コンソールを使用して AWS 外のイベント用にイベントデータストアを作成する
イベントデータストアは、AWS 外部からのイベントを保存するように作成することも可能です。これにより、CloudTrail Lake を使用して、独自のアプリケーションからログ記録されたデータを検索、クエリ、分析できるようになります。
CloudTrail Lake の統合を使用すると、オンプレミスやクラウドでホストされている社内アプリケーションや SaaS アプリケーション、仮想マシン、あるいはコンテナなど、AWS 以外のハイブリッド環境にある任意のソースから、ユーザーアクティビティデータに関するログを作成して保存できます。
統合用としてイベントデータストアを作成する際は、同時にチャネルも作成し、そのチャネルにリソースポリシーをアタッチします。
CloudTrail Lake のイベントデータストアには料金が発生します。イベントデータストアを作成する際に、イベントデータストアに使用する料金オプションを選択します。料金オプションによって、イベントの取り込みと保存にかかる料金、および、そのイベントデータストアのデフォルトと最長の保持期間が決まります。CloudTrail 料金の詳細については、 ユーザーガイドの「AWS CloudTrail の料金
AWS 外のイベントに対応するイベントデータストアを作成するには
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AWS Management Console にサインインし、https://console.aws.amazon.com/cloudtrail/
で CloudTrail コンソールを開きます。 -
ナビゲーションペインの [Lake] で、[イベントデータストア] を選択します。
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[Create event data store] (イベントデータストアの作成) をクリックします。
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[Configure event data store] (イベントデータストアの設定) ページの [General details] (全般的な詳細) で、イベントデータストアの名前を入力します。名前は必須です。
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イベントデータストアで使用したい [料金オプション] を選択します。料金オプションによって、イベントの取り込みと保存にかかる料金、および、ご使用のイベントデータストアでのデフォルトと最長の保持期間が決まります。詳細については、「AWS CloudTrail 料金表
」と「CloudTrail Lake のコスト管理」を参照してください。 以下のオプションが利用できます。
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[1 年間の延長可能な保持料金] – 1 か月あたり取り込むイベントデータが 25 TB 未満で、最大 10 年間の柔軟な保存期間を希望する場合、一般的に推奨されます。最初の 366 日間 (デフォルトの保持期間) のストレージは、取り込み料金に含まれており追加料金はありません。366 日経過後は、保存期間を従量制料金で延長してご利用いただけます。これがデフォルトのオプションです。
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デフォルトの保持期間: 366 日間
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最長保持期間: 3,653 日間
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[7 年間の保持料金] – 1 か月あたり 25 TB を超えるイベントデータを取り込む予定で、最長 7 年間の保存期間が必要な場合に推奨されます。データの保持は取り込み料金に含まれており、追加料金は発生しません。
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デフォルトの保持期間: 2,557 日間
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最長保持期間: 2,557 日間
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イベントデータストアの保存期間を日数単位で指定します。保持期間は、1 年間の延長可能な保持料金オプションの場合で 7 日から 3,653 日 (約 10 年)、7 年間の保持料金オプションでは 7 日から 2,557 日 (約 7 年) に設定できます。
CloudTrail Lake は、イベントの
eventTime
が指定した保持期間内にあるかどうかを確認し、イベントを保持するかどうかを決定します。たとえば、90 日間の保持期間を指定した場合、eventTime
が 90 日前よりも古くなると、 CloudTrail はイベントを削除します。 -
(オプション) AWS Key Management Service を使用した暗号化を有効にするには、[Use my own AWS KMS key] を選択します。[New] (新規) を選択して AWS KMS key を作成するか、[Existing] (既存) を選択して既存の KMS キーを使用します。[Enter KMS alias] (KMS エイリアスを入力) で、
alias/
MyAliasName
のフォーマットのエイリアスを指定します。独自の KMS キーを使用するには、KMS キーポリシーを編集して CloudTrail ログの暗号化と復号を許可する必要があります。詳細については、「CloudTrail の AWS KMS キーポリシーの設定」を参照してください。CloudTrail は、AWS KMS マルチリージョンキーもサポートしています。マルチリージョンキーの詳細については、AWS Key Management Service デベロッパーガイドの「マルチリージョンキーを使用する」を参照してください。独自の KMS キーを使用すると、暗号化と復号に AWS KMS のコストがかかります。イベントデータストアを KMS キーに関連付けた後に、その KMS キーを削除または変更することはできません。
注記
組織のイベントデータストアの AWS Key Management Service 暗号化を有効にするには、管理アカウントに既存の KMS キーを使用する必要があります。
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(オプション) Amazon Athena を使用してイベントデータに対しクエリを実行する場合は、[Lake クエリフェデレーション] で [有効] を選択します。フェデレーションを使用すると、AWS Glue データカタログ内のイベントデータストアに関連するメタデータを表示したり、Athena のイベントデータに対して SQL クエリを実行したりできます。AWS Glue データカタログにあるテーブルメタデータにより、Athena クエリエンジンは、クエリするデータを検索、読み込み、および処理する方法を把握できるようになります。詳細については、「イベントデータストアのフェデレーション」を参照してください。
Lake クエリフェデレーションを有効にするするには、[有効] を選択した後に、以下の操作を実行します。
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新しいロールを作成するか、既存の IAM ロールを使用するかを選択します。 AWS Lake Formation は、このロールを使用してフェデレーションイベントデータストアのアクセス許可を管理します。CloudTrail コンソールを使用して新しいロールを作成すると、必要なアクセス許可を付与したロールが CloudTrail により自動的に作成されます。既存のロールを選択する場合は、そのロールのポリシーが必要最小限のアクセス許可を提供していることを確認してください。
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新しいロールを作成する場合は、そのロールを識別する名前を指定します。
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既存のロールを使用している場合は、使用したいロールを選択します。ロールは、ご自身のアカウント内に存在する必要があります。
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(オプション) [Tag] (タグ) セクションでは、イベントデータストアへのアクセスを特定、ソート、および制御できるようにするタグキーのペアを最大 50 個追加することができます。タグに基づいてイベントデータストアへのアクセスを認可するために IAM ポリシーを使用する方法の詳細については、「例: タグに基づいたイベントデータストアを作成または削除するためのアクセスの拒否」を参照してください。AWS でタグを使用する方法の詳細については、「Tagging AWS Resources User Guide」にある「Tagging your AWS resources」を参照してください。
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[次へ] を選択して、イベントデータストアを設定します。
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[Choose events] (イベントの選択) ページで、[Events from integrations] (統合からのイベント) を選択します。
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[Events from integration] (統合からのイベント) から、イベントデータストアにイベントを配信するソースを選択します。
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統合のチャネルを識別するための名前を指定します。名前には 3~128 の文字数が使用できます。使用できるのは文字、数字、ピリオド、アンダースコア、ダッシュのみです。
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[Resource policy] (リソースポリシー) では、統合のチャネル用にリソースポリシーを設定します。リソースポリシーとは、JSON によるポリシードキュメントです。このドキュメントでは、指定したプリンシパルが対象のリソースにおいて実行できるアクションの種類と、その際の条件を指定します。リソースポリシーでプリンシパルとして定義されているアカウントは、
PutAuditEvents
API を呼び出してイベントをチャネルに配信することができます。IAM ポリシーでcloudtrail-data:PutAuditEvents
アクションが許可されている場合、リソース所有者はリソースに暗黙的にアクセスできます。ポリシーに必要な情報は、統合タイプによって決まります。直接統合の場合、パートナーの AWS アカウント ID が CloudTrail により自動的に追加されます。ユーザーは、このパートナーから提供された一意の外部 ID を入力する必要があります。ソリューション統合では、少なくとも 1 つの AWS アカウント ID をプリンシパルとして指定する必要があります。また、混乱した代理問題を防ぐために、オプションの外部 ID を入力することもできます。
注記
チャネルのリソースポリシーを作成しない場合は、そのチャネルの所有者だけが、チャネル内で
PutAuditEvents
API を呼び出すことができます。-
直接統合の場合には、パートナーから提供された外部 ID を入力します。統合パートナーは、一意の外部 ID (アカウント ID やランダムに生成された文字列など) を統合のために提供し、混乱した代理問題を防ぎます。パートナーが一意の外部 ID の作成と提供を責任もって行います。
[How to find this?] (これを見つけるには?) を選択すると、外部 ID を検索する方法が記載された、パートナー提供のドキュメントを表示できます。
注記
リソースポリシーに外部 ID が含まれているのであれば、
PutAuditEvents
API に対するすべての呼び出しに、この外部 ID を含める必要があります。ただし、ポリシーで外部 ID が定義されていない場合でも、パートナーは、PutAuditEvents
API を呼び出してexternalId
パラメータを指定することができます。 -
ソリューション統合では、[AWS アカウントの追加] を選択し、ポリシーのプリンシパルとして追加する AWS アカウントの各 ID を指定します。
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[Next] (次へ) を選択して、選択内容を確認します。
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[Review and create] (確認と作成) ページで、選択内容を確認します。セクションを変更するには、[Edit] (編集) をクリックします。イベントデータストアを作成する準備が整ったら、[Create event data store] (イベントデータストアの作成) をクリックします。
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新しいイベントデータストアが、[イベントデータストア] ページの [イベントデータストア] テーブルに表示されます。
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パートナーアプリケーションに対し、チャネルの Amazon リソースネーム (ARN) を指定します。チャネル ARN をパートナーアプリケーションに対し指定するための手順は、パートナードキュメントのウェブサイトで確認できます。詳細を参照するには、[Integrations] (統合) ページの [Available sources] (利用可能なソース) タブで、パートナーの [Learn more] (詳細はこちら) リンクを選択し AWS Marketplace 内のパートナーページを開きます。
お客様、パートナー、またはパートナーアプリケーションがチャネルの PutAuditEvents
API を呼び出すと、イベントデータストアは、CloudTrail に対し統合のチャネルを経由して、パートナーイベントの取り込みを開始します。