EKS アクセスエントリ用のカスタムユーザー名を設定する - Amazon EKS

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EKS アクセスエントリ用のカスタムユーザー名を設定する

Amazon EKS 用のアクセスエントリを作成するときに、自動生成されたユーザー名を使用することも、カスタムユーザー名を指定することもできます。このページでは、両方のオプションについて説明し、カスタムユーザー名を設定する手順を示します。

概要

アクセスエントリにユーザー名を使用すると、Kubernetes のログと監査証跡で IAM プリンシパルを識別できます。デフォルトでは、Amazon EKS は IAM ID の ARN に基づいてユーザー名を生成しますが、必要に応じてカスタムユーザー名を指定することもできます。

デフォルトのユーザー名の生成

ユーザー名の値を指定しないと、Amazon EKS は IAM ID に基づいてユーザー名を自動的に生成します。

  • IAM ユーザーの場合:

    • EKS は、Kubernetes ユーザー名を IAM ユーザーの ARN に設定します。

    • 例:

      {arn-aws}iam::<111122223333>:user/<my-user>
  • IAM ロールの場合:

    • EKS は、IAM ロールの ARN に基づいて Kubernetes ユーザー名を設定します。

    • 想定されるロールの STS ARN。Amazon EKS では{{SessionName}} がロールに追加されます。指定したロールの ARN にパスが含まれている場合、Amazon EKS は生成されたユーザー名からそのパスを削除してください。

    • 例:

      {arn-aws}sts::<111122223333>:assumed-role/<my-role>/{{SessionName}}

独自のユーザー名を指定する特別な理由がない限り、ユーザー名を指定せず、Amazon EKS に自動生成させることをお勧めします。

カスタムユーザー名の設定

アクセスエントリを作成するときは、--username パラメータを使用して、カスタムユーザー名を指定できます。

aws eks create-access-entry --cluster-name <cluster-name> --principal-arn <iam-identity-arn> --type STANDARD --username <custom-username>

カスタムユーザー名の要件

カスタムユーザー名を指定する場合:

  • ユーザー名を system:eks:aws:amazon:、または iam: で始めることはできません。

  • ユーザー名が IAM ロール用の場合は、ユーザー名の末尾に {{SessionName}} または {{SessionNameRaw}} を追加することをお勧めします。

    • ユーザー名に {{SessionName}} または {{SessionNameRaw}} を追加する場合、ユーザー名の {{SessionName}} のにコロンを含める必要があります。