Windows の NVIDIA GPU でのマルチモニター/全画面表示の失敗

Windows サーバーホストに NVIDIA GPU が搭載されている場合、DCV 全画面表示/マルチモニター機能が動作しないことがあります。この場合、ディスプレイが全画面表示モードに入るのを拒否したり、複数のリモートモニターによるディスプレイレイアウトをサーバーが構成できなくなったりします。

この問題の原因は、NVIDIA ドライバーとの統合の失敗です。

サーバーホストで C:\ProgramData\NICE\dcv\log\ を確認することで問題を特定できます。以下のエラーが報告されます。

WARN display - Cannot change display layout

このエラーが複数回 (20 ～ 30 回) 表示されると、次に以下が表示されます。

EDID not set on output x gpu x after attempt x INFO DLMNVAPI:display - Unable to set EDID on output x, gpu x: NVAPI_ERROR (-1)

問題が再現されると、ホストに異常が発生します。サーバーはマルチモニターレイアウトを常に構成することができなくなり、問題を永続的に修正する有効な方法はありません (わずかな一時的緩和策のみ)。

この問題の原因は、マルチモニターの使用中にサーバー OS が再起動されることです。つまり、サーバーホストに仮想モニターが存在するときにホストがシャットダウンされる場合です。そのため、この問題を回避するには、サーバーをシャットダウンする前にサーバー側のすべてのモニターを削除する必要があります。これを確実に実行するには、以下のコマンド (管理者権限で実行) を使用できます。

C:\Program Files\NICE\DCV\Server\bin\dcvnvedid.exe --remove

考えられる緩和策は、Nvidia ドライバーを再インストールまたは更新し、ホストを再起動することです。