNS アドレスです。たとえば、http://ec2-203-0-113-25.compute-1.amazonaws.com のような URL になります。

      使用しているインスタンスのパブリック DNS は、Amazon EC2 コンソールを使用して取得できます (インスタンスを選択し、[Public DNS] 列を確認します。この列が表示されない場合は、[Show/Hide] アイコンをクリックして、[Public DNS] を選択します)。

    • [Site address (URL)] – [WordPress address (URL)] に設定したものと同じ、インスタンスのパブリック DNS アドレスです。

  4. 新しいサイトを表示するには、WordPress をホストしているインスタンス以外のコンピュータでブラウザを開き、ウェブアドレスフィールドにインスタンスのパブリック DNS アドレスを入力します。WordPress サイトが表示されます。

おめでとうございます。Windows インスタンス上に WordPress サイトをデプロイできました。

次のステップ

このインスタンスの必要がなくなったら、このインスタンスを削除して、課金を停止できます。詳細については、「インスタンスのクリーンアップ」を参照してください。

WordPress ブログが人気になり処理能力やストレージを増やす必要がある場合は、次のステップを検討してください。

WordPress の詳細については、http://codex.wordpress.org/ にある WordPress Codex ヘルプ文書を参照してください。 インストールのトラブルシューティングについては、http://codex.wordpress.org/Installing_WordPress#Common_Installation_Problems を参照してください。WordPress ブログのセキュリティ向上の詳細については、http://codex.wordpress.org/Hardening_WordPress を参照してください。WordPress ブログを最新状態に維持する方法についての詳細は、http://codex.wordpress.org/Updating_WordPress を参照してください。