App Mesh プレビューチャネル

App Mesh プレビューチャネルは、us-west-2 リージョンで提供される App Mesh サービスの明確なバリアントです。プレビューチャネルでは、今後開発される機能を公開し、お客様にお試しいただくものです。プレビューチャネルの機能を利用することで、GitHub を介してフィードバックを提供し、機能の動作を形成することができます。プレビューチャネルで機能が完成し、必要な統合とチェックがすべて完了すると、本番環境の App Mesh サービスへと移行します。

AWS App Mesh プレビューチャネルは、ベータサービスです、したがって、AWS サービス規約で定義されているように、すべての機能はプレビューです。お客様のプレビューチャネルへの参加は、AWS および AWS のサービス規約、特にユニバーサルサービスおよびベータサービス参加規約への同意に準拠して機密保持されます。

プレビューチャネルについて、よくあるご質問を次の通りです。

プレビューチャネルとは何ですか？

プレビューチャネルは、サービスの新機能を一般に公開する前にお客様が試用し、フィードバックを提供していただけるようにするパブリックサービスエンドポイントです。プレビューチャネルのサービスエンドポイントは、標準の本番稼働エンドポイントとは別のものです。エンドポイントとのやり取りは、AWS CLI、すなわち、プレビューチャネル用のサービスモデルファイル、AWS CLI 用のコマンド入力ファイルを使って行います。プレビューチャネルでは、現在の本稼働インフラストラクチャに影響を与えることなく、新機能を試すことができます。App Mesh がお客様の最も重要なご要望にお応えできるよう、App Mesh チームへのフィードバックをお願いします。プレビューチャネルの機能に関するフィードバックは、App Mesh の機能開発に役立ちてることができ、これにより、可能な限り最高のサービスを提供できます。

プレビューチャネルは、本番稼働の App Mesh とどう違うのですか？

次の表に、プレビューチャネルとは異なる App Mesh サービスの側面を示します。

側面	App Mesh 本番稼働サービス	App Mesh プレビューチャネルサービス
Frontend endpoint	appmesh.us-west-2.amazonaws.com	appmesh-preview.us-west-2.amazonaws.com
Envoy management service endpoint	appmesh-envoy-management.us-west-2.amazonaws.com	appmesh-preview-envoy-management.us-west-2.amazonaws.com
CLI	AWS App Mesh list-meshes	AWS App Mesh-preview list-meshes (only available after adding the Preview Channel service model)
Signing name	appmesh	appmesh-preview
Service principal	appmesh.amazonaws.com	appmesh-preview.amazonaws.com

注記

App Mesh 本番サービスの表の例には、us-west-2 リージョンの場合、プロダクションサービスは、ほとんどのリージョンで利用できます。App Mesh 本番サービスが使用できるすべてのリージョンのリストについては、「AWS App Mesh エンドポイントとクォータ」を参照してください。ただし、「App Mesh プレビューチャネル」のサービスは、us-west-2 リージョンでのみ利用可能です。

プレビューチャネルで機能を使用する方法を教えてください。

1. 次のコマンドで、プレビューチャンネル機能を含むサービスモデルを AWS CLI に追加します。

   aws configure add-model \
       --service-name appmesh-preview \
       --service-model https://raw.githubusercontent.com/aws/aws-app-mesh-roadmap/main/appmesh-preview/service-model.json

2. 機能に関する AWS App Mesh ユーザーガイドに記載されている JSON の例と説明に従った機能が含まれた JSON ファイルを作成します。

3. 適切な AWS CLI コマンドとコマンド入力ファイルを使用して機能を実装します。例えば、次のコマンドは、route.json ファイルを使用して、プレビューチャネル機能を備えたルートを作成します。

   aws appmesh-preview create-route --cli-input-json file://route.json

4. Amazon ECS タスク定義、Kubernetes Pod 仕様、またはAmazon EC2 インスタンスへの追加をする際に、Envoy コンテナの設定変数として APPMESH_PREVIEW = 1 を追加します。この変数を使用すると、Envoy コンテナがプレビューチャネルのエンドポイントと通信できるようになります。設定変数の追加方法の詳細については、「Amazon ECS でのサービスの更新」、「Kubernetes でのサービスの更新」および「Amazon EC2 でのサービスの更新」を参照してください。

フィードバックを提供するにはどうすればよいですか?

この機能に関するドキュメントからリンクされている App Mesh ロードマップ GitHub リポジトリの問題に直接フィードバックを提供することができます。

プレビューチャネルの機能に関するフィードバックの期間はどのくらいですか？

フィードバック期間は、導入する機能のサイズと複雑さによって異なります。機能がプレビューエンドポイントにリリースされてから本番環境にリリースされるまで、14日間のコメント期間を設ける予定です。App Mesh チームは、特定の機能のフィードバック期間を延長することができます。

プレビューチャネルにはどのレベルのサポートが提供されていますか。

App Mesh GitHub ロードマップの問題についてフィードバックとバグレポートを直接提供することをお勧めしますが、共有する機密データがある場合や、公開しても安全でないと思われる問題が見つかる場合があることを理解しています。これらの問題については、AWS Support にご連絡いただくか、App Meshチームに直接、電子メールでフィードバックをお寄せください。

プレビューチャネルエンドポイントでデータは安全ですか？

はい。プレビューチャネルには、標準の本番稼働エンドポイントと同じレベルのセキュリティが与えられます。

設定はどれくらいの期間利用可能になりますか？

プレビューチャネルで 30 日間メッシュを操作できます。メッシュが作成されてから 30 日経過すると、メッシュを一覧表示、読み取り、または削除することしかできません。30 日後にリソースを作成または更新しようとすると、メッシュがアーカイブされていることを説明する BadRequest 例外が発生します。

プレビューチャネルでの作業にはどのようなツールを使用できますか？

プレビューチャネルのサービスモデルファイルおよびコマンド入力ファイルで AWS CLI を使用できます。機能を用いた操の詳細については、「プレビューチャネルで機能を使用する方法を教えてください。」を参照してください。AWS CLI コマンドオプション、AWS Management Console、SDK、または AWS CloudFormation を使用して、プレビューチャネル機能を操作することはできません。ただし、機能が本番稼働サービス用にリリースされると、すべてのツールを使用できます。

プレビューチャネル API の前方互換性はありますか？

いいえ。API はフィードバックに基づいて変更される場合があります。

プレビューチャネルの機能は完成していますか？

いいえ。新しい API オブジェクトは、AWS Management Console、AWS CloudFormation、または AWS CloudTrail に完全に統合されていない場合があります。プレビューチャネルで機能が固定し、一般公開に近い状態になると、統合が最終的に利用可能になります。

プレビューチャネルの機能に関するドキュメントは入手できますか？

はい。プレビューチャネル機能のドキュメントは、本番稼働用ドキュメントに含まれています。例えば、ルートリソースの機能がプレビューチャネルに公開リリースされた場合、その機能の使用方法に関する情報は既存のルートリソースドキュメントに記載されることになります。プレビューチャネルの機能は、プレビューチャネルでのみ使用可能とラベル付けされます。

プレビューチャネルで新しい機能がいつ利用可能になるかはどうすればわかりますか？

新しい機能がプレビューチャネルに導入されると、エントリが App Mesh ドキュメントの履歴に追加されます。定期的にページを確認するか、App Mesh ドキュメント履歴 RSS フィードにご登録ください。さらに、AWS App Mesh ロードマップの GitHub レポジトリの課題を確認することができます。プレビューチャネルのサービスモデル JSON ファイルのダウンロードリンクがプレビューチャネルにリリースされると、課題に追加されます。モデルや機能の使い方の詳細については、「プレビューチャネルで機能を使用する方法を教えてください。」を参照してください。

機能が本番稼働用サービスになる時期はどうすればわかりますか？

App Mesh ドキュメントで、この機能がプレビューチャネルでのみ使用可能であることを示すテキストが削除され、App Mesh ドキュメントの履歴に掲載されます。定期的にページを確認するか、App Mesh ドキュメント履歴 RSS フィードにご登録ください。