Dedicated Hosts - Amazon Elastic Compute Cloud

Dedicated Hosts

Amazon EC2 Dedicated Host は、EC2 インスタンス容量を利用したお客様専用の物理サーバーです。Dedicated Hosts により、Windows Server、Microsoft SQL Server、SUSE および Linux Enterprise Server を含むソフトウェアのライセンスを、既存のソケット単位、コア単位または VM 単位で活用できるようになります。

Dedicated Hosts でサポートされている設定については、「Dedicated Hosts 構成表」を参照してください。

Dedicated Hosts と ハードウェア専有インスタンス の違い

Dedicated Hosts と ハードウェア専有インスタンス のどちらを使用しても、お客様専用の物理サーバーに Amazon EC2 インスタンスを起動することができます。

ハードウェア専有インスタンス と Dedicated Hosts のインスタンスの間に、パフォーマンス、セキュリティ、または物理的な違いはありません。ただし、この 2 つの間にはいくつかの違いがあります。次のテーブルでは、Dedicated Hosts と ハードウェア専有インスタンス の主な違いをいくつか紹介します。

Dedicated Host Dedicated Instance

請求

ホストごとの請求

インスタンスごとの請求

ソケット、コア、ホスト ID の可視性

ソケットと物理コアの数が見える

可視性なし

ホストおよびインスタンスアフィニティ

インスタンスを同じ物理サーバーに徐々にデプロイし続けることができる

サポート外

ターゲットを絞ったインスタンスの配置

インスタンスを物理サーバーに配置する方法についての可視性と制御が高い

サポート外

インスタンスの自動復旧

サポート対象。詳細については、「ホスト復旧」を参照してください。

サポート対象

Bring-Your-Own-License (BYOL)

サポート対象

サポート外

自分のライセンスの使用

Dedicated Hosts を利用すると、ソフトウェアライセンスを、既存のソケット単位、コア単位、または VM 単位で使用できます。自分のライセンスを使用する場合、お客様は自分のライセンスを管理する責任があります。ただし、Amazon EC2 ではインスタンスアフィニティやターゲットを絞ったプレイスメントなど、ライセンスのコンプライアンスを維持するための機能を利用できます。

自分のボリュームライセンスマシンのイメージを Amazon EC2 で使用するための一般的な手順を以下に示します。

  1. マシンイメージの使用を制御するライセンス条件が、仮想化クラウド環境での使用を許可していることを確認します。Microsoft ライセンスの詳細については、「Amazon Web Services and Microsoft Licensing」を参照してください。

  2. マシンイメージを Amazon EC2 内で使用できることを確認したら、VM Import/Export を使用してインポートします。マシンイメージをインポートする方法については、VM Import/Export ユーザーガイドを参照してください。

  3. マシンイメージをインポートしたら、自分のアカウント内のアクティブな Dedicated Hosts で、そのイメージからインスタンスを起動できます。

  4. オペレーティングシステムによっては、これらのインスタンスを実行する際、自分の KMS サーバー (Windows Server や Windows SQL Server など) で、これらのインスタンスをアクティブにすることが必要になる場合があります。インポートした Windows AMI を、Amazon Windows KMS サーバーに対して有効化することはできません

注記

イメージが AWS 内でどのように使用されているかを追跡するには、AWS Config でホストの記録を有効にします。AWS Config では、Dedicated Hosts での設定の変更を記録したり、その出力をライセンスレポートのデータソースとして使用したりすることができます。詳細については、「設定の変更の追跡」を参照してください。

Dedicated Host のインスタンスのキャパシティー

T3A1C5M5R5C5nR5n、および M5n の各インスタンスファミリーでは、同一の Dedicated Host 上で複数のインスタンスサイズを使用する機能がサポートされています。他のインスタンスファミリーでは、1 つの Dedicated Host 内で、1 つのインスタンスサイズのみを使用します。

例えば、R5 Dedicated Host を割り当てた場合には、提供される 2 つのソケットと 48 の物理コアにより、r5.2xlarger5.4xlarge などのさまざまなインスタンスサイズを実行できるようになります。インスタンスサイズの種類は、ホストに関連付けられたコア容量に達するまで追加できます。ただし、各インスタンスサイズで実行可能な上限のインスタンス数は、インスタンスファミリーごとに異なります。例えば、R5 Dedicated Host では、32 個の物理コアを使用する r5.8xlarge インスタンスが、最大 2 個までサポートされます。さらに、ホストのコア容量を使い切るために、別のサイズの R5 インスタンスを追加して使用できます。各インスタンスファミリーでサポートされているインスタンスサイズの数については、「Dedicated Hosts 構成表」を参照してください。

次の表は、Dedicated Host で実行できるさまざまなインスタンスサイズの組み合わせの例を示しています。

インスタンスファミリー インスタンスサイズの組合せ例

R5

  • 具体例 1: 4 x r5.4xlarge + 4 x r5.2xlarge

  • 具体例 2: 1 x r5.12xlarge + 1 x r5.4xlarge + 1 x r5.2xlarge + 5 x r5.xlarge + 2 x r5.large

C5

  • 具体例 1: 1 x c5.9xlarge + 2 x c5.4xlarge + 1 x c5.xlarge

  • 具体例 2: 4 x c5.4xlarge + 1 x c5.xlarge + 2 x c5.large

M5

  • 具体例 1: 4 x m5.4xlarge + 4 x m5.2xlarge

  • 具体例 2: 1 x m5.12xlarge + 1 x m5.4xlarge + 1 x m5.2xlarge + 5 x m5.xlarge + 2 x m5.large

Dedicated Hostsでサポートされる、インスタンスファミリーとインスタンスサイズ設定の詳細については、「Dedicated Hosts 構成表」を参照してください

専用ホストでのT3インスタンスのバースト

Dedicated Hostsは、バースト可能なパフォーマンス T3 インスタンスをサポートします。T3 インスタンスは、対象の BYOL ライセンスソフトウェアを専用ハードウェアで使用するためのコスト効率の高い方法を提供します。T3 インスタンスの vCPU フットプリントは小さいため、ワークロードをより少ないホストに統合し、コアごとのライセンスの使用率を最大化できます。

T3 Dedicated Hosts は、CPU 使用率が低~中程度の BYOL ソフトウェアを実行するのに最適です。これには、Windows Server、Windows Desktop、SQL Server、SUSE Enterprise Linux Server、Red Hat Enterprise Linux、Oracle Databaseなどの適格なソケットごと、コアごと、またはVMごとのソフトウェアライセンスが含まれます。T3 Dedicated Hosts に適したワークロードの例としては、小中規模のデータベース、仮想デスクトップ、開発/テスト環境、コードリポジトリ、製品プロトタイプなどがあります。T3 Dedicated Hosts は、CPU 使用率が高いワークロードや、相関する CPU バーストが同時に発生するワークロードには推奨されません。

Dedicated Hosts 上の T3 インスタンスは、共有テナンシーハードウェア上の T3 インスタンスと同じクレジットモデルを使用します。ただし、それらはstandardクレジットモードのみです。unlimitedクレジットモードはサポートしていません。standardモードでは、専用ホストのT3インスタンスは、共有テナンシーハードウェアのバースト可能なインスタンスと同じ方法で、クレジットを獲得支出、および発生します。バーストパフォーマンスインスタンスは、ベースラインレベルの CPU パフォーマンスを提供しながら、必要に応じてバーストする機能を備えています。ベースラインより上にバーストする場合、インスタンスは CPU クレジット残高に蓄積されたクレジットを消費します。発生したクレジットが枯渇すると、CPU 使用率はベースラインレベルまで低下します。standardモードの詳細については、「スタンダードのバーストパフォーマンスインスタンスの仕組み」を参照してください。

T3 Dedicated Hosts は、Amazon EC2 Dedicated Hosts が提供するすべての機能をサポートします。これには、1 つのホスト上の複数のインスタンスサイズ、ホストリソースグループ、および BYOL が含まれます。

サポートされる T3 インスタンスのサイズと構成

T3 Dedicated Hosts は、ベースライン CPU パフォーマンスと、必要に応じてより高いレベルまでバーストする機能を提供することにより、ホストの CPU リソースを共有する汎用バースト可能な T3 インスタンスを実行します。これにより、48 個のコアを持つ T3 Dedicated Host は、ホストあたり最大 192 個のインスタンスをサポートできます。ホストのリソースを効率的に利用し、最高のインスタンスパフォーマンスを提供するために、Amazon EC2 インスタンス配置アルゴリズムは、ホスト上で起動できるサポートされているインスタンス数とインスタンスサイズの組み合わせを自動的に計算します。

T3 Dedicated Host は、同じホストで複数のインスタンスタイプをサポートします。Dedicated Hosts では、すべての T3 インスタンスがサポートされています。ホストの CPU 制限まで、T3 インスタンスのさまざまな組み合わせを実行できます。

次の表は、サポートされているインスタンスタイプのリストと、各インスタンスタイプのパフォーマンスのサマリー、および起動可能な各サイズのインスタンスの最大数を示しています。

インスタンスタイプ vCPU メモリ (GiB) vCPU あたりのベースライン CPU 使用率 ネットワークバースト帯域幅 (Gbps) Amazon EBS バースト帯域幅 (Mbps) Dedicated Host あたりの最大インスタンス数
t3.nano 2 0.5 5% 5 最大 2,085 192
t3.micro 2 1 10% 5 最大 2,085 192
t3.small 2 2 20% 5 最大 2,085 192
t3.medium 2 4 20% 5 最大 2,085 192
t3.large 2 8 30% 5 2,780 96
t3.xlarge 4 16 40% 5 2,780 48
t3.2xlarge 8 32 40% 5 2,780 24

T3 Dedicated Host の CPU 使用率の監視

DedicatedHostCPUUtilization Amazon CloudWatchメトリックスを使用して、Dedicated Host の vCPU 使用率を監視できます。メトリクスは、EC2名前空間およびPer-Host-Metricsディメンションで利用可能です。詳細については、「Dedicated Hostsメトリクス」を参照してください。

Dedicated Hosts の制約事項

Dedicated Hosts を割り当てる際は、次の制限と制約に注意してください。

  • Dedicated Hosts で RHEL、SUSE Linux、SQL Server を実行するには、独自の AMI を使用する必要があります。AWS が提供している、あるいは AWS Marketplace から入手が可能な RHEL、SUSE Linux、SQL Server の AMI は、Dedicated Hosts では使用できません。独自の AMI を作成する方法の詳細については、「自分のライセンスの使用」を参照してください。

    この制限は、ハイメモリインスタンス (u-6tb1.metalu-9tb1.metalu-12tb1.metalu-18tb1.metal、および u-24tb1.metal) に割り当てられたホストには適用されません。AWS によって提供される、または AWS Marketplace で利用できる RHEL および SUSE Linux AMI は、これらのホストで使用できます。

  • リージョンごとに、インスタンスファミリーあたり最大 2 つのオンデマンド Dedicated Hosts を割り当てることができます。制限値を引き上げることもできます。Amazon EC2Dedicated Hosts の割り当て制限の引き上げを申請してください

  • Dedicated Host で実行されるインスタンスは、VPC でのみ起動できます。

  • Auto Scaling グループは、ホストリソースグループを指定する起動テンプレートを使用する場合にサポートされます。詳細については、Amazon EC2 Auto Scaling ユーザーガイドの「Auto Scaling グループの起動テンプレートの作成」を参照してください。

  • Amazon RDS インスタンスはサポートされません。

  • AWS 無料利用枠は Dedicated Hosts ではご使用になれません。

  • インスタンスのプレイスメント制御は、Dedicated Hosts でのインスタンスの起動管理を表します。Dedicated Hosts をプレイスメントグループで起動することはできません。

料金と請求

Dedicated Host の料金は支払いオプションごとに異なります。

オンデマンド Dedicated Hosts

アカウントに Dedicated Host を割り当てると、自動的にオンデマンド請求がアクティブになります。

Dedicated Host のオンデマンド価格は、インスタンスファミリーとリージョンによって異なります。起動するインスタンスの数量やサイズに関係なく、アクティブな Dedicated Host に対して 1 秒あたり (最低 60 秒) の料金が発生します。オンデマンド料金の詳細については、「Amazon EC2 Dedicated Hosts オンデマンド料金」を参照してください。

オンデマンド Dedicated Host はいつでも解放して、料金の発生を止めることができます。Dedicated Host の解放の詳細については、「Dedicated Hosts の解放」を参照してください。

Dedicated Host Reservations

Dedicated Host の予約 では、オンデマンド Dedicated Hosts の実行と比べて請求の割引が得られます。予約は、3 つの支払いオプションで利用できます。

  • 前払いなし — 前払いなしの予約では、期間内の Dedicated Host の使用に対して割引があり、前払い料金は必要ありません。1 年および 3 年契約で利用できます。前払いなしの予約での 3 年契約は、一部のインスタンスファミリーのみでサポートされます。

  • 一部前払い — 予約の一部を前払いする必要があり、期間内の残りの時間は割引された時間料金で請求されます。1 年および 3 年契約で利用できます。

  • 全額前払い — 実質的に最低価格で利用できます。1 年および 3 年契約で利用でき、期間中のすべてのコストが含まれます。それ以外の料金は発生しません。

予約を購入するには、アカウントでアクティブな Dedicated Hosts が必要です。各予約では、単一のアベイラビリティーゾーンで同じインスタンスファミリーをサポートしている、複数のホストに対応できます。予約は、インスタンスサイズではなくホストのインスタンスファミリーに適用されます。インスタンスサイズが異なる 3 つの Dedicated Hosts (m4.xlargem4.medium、および m4.large) がある場合、1 つの m4 予約をこれらすべての Dedicated Hosts に関連付けることができます。予約のインスタンスファミリーとアベイラビリティーゾーンは、関連付ける Dedicated Host のインスタンスファミリーとアベイラビリティーゾーンに一致させる必要があります。

予約が Dedicated Host に関連付けられている場合、Dedicated Host は予約期間が終了するまで解放できません。

予約の料金の詳細については、「Amazon EC2 Dedicated Hosts 料金表」を参照してください。

Savings Plans

Savings Plans は、オンデマンドインスタンスと比べて大幅に料金を節約できる柔軟な料金モデルです。Savings Plans は、1〜3 年間は時間あたりの USD 建て料金で一定量の使用を継続するという確約を条件とする割引プランです。これによって、特定のDedicated Hostを使用することをコミットせずに、ニーズに最も適したDedicated Hostsを使用して、コストを削減し続ける柔軟性が得られます。詳細については、AWS Savings Plans ユーザーガイドをご参照ください。

Dedicated Hosts での Windows サーバーの料金

Microsoft のライセンス条項に抵触しなければ、お手元にすでにある Windows Server や SQL Server のライセンスを Dedicated Hosts に移すことができます。ご自分のライセンスを使用する場合、追加のソフトウェア使用料は発生しません。

さらに、Amazon が提供する Windows Server AMI を使用して、最新バージョンの Windows Server を Dedicated Hosts で実行できます。これは、Dedicated Hosts 上で実行できる既存の SQL Server のライセンスは持っているが、SQL Server ワークロードを実行するために Windows Server を必要としている場合に、広く見られることです。Amazon が提供する Windows Server AMI のサポートは、現行のインスタンスタイプにのみ適用されます。詳細については、Amazon EC2 Dedicated Hosts の料金を参照してください。