スポットフリートでのオンデマンド - Amazon Elastic Compute Cloud

スポットフリートでのオンデマンド

インスタンス容量を常に確保するには、オンデマンド容量のリクエストをスポットフリートリクエストに含めることができます。スポットフリートリクエストでは、希望するターゲット容量と、その容量のうちオンデマンドである必要がある量を指定します。このバランスは、利用可能な Amazon EC2 キャパシティーと可用性がある場合に起動されるスポットキャパシティーで構成されます。例えば、スポットフリートのリクエストで、ターゲット容量を 10、オンデマンド容量を 8 と指定した場合、Amazon EC2 は 8 容量ユニットをオンデマンドとして、2 容量ユニット (10-8=2) をスポットとして起動します。

オンデマンド容量に基づくインスタンスタイプの優先順位付け

スポットフリートがオンデマンド容量を満たそうとする場合、デフォルトで、最低価格のインスタンスタイプを最初に起動します。OnDemandAllocationStrategyprioritized に設定すると、スポットフリートは優先順位に従って、オンデマンド容量を満たすために最初に使用するインスタンスタイプを決定します。

優先度は起動テンプレートの上書きに割り当てられ、最も高い優先度が最初に起動されます。

例: インスタンスタイプの優先付け

例えば、3 つの起動テンプレートの上書きに、それぞれ異なるインスタンスタイプを設定したとします。

インスタンスタイプのオンデマンド料金は、幅があります。以下は、この例で使用しているインスタンスタイプで、料金の安いものから順に並んでいます。

  • m4.large — 最も安い

  • m5.large

  • m5a.large

優先度を使って順番を決めない場合、フリートは、最も安いインスタンスタイプから始めてオンデマンドの容量を満たします。

ただし、最初に使用する m5.large リザーブドインスタンスが未使用である場合、次のように、インスタンスタイプが優先度順に使われるように、起動テンプレートの、上書きの優先度を設定できます。

  • m5.large – 優先度 1

  • m4.large – 優先度 2

  • m5a.large – 優先度 3