インスタンス全体の統計の集約 - Amazon Elastic Compute Cloud

インスタンス全体の統計の集約

集約された統計は、詳細モニタリングが有効になっているインスタンスで利用が可能です。基本モニタリングを使用するインスタンスは集約されません。インスタンス全体から集約された統計情報を取得するには、詳細モニタリングを事前に有効化し、1 分間隔でデータが提供されるようにしておく必要があります (追加料金がかかります)。

Amazon CloudWatch は、AWS リージョンをまたがってデータを集約することはできません。メトリクスは、リージョン間で完全に独立しています。

この例では、EC2 インスタンスの平均 CPU 使用率を取得するために詳細モニタリングを使用する方法について示します。ディメンションを指定していないため、CloudWatch は、AWS/EC2 名前空間にある全ディメンションの統計を返します。

重要

AWS 名前空間にあるすべてのディメンションを取得するこの手法は、Amazon CloudWatch に発行するカスタム名前空間では機能しません。カスタム名前空間の場合、データポイントを含む統計を取得するには、そのデータポイントに関連付けられたディメンション一式をすべて指定する必要があります。

インスタンスの平均 CPU 使用率を表示するには (コンソール)
  1. CloudWatch コンソール (https://console.aws.amazon.com/cloudwatch/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで [Metrics (メトリクス)] を選択します。

  3. [EC2] 名前空間を選択して、[Across All Instances] を選択します。

  4. [CPUUtilization] を含む行を選択します。すべての EC2 インスタンスのメトリクスがグラフとして表示されます。グラフに名前を付けるには、鉛筆アイコンを選択します。時間範囲を変更するには、事前定義済みの値を選択するか、[custom] を選択します。

    
              複数の EC2 インスタンスで集約されるメトリクス
  5. メトリクスの統計または期間を変更するには、[Graphed metrics] タブを選択します。列見出しまたは個々の値を選択し、次に異なる値を選択します。

複数のインスタンスの平均 CPU 使用率を取得するには (AWS CLI)

次のように get-metric-statistics コマンドを使用し、インスタンス全体の平均 [CPUUtilization] メトリクスを取得します。

aws cloudwatch get-metric-statistics \ --namespace AWS/EC2 \ --metric-name CPUUtilization \ --period 3600 --statistics "Average" "SampleCount" \ --start-time 2022-10-11T23:18:00 \ --end-time 2022-10-12T23:18:00

出力例を次に示します。

{ "Datapoints": [ { "SampleCount": 238.0, "Timestamp": "2022-10-12T07:18:00Z", "Average": 0.038235294117647062, "Unit": "Percent" }, { "SampleCount": 240.0, "Timestamp": "2022-10-12T09:18:00Z", "Average": 0.16670833333333332, "Unit": "Percent" }, { "SampleCount": 238.0, "Timestamp": "2022-10-11T23:18:00Z", "Average": 0.041596638655462197, "Unit": "Percent" }, ... ], "Label": "CPUUtilization" }