リリース: 2020 年 9 月 10 日、Elastic Beanstalk に共有 Application Load Balancer が導入されました

AWS Elastic Beanstalk に、ロードバランサーのコストを節約するために複数の環境間で Application Load Balancer を共有するためのサポートが追加されました。

リリース日: 2020 年 9 月 10 日

変更

Application Load Balancer は、Elastic Beanstalk がサポートするロードバランサーの種類の 1 つです。これは、アプリケーションネットワークプロトコルレイヤーでトラフィックを検査してリクエストのパスを識別し、ドメインとパスが異なるリクエストを別々の宛先にダイレクトできるようにします。

これまでは、負荷分散された Auto Scaling 環境を作成し、Application Load Balancer の使用を選択すると、Elastic Beanstalk は環境専用のロードバランサーを作成しました。状況によっては、複数の専用ロードバランサーを使用するコストを削減したい場合があります。これは、アプリケーションがモノリシックサービスではなくマイクロサービスのスイートである場合など、複数の環境がある場合に役立ちます。

そのために、本日、共有ロードバランサーを使用する機能を発表します。これは、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) サービスを使用して自分で作成および管理し、複数の Elastic Beanstalk 環境で使用するロードバランサーです。

詳細については、「AWS Elastic Beanstalk デベロッパーガイド」の「共有 Application Load Balancer の設定」を参照してください。共有 Application Load Balancer に関連する設定オプションについては、そのページの「共有 Application Load Balancer の名前空間」セクションを参照してください。

注記

関連する改善として、ターゲットグループレベルで新しいメトリクスを使用して環境のヘルスをモニタリングする機能も Elastic Beanstalk に追加されました。Application Load Balancer (専用と共有の両方) は、ターゲットグループ (Amazon EC2 インスタンスのグループ) を各 Elastic Beanstalk 環境に関連付けます。ターゲットグループのメトリクスを使用すると、Amazon CloudWatch を使用して、Application Load Balancer を使用して環境ごとに集約されたヘルス概要を追跡できます。