ステップ 3: NICE DCV セッションマネージャーエージェントをセットアップする

フリート内のすべての NICE DCV サーバーホストにエージェントをインストールする必要があります。Windows サーバーと Linux サーバーの両方にエージェントをインストールできます。サポートされるオペレーティングシステムの詳細については、「NICE DCV セッションマネージャーの要件」を参照してください。

前提条件

エージェントをインストールする前に、NICE DCV サーバーをホストにインストールする必要があります。

Linux host

注記

Session Manager Agent は、「要件」に記載されている Linux ディストリビューションとアーキテクチャで使用できます。

以下は、64 ビット x86 ホストにエージェントをインストールする手順です。64 ビット ARM ホストにエージェントをインストールするには、x86_64 をに置き換えてください。 aarch64Ubuntu の場合は、amd64 をに置き換えてください。 arm64

Linux ホストにエージェントをインストールする方法

1. パッケージは安全な GPG 署名でデジタル署名されています。パッケージマネージャーでパッケージ署名を検証できるようにするには、NICE GPG キーをインポートする必要があります。NICE GPG キーをインポートするには、次のコマンドを実行します。

   • Amazon Linux 2、RHEL、CentOS、SUSE Linux Enterprise

     $ sudo rpm --import https://d1uj6qtbmh3dt5.cloudfront.net/NICE-GPG-KEY

   • Ubuntu

     $ wget https://d1uj6qtbmh3dt5.cloudfront.net/NICE-GPG-KEY

     $ gpg --import NICE-GPG-KEY

2. インストールパッケージをダウンロードします。

   • Amazon Linux 2、RHEL 7.x、CentOS 7.x

     $  wget https://d1uj6qtbmh3dt5.cloudfront.net/2023.1/SessionManagerAgents/nice-dcv-session-manager-agent-2023.1.732-1.el7.x86_64.rpm

   • RHEL 8.x、CentOS Stream 8、Rocky Linux 8.x

     $  wget https://d1uj6qtbmh3dt5.cloudfront.net/2023.1/SessionManagerAgents/nice-dcv-session-manager-agent-2023.1.732-1.el8.x86_64.rpm

   • Ubuntu 20.04

     $  wget https://d1uj6qtbmh3dt5.cloudfront.net/2023.1/SessionManagerAgents/nice-dcv-session-manager-agent_2023.1.732-1_amd64.ubuntu2004.deb

   • Ubuntu 22.04

     $  wget https://d1uj6qtbmh3dt5.cloudfront.net/2023.1/SessionManagerAgents/nice-dcv-session-manager-agent_2023.1.732-1_amd64.ubuntu2204.deb

   • SUSE Linux Enterprise 12

     $ curl -O https://d1uj6qtbmh3dt5.cloudfront.net/2023.1/SessionManagerAgents/nice-dcv-session-manager-agent-2023.1.732-1.sles12.x86_64.rpm

   • SUSE Linux Enterprise 15

     $ curl -O https://d1uj6qtbmh3dt5.cloudfront.net/2023.1/SessionManagerAgents/nice-dcv-session-manager-agent-2023.1.732-1.sles15.x86_64.rpm

3. パッケージをインストールします。

   • Amazon Linux 2、RHEL 7.x、CentOS 7.x

     $  sudo yum install -y ./nice-dcv-session-manager-agent-2023.1.732-1.el7.x86_64.rpm

   • RHEL 8.x、CentOS Stream 8、Rocky Linux 8.x

     $  sudo yum install -y ./nice-dcv-session-manager-agent-2023.1.732-1.el8.x86_64.rpm

   • Ubuntu 20.04

     $  sudo apt install ./nice-dcv-session-manager-agent_2023.1.732-1_amd64.ubuntu2004.deb

   • Ubuntu 22.04

     $  sudo apt install ./nice-dcv-session-manager-agent_2023.1.732-1_amd64.ubuntu2204.deb

   • SUSE Linux Enterprise 12

     $ sudo zypper install ./nice-dcv-session-manager-agent-2023.1.732-1.sles12.x86_64.rpm

   • SUSE Linux Enterprise 15

     $ sudo zypper install ./nice-dcv-session-manager-agent-2023.1.732-1.sles15.x86_64.rpm

4. ブローカーの自己署名証明書のコピー (前のステップでコピー済み) をエージェントの /etc/dcv-session-manager-agent/ ディレクトリに入れます。

5. 任意のテキストエディタを使用して /etc/dcv-session-manager-agent/agent.conf ファイルを開き、以下を実行します。

   • broker_host の場合、ブローカーがインストールされているホストの DNS 名を指定します。

     重要

     ブローカーが Amazon EC2 インスタンスで実行されている場合は、broker_host に対してインスタンスのプライベート IPv4 アドレスを指定する必要があります。

   • (オプション) broker_port に対して、ブローカーとの通信用ポートを指定します。デフォルトでは、エージェントとブローカー間の通信はポート 8445 を介して行われます。別のポートを使用する必要がある場合のみ、これを選択します。変更する場合は、ブローカーで同じポートが使用されるように設定されていることを確認してください。

   • ca_file に対して、前のステップでコピーした証明書ファイルのフルパスを指定します。例:

     ca_file = '/etc/dcv-session-manager-agent/broker_cert.pem'

     TLS 検証を無効にする場合は、tls_strict を false に設定します。

6. ファイルを保存して閉じます。

7. エージェントを開始するには、次のコマンドを実行します。

   $ sudo systemctl start dcv-session-manager-agent

Windows host

Windows ホストにエージェントをインストールする方法

1. エージェントインストーラーをダウンロードします。

2. インストーラーを実行します。ようこそ画面で、[Next] を選択します。

3. [EULA] 画面で、使用許諾書をしっかりと読んだ上で、条件に同意する場合は [I accept the terms] (同意します) を選択し、[Next] (次へ) を選択します。

4. インストールを開始するには [Install] (インストール) を選択します。

5. ブローカーの自己署名証明書のコピー (前のステップでコピー済み) をエージェントの C:\Program Files\NICE\DCVSessionManagerAgent\conf\ フォルダに入れます。

6. 任意のテキストエディタを使用して C:\Program Files\NICE\DCVSessionManagerAgent\conf\agent.conf ファイルを開き、以下を実行します。

   • broker_host の場合、ブローカーがインストールされているホストの DNS 名を指定します。

     重要

     ブローカーが Amazon EC2 インスタンスで実行されている場合は、broker_host に対してインスタンスのプライベート IPv4 アドレスを指定する必要があります。

   • (オプション) broker_port に対して、ブローカーとの通信用ポートを指定します。デフォルトでは、エージェントとブローカー間の通信はポート 8445 を介して行われます。別のポートを使用する必要がある場合のみ、これを選択します。変更する場合は、ブローカーで同じポートが使用されるように設定されていることを確認してください。

   • ca_file に対して、前のステップでコピーした証明書ファイルのフルパスを指定します。例:

     ca_file = 'C:\Program Files\NICE\DCVSessionManagerAgent\conf\broker_cert.pem'

     TLS 検証を無効にする場合は、tls_strict を false に設定します。

7. ファイルを保存して閉じます。

8. エージェントサービスを停止して再起動し、変更を有効にします。コマンドプロンプトで、次のコマンドを入力します。

   C:\> sc stop DcvSessionManagerAgentService

   C:\> sc start DcvSessionManagerAgentService