CPU オプションの最適化
Amazon EC2 インスタンスは、単一の Intel Xeon CPU コアで同時に複数のスレッドを実行できるマルチスレッドをサポートしています。各スレッドは、インスタンスの仮想 CPU (vCPU) として表されます。インスタンスには、インスタンスタイプによって異なるデフォルト数の CPU コアがあります。例えば、m5.xlarge
インスタンスタイプには 2 つの CPU コアがあり、デフォルトでは各コアごとに 2 つのスレッドの合計で 4 つの vCPU があります。—
注記
各 vCPU は、T2 インスタンスと 64 ビットARM プラットフォーム (AWS Graviton2 プロセッサを搭載したインスタンスや Apple Silicon Mac インスタンスなど) を除く、CPU コアのスレッドです。
ほとんどの場合、ワークロードに適したメモリと vCPU 数を組み合わせた Amazon EC2 インスタンスタイプがあります。ただし、特定のワークロードまたはビジネスのニーズに合わせて、インスタンスを最適化するために以下の CPU オプションを指定できます。
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CPU コア数: インスタンスの CPU コア数をカスタマイズできます。これによって、大量のメモリを使用するワークロード用に十分な RAM 量がありながら、少ない CPU コアのインスタンスのソフトウェアのライセンスコストを最適化することにつながります。
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コア別のスレッド: マルチスレッドを無効化するには、CPU コアごとに 1 つのスレッドを指定できます。高性能コンピューティング (HPC) のワークロードのような特定のワークロードでこれを使用できます。
この CPU オプションはインスタンスの起動時に指定できます。CPU オプションの指定には、追加あるいは割引課金はありません。デフォルト CPU オプションで起動したインスタンスと同じように課金されます。