モニタリングすべきメトリクス
次の CloudWatch メトリクスは、ElastiCache パフォーマンスを把握するのに役立ちます。ほとんどの場合、パフォーマンスの問題が発生する前に修正作業を行うことができるように、これらのメトリクスに CloudWatch アラームを設定することをお勧めします。
CPUUtilization (CPU使用度)
パーセント単位でレポートされるホストレベルのメトリクスです。詳細については、「ホストレベルのメトリクス」を参照してください。
Memcached はマルチスレッドのため、このメトリクスは約 90% です。このしきい値を超えた場合、より大きいキャッシュノードタイプを使用してキャッシュクラスターをスケールするか、さらにキャッシュノードを追加してスケールアウトしてください。
SwapUsage
バイト単位でレポートされるホストレベルのメトリクスです。詳細については、「ホストレベルのメトリクス」を参照してください。
FreeableMemory
CloudWatch メトリクスが 0 に近い (つまり 100 MB 未満) または SwapUsage
メトリクスが FreeableMemory
メトリクスより大きい場合、ノードがメモリプレッシャーを受けていることを示します。このような場合には、ConnectionOverhead パラメータ値を大きくすることをお勧めします。
Evictions
これは、キャッシュエンジンのメトリクスです。アプリケーションニーズに基づいてこのメトリクスの独自のアラームしきい値を決定することをお勧めします。
選択したしきい値を超過した場合、大きいノードタイプを使用してクラスターをスケールするか、さらにノードを追加してスケールアウトしてください。
CurrConnections
これは、キャッシュエンジンのメトリクスです。アプリケーションニーズに基づいてこのメトリクスの独自のアラームしきい値を決定することをお勧めします。
CurrConnections の値が大きくなった場合、アプリケーションに問題があることを示している可能性があります。アプリケーション動作を調査してこの問題を解決する必要があります。