Amazon Athena Power BI コネクタの使用 - Amazon Athena

Amazon Athena Power BI コネクタの使用

Windows オペレーティングシステムでは、Amazon Athena 向けの Microsoft Power BI コネクタを使用して、Microsoft Power BI Desktop で Amazon Athena からのデータを分析することができます。Power BI の詳細については、「Microsoft Power BI」を参照してください。Power BI サービスにコンテンツを公開した後は、2021 年 7 月以降にリリースされた Power BI ゲートウェイを使用して、オンデマンドまたはスケジュールされた更新によって、コンテンツを最新の状態に保つことができます。

前提条件

使用を開始する前に、環境が次の要件を満たしていることを確認してください。Amazon Athena ODBC ドライバーが必要です。

サポートされる機能

  • インポート - 選択したテーブルと列がクエリ実行用に Power BI Desktop にインポートされます。

  • DirectQuery - Power BI Desktop にデータがインポートまたはコピーされることはありません。Power BI Desktop が、基盤となるデータソースに直接クエリを実行します。

  • Power BI ゲートウェイ – Microsoft Power BI サービスと Athena の間の橋渡しのように機能する、AWS アカウント 内のオンプレミスデータゲートウェイです。このゲートウェイは、Microsoft Power BI サービスでデータを表示するために必要です。

Amazon Athena への接続

Power BI Desktop を Amazon Athena データに接続するには、次の手順を実行します。

Power BI Desktop から Athena データに接続する
  1. Power BI Desktop を起動します。

  2. 次のいずれかを行ってください。

    • [File] (ファイル) 、[Get Data] (データを取得) の順に選択します。

    • [Home] (ホーム) リボンから、[Get Data] (データを取得) を選択します。

  3. 検索ボックスに「Athena」と入力します。

  4. [Amazon Athena] を選択してから、[Connect] (接続) をクリックします。

    
                        Amazon Athena コネクタを選択します
  5. Amazon Athena 接続ページで、次の情報を入力します。

    • [DSN] では、使用する ODBC DSN の名前を入力します。DSN の設定手順については、ODBC ドライバーのドキュメントをご覧ください。

    • [Data Connectivity] (データ接続モード) では、次の一般的なガイドラインに従って、ユースケースに適したモードを選択します。

      • 小さいデータセットの場合は、[インポート] を選択します。インポートモードを使用する場合、Power BI が Athena と連携して、可視化に使用するデータセット全体のコンテンツをインポートします。

      • 大規模なデータセットの場合は、[DirectQuery] を選択します。DirectQuery モードでは、データがワークステーションにダウンロードされることはありません。可視化を作成または操作している間、Microsoft Power BI が Athena と連携して基盤となるデータソースに動的にクエリを実行するため、常に最新のデータが表示されます。DirectQuery の詳細については、Microsoft のドキュメントの「Power BI Desktop の DirectQuery を使用する」を参照してください。

    
                        データ接続情報を入力する
  6. [OK] を選択します。

  7. データソース認証を設定するプロンプトで、[Use Data Source Configuration] (データソース設定を使用) または [AAD Authentication] (AAD 認証) を選択してから、[Connect] (接続) をクリックします。

    
                        データソース認証方法を選択する

    データカタログ、データベース、およびテーブルが [Navigator] (ナビゲータ) ダイアログボックスに表示されます。

    
                        ナビゲータにデータが表示されます
  8. [Display Options] (表示オプション) ペインで、使用するデータセットのチェックボックスをオンにします。

  9. インポートする前にデータセットを変換する場合は、ダイアログボックスの下部に移動し、[Transform Data] (データを変換する) をクリックします。これにより、Power Query エディターが開き、使用するデータのセットをフィルタリングして絞り込むことができます。

  10. ロード] を選択します。ロードが完了すると、次の画像のような可視化を作成できます。DirectQuery をインポートモードとして選択した場合、Power BI はユーザーがリクエストした可視化のクエリを Athena に対して発行します。

    
                        サンプルデータの可視化

オンプレミスゲートウェイの設定

ダッシュボードとデータセットを Power BI サービスに公開すると、他のユーザーがウェブアプリ、モバイルアプリ、埋め込みアプリを使用してダッシュボードやデータセットを操作できるようになります。Microsoft Power BI サービスでデータを表示するには、Microsoft Power BI オンプレミスデータゲートウェイを AWS アカウント にインストールします。ゲートウェイは、Microsoft Power BI サービスと Athena の間の橋渡しのように機能します。

オンプレミスデータゲートウェイをダウンロードしてインストールし、テストを行う
  1. Microsoft Power BI ゲートウェイのダウンロード」ページにアクセスし、個人モードまたは標準モードを選択します。個人モードは、Athena コネクタをローカルでテストする場合に便利です。標準モードは、マルチユーザーの本番稼働の設定に適しています。

  2. オンプレミスゲートウェイ (個人モードまたは標準モード) をインストールするには、Microsoft のドキュメントの「オンプレミス データ ゲートウェイをインストールする」を参照してください。

  3. ゲートウェイをテストするには、Microsoft のドキュメントの「オンプレミス データ ゲートウェイでカスタム データ コネクタを使用する」を参照してください。

オンプレミスデータゲートウェイの詳細については、次の Microsoft リソースを参照してください。

Athena で使用するための Power BI ゲートウェイの設定例については、AWS Big Data ブログの記事「Creating dashboards quickly on Microsoft Power BI using Amazon Athena」を参照してください。