コンソールでの Amazon S3 Storage Lens の使用
Amazon S3 ストレージレンズは、オブジェクトストレージの使用状況とアクティビティを組織全体で可視化するために使用できるクラウドストレージ分析機能です。S3 ストレージレンズメトリクスを使用することで、組織全体でどれだけのストレージがあるか、または最も急速に成長しているバケットとプレフィックスは何かなどの、要約されたインサイトを生成できます。S3 ストレージレンズメトリクスを使用して、コスト最適化の機会を特定し、データ保護とセキュリティのベストプラクティスを実装し、アプリケーションワークロードのパフォーマンスを向上させることもできます。例えば、S3 ライフサイクルルールがないバケットを特定して、7 日以上経過した未完了のマルチパートアップロードを有効期限切れにできます。また、S3 レプリケーションや S3 バージョニング使用など、データ保護のベストプラクティスに従っていないバケットを特定することもできます。また、S3 ストレージレンズは、メトリクスを分析して、ストレージコストを最適化し、データ保護に関するベストプラクティスを適用するために使用できるコンテキストに応じた推奨事項を提供します。
S3 ストレージレンズはメトリクスを集約し、Amazon S3 コンソールの [Buckets] (バケット) ページの [Account snapshot] (アカウントスナップショット) セクションにこの情報を表示します。S3 Storage Lens は、インサイトと傾向を可視化したり、外れ値にフラグ付けしたり、ストレージコストの最適化やデータ保護のベストプラクティスの適用に関するレコメンデーション事項を受け取ったりするために使用できるインタラクティブダッシュボードも提供します。ダッシュボードには、組織、アカウント、AWS リージョン、バケット、オブジェクト、またはプレフィックス、または Storage Lens グループレベルでインサイトを生成して可視化できる、ドリルダウンオプションが用意されています。1 日 1 回のメトリクスのエクスポートを CSV 形式または Parquet 形式で S3 バケットに送信することもできます。
注記
ダッシュボード構成への更新が正確に表示または視覚化されるまでに最大 48 時間かかる場合があります。