Amazon RDS Data API (AWS PrivateLink) の Amazon VPC エンドポイントの作成 - Amazon Aurora

Amazon RDS Data API (AWS PrivateLink) の Amazon VPC エンドポイントの作成

Amazon VPC を使用すると、Aurora DB クラスターやアプリケーションなどの AWS リソースを Virtual Private Cloud (VPC) 内に起動できます。AWS PrivateLink は、VPC と AWS のサービス間の プライベート接続を、Amazon ネットワーク上で高い安全性とともに提供します。AWS PrivateLink を使用すると、Amazon VPC エンドポイントを作成できます。これにより、Amazon VPC に基づいて、異なるアカウントと VPC のサービスに接続することが可能になります。AWS PrivateLink の詳細については、Amazon Virtual Private Cloud ユーザーガイドの「VPC エンドポイントサービス (AWS PrivateLink)」を参照してください。

Amazon VPC エンドポイントを使用して RDS Data API (Data API) を呼び出すことができます。Amazon VPC エンドポイントを使用することで、パブリック IP アドレスなしで Amazon VPC 内のアプリケーションと AWS ネットワーク内の Data API 間のトラフィックを維持できます。Amazon VPC エンドポイントは、公共のインターネット接続の制限に関連するコンプライアンスおよび規制要件を満たすのに役立ちます。例えば、Amazon VPC エンドポイントを使用する場合、Amazon EC2 インスタンスで実行されているアプリケーションと、それらを含む VPC 内の Data API 間のトラフィックを維持できます。

Amazon VPC エンドポイントを作成したら、アプリケーションでコードや設定を変更せずに、エンドポイントの使用をスタートできます。

Data API に Amazon VPC エンドポイントを作成するには
  1. AWS Management Console にサインインして、Amazon VPC コンソール (https://console.aws.amazon.com/vpc/) を開きます。

  2. [ エンドポイント] を選択し、[エンドポイントの作成] を選択します。

  3. [エンドポイントの作成] ページの [サービスカテゴリ] で [AWS サービス] を選択します。[サービス名] で、[rds-data] を選択します。

    Data API の Amazon VPC エンドポイントを作成する
  4. [VPC] の場合は、VPC を選択してエンドポイントを作成します。

    Data API コールを行うアプリケーションを含む VPC を選択します。

  5. [サブネット] で、アプリケーションを実行している AWS のサービスによって使用される各アベイラビリティーゾーン (AZ) のサブネットを選択します。

    Amazon VPC エンドポイントのサブネットを選択する

    Amazon VPC エンドポイントを作成するには、エンドポイントにアクセスできるプライベート IP アドレスの範囲を指定します。これを行うには、各アベイラビリティーゾーンのサブネットを選択します。これにより、VPC エンドポイントは各アベイラビリティーゾーンに固有のプライベート IP アドレス範囲に制限され、各アベイラビリティーゾーンに Amazon VPC エンドポイントが作成されます。

  6. [DNS 名を有効にする] で、[このエンドポイントで有効にする] を選択します。

    Amazon VPC エンドポイントの DNS 名を有効にする

    プライベート DNS は、スタンダードの Data API DNS ホスト名 (https://rds-data.region.amazonaws.com) を、Amazon VPC エンドポイントに固有の DNS ホスト名に関連付けられたプライベート IP アドレスに解決します。その結果、Data API エンドポイント URL を更新するためのコードや設定を変更せずに、AWS CLI または AWS SDK を使用して Data API VPC エンドポイントにアクセスできます。

  7. セキュリティグループで、Amazon VPC エンドポイントに関連付けるセキュリティグループを選択します。

    アプリケーションを実行している AWS のサービスへのアクセスを許可するセキュリティグループを選択します。例えば、Amazon EC2 インスタンスでアプリケーションを実行している場合は、Amazon EC2 インスタンスへのアクセスを許可するセキュリティグループを選択します。セキュリティグループを使用すると、VPC 内のリソースから Amazon VPC エンドポイントへのトラフィックを制御できます。

  8. [ポリシー] で [フルアクセス] を選択すると、Amazon VPC 内部の誰でもこのエンドポイントを介して Data API にアクセスできるようになります。または、[カスタム] を選択して、アクセスを制限するポリシーを指定します。

    [カスタム] を選択した場合は、ポリシー作成ツールでポリシーを入力します。

  9. [エンドポイントの作成] を選択します。

エンドポイントを作成したら、AWS Management Console でリンクを選択して、エンドポイントの詳細を表示します。

Amazon VPC エンドポイントの詳細へのリンク

エンドポイントの [Details (詳細)] タブには、Amazon VPC エンドポイントの作成中に生成された DNS ホスト名が表示されます。

Amazon VPC エンドポイントの詳細へのリンク

スタンダードエンドポイント (rds-data.region.amazonaws.com) または VPC 固有のエンドポイントの 1 つを使用して、Amazon VPC 内の Data API を呼び出すことができます。スタンダード Data API エンドポイントは、自動的に Amazon VPC エンドポイントにルーティングします。このルーティングは、Amazon VPC エンドポイントの作成時にプライベート DNS ホスト名が有効になったために発生します。

Data API コールで Amazon VPC エンドポイントを使用すると、アプリケーションと Data API 間のすべてのトラフィックは、それらを含む Amazon VPC に残ります。Amazon VPC エンドポイントは、任意のタイプの Data API コールに使用できます。Data API を呼び出す方法については、「Amazon RDS Data API の呼び出し」を参照してください。