自動バックアップの保持 - Amazon Aurora

自動バックアップの保持

プロビジョニングされたクラスター、または Aurora Serverless v2 DB クラスターを削除するとき、自動バックアップを保持できます。これにより、クラスターが削除された後でも、バックアップ保持期間内の特定の時点に DB クラスターを復元できます。

保持されている自動バックアップには、DB クラスターからのシステムスナップショットとトランザクションログが含まれています。また、アクティブなクラスターに復元するために必要な DB インスタンスクラスなどの DB クラスタープロパティも含まれます。

AWS Management Console、RDS API、および AWS CLI を使用すると、保持されている自動バックアップを復元または削除できます。

注記

Aurora Serverless v1 DB クラスターの自動バックアップを保持することはできません。

保持期間

保持されている自動バックアップ内のシステムスナップショットとトランザクションログは、ソース DB クラスターの期限切れと同じ方法で期限切れになります。ソースクラスターの保持期間の設定は、自動バックアップにも適用されます。このクラスター用に作成された新しいスナップショットやログはないため、保持されている自動バックアップは最終的には完全に期限切れになります。保持期間が終了した後も、手動の DB クラスタースナップショットは引き続き保持されますが、自動バックアップはすべて期限切れになります。

コンソール、AWS CLI、または RDS API を使用して、保持されている自動バックアップを削除できます。詳細については、「Amazon Aurora の保持されている自動バックアップの削除」を参照してください。

保持されている自動バックアップとは異なり、最終スナップショットには有効期限がありません。自動バックアップを保持しているとしても、最終スナップショットを作成しておくことを強くお勧めします。保持されている自動バックアップは最終的に期限切れになるためです。

保持コスト

各 Aurora DB クラスターの Aurora データベースの総ストレージの 100% までのバックアップストレージには追加料金はかかりません。また、DB クラスターを削除した後も自動バックアップを保持する場合、最大 1 日分の追加料金は発生しません。2 日以上保持しているバックアップには料金がかかります。

トランザクションログまたはインスタンスメタデータには追加料金はかかりません。バックアップのその他の料金ルールはすべて、復元可能なクラスターに適用されます。詳細については、「Amazon Aurora 料金」ページを参照してください。

自動バックアップ削除の防止

Amazon RDS は自動スナップショットをいくつかの状況で削除します。

  • 保持期間の終了時。

  • DB クラスターの自動スナップショットを無効にした場合。

  • DB クラスターを削除した場合。

自動スナップショットをより長期間保持したい場合は、コピーを手動スナップショットとして作成しすると、削除するまで保持されます。デフォルトのストレージ領域を超える場合、手動スナップショットにAmazon RDS ストレージコストが適用される場合があります。

DB クラスタースナップショットのコピーの詳細については、「DB クラスタースナップショットのコピー」を参照してください。

バックアップストレージコストの詳細については、「Amazon RDS の料金」を参照してください。

制限事項

保持されている自動バックアップには、次の制限が適用されます。

  • 1 つの AWS リージョンで保持できる自動バックアップの最大数は 40 個です。DB クラスターのクォータには含まれません。同時に最大 40 個の DB クラスターを実行し、40 個の DB インスタンスを実行し、40 個の DB クラスターの自動バックアップを保持できます。

    詳細については、「Amazon Aurora のクォータ」を参照してください。

  • 保持されている自動バックアップには、パラメータグループまたはオプショングループについての情報は含まれません。

  • 削除したクラスターを、削除時の保持期間内のポイントインタイムに復元できます。

  • 保持されている自動バックアップは、ソースインスタンスを削除した時点で存在していたシステムバックアップ、トランザクションログ、および DB クラスターのプロパティで構成されているため、変更できません。