通話分析の用語 - Amazon Chime SDK

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通話分析の用語

Amazon Chime SDK 通話分析を理解するために重要な用語と概念を次に示します。

Amazon Athena

標準 SQL を使用して Amazon S3 のデータを分析できるインタラクティブなクエリサービス。Athena は、サーバーレスであるため、インフラストラクチャを管理する必要がなく、料金は実行したクエリに対してのみ発生します。Athena を利用するには、Amazon S3 内のデータを指定してスキーマを定義し、標準 SQL クエリを使用します。また、ワークグループでユーザーをグループ化し、クエリの実行時にユーザーがアクセスできるリソースを制御することもできます。ワークグループを使用すると、クエリの同時実行を管理して、さまざまなユーザーグループやワークロードによるクエリ実行に優先順位を付けることが可能です。詳細については、「Amazon Athena とは」を参照してください。

Amazon Kinesis Data Firehose

抽出、変換、ロード (ETL) サービス。これにより、ストリーミングデータをデータレイク、データストア、分析サービスに、確実にキャプチャ、変換、配信することが可能です。詳細については、「Amazon Kinesis Data Firehose」を参照してください。

通話分析データウェアハウス

通話分析データ用のオプションストレージ。このウェアハウスでは、Parquet ベースのデータファイル形式で Amazon S3 バケットにデータを格納します。データのクエリには、標準 SQL を使用できます。ウェアハウスは通話分析設定で有効にします。

Glue Data Catalog

さまざまなデータソースのデータ資産を一元管理できるメタデータリポジトリであり、データベースとテーブルで構成されています。通話分析を行う際、Athena では、このテーブル内のメタデータによって Amazon S3 バケットの場所が判断されます。また、列名、データ型、テーブル名などのデータ構造も指定されます。データベースで保持されるのは、データセットのメタデータとスキーマ情報のみです。詳細については、このセクションで後述する「Glue データカタログのテーブル構造」を参照してください。

メディアインサイトパイプライン

一意の MediaPipelineId によって識別される一時的なリソース。これを作成するには、通話分析パイプラインの設定と、ランタイムパラメータを使用します。このランタイムパラメータによって、パイプラインのデータソースを指定します。

メディアインサイトのパイプライン設定

メディアインサイトパイプラインの作成に使用する静的な設定。1 つ以上のパイプラインをインスタンス化するには、この設定を使用します。

メディアインサイトパイプライン設定の構成要素

メディアインサイトパイプライン設定は、プロセッサ要素によっててメディアを処理するための命令や、シンク要素によって生成したインサイトを配信するための命令などで構成されます。

メディアインサイトパイプラインタスク

メディアインサイトパイプラインの一時的なサブリソース。このタスクにより、特定のストリーム ARN およびチャネル ID のプロセスステータスに関するメタデータが保持されます。タスクは、固有の ID で識別され、メディアインサイトパイプラインで音声分析を開始する際に作成されます。

発話者検索

通話参加者の認識に役立つ音声分析機能。

音声分析

発話者検索やボイストーン分析などを行える Amazon Chime SDK の機能。

音声埋め込み

発信者の音声を、一意の ID を付け、ベクター形式で表現した情報。

音声エンハンスメント

通話の音質を向上させるシステム。

音声プロファイル

音声埋め込み、ID、有効期限を組み合わせた情報。

音声プロファイルドメイン

音声プロファイルの集合体。

音声トーン分析

音声分析機能。これにより、positivenegative または neutral のセンチメントを分析できます。

通話インサイトの設定、パイプラインの開始、音声分析の実行に使用する API の詳細については、「Amazon Chime SDK API Reference」の「Amazon Chime SDK Media Pipelines」を参照してください。

注記

通話分析の実行には、メディアインサイトパイプライン API の使用を強くお勧めします。新しい機能が利用できるのは、メディアインサイトパイプライン API のみだからです。メディアパイプラインと音声名前空間の違いについては、このセクションで後述する「音声 API を使用して音声分析を実行する」で詳しく確認できます。