ステップスケーリングポリシー
Amazon ECS サービスの Auto Scaling は Application Auto Scaling ステップスケーリングポリシーの使用をサポートしていますが、代わりにターゲット追跡ポリシーを使用することをお勧めします。たとえば、CPU 使用率が特定のレベルを下回ったまたは上回ったときにサービスをスケーリングする場合は、Amazon ECS によって提供される CPU 使用率メトリクスに基づいてターゲット追跡スケーリングポリシーを作成します。詳細については、「ターゲット追跡スケーリングポリシー」を参照してください。
ステップスケーリングポリシーを使用して、スケーリングプロセスを開始する CloudWatch アラームを作成および管理します。ターゲット追跡アラームがユースケースで機能しない場合は、ステップスケーリングを使用できます。また、高度なスケーリングポリシー設定に、ターゲット追跡スケーリングをステップスケーリングと共に使用することもできます。たとえば、必要に応じて、使用率が一定のレベルに達したときにより積極的なレスポンスを設定できます。
ステップスケーリングポリシーを作成するときは、アラーム超過のサイズに基づいてインスタンス数を動的にスケーリングする 1 つ以上のステップ調整値を指定します。各ステップ調整値は、次のように指定します。
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メトリクス値の下限
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メトリクス値の上限
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スケーリング調整タイプに基づいてスケールする量
CloudWatch は、CloudWatch アラームに関連付けられたメトリクスの統計に基づいて、メトリクスデータポイントを集計します。アラームに違反すると、適切なスケーリングポリシーが呼び出されます。Application Auto Scaling は、Raw メトリクスデータではなく、CloudWatch からの最新のメトリクスデータポイントに集計タイプを適用します。ステップ調整によって定義された上限と下限に対して、この集約メトリクス値を比較することにより、実行するステップ調整が決定されます。