FreeRTOS カーネルの移植の設定

本セクションでは、FreeRTOS カーネルの移植を FreeRTOS 移植テストプロジェクトに統合する手順について説明します。利用可能なカーネル移植のリストについては、「FreeRTOS kernel ports」を参照してください。

FreeRTOS は、FreeRTOS カーネルを使用してマルチタスクおよびタスク間の通信を実現します。詳細については、「FreeRTOS ユーザーガイド」の「FreeRTOS カーネルの基礎」と FreeRTOS.org を参照してください。

注記

新しいアーキテクチャへの FreeRTOS カーネルの移植については、このドキュメントで説明されていません。ご興味のある方は、FreeRTOS エンジニアリングチームにお問い合わせください。

FreeRTOS 認定プログラムでは、既存の FreeRTOS カーネル移植のみがサポートされます。これらの移植に変更を加えることは、プログラム内では受け入れられません。詳細については、FreeRTOS カーネル移植ポリシーを確認してください。

前提条件

FreeRTOS カーネルを移植のためにセットアップするには、以下のものが必要です。

• 公式の FreeRTOS カーネル移植、またはターゲットプラットフォーム用に FreeRTOS がサポートする移植。

• ターゲットプラットフォーム用の正しい FreeRTOS カーネル移植ファイルおよびコンパイラが含まれている IDE プロジェクト。テストプロジェクトの設定については、「移植のためのワークスペースとプロジェクトの設定」を参照してください。

FreeRTOS カーネルの設定

FreeRTOS カーネルは、FreeRTOSConfig.h という設定ファイルを使用してカスタマイズされます。このファイルは、カーネル用のアプリケーション固有の設定を指定します。各設定オプションの説明については、FreeRTOS.org の「Customization」を参照してください。

デバイスと連携するように FreeRTOS カーネルを設定するには、FreeRTOSConfig.h をインクルードし、追加の FreeRTOS 設定を変更します。

各設定オプションの説明については、FreeRTOS.org の「Customization」設定を参照してください。

テスト

• 簡単な FreeRTOS タスクを実行して、メッセージをシリアル出力コンソールに記録します。

• メッセージが想定どおりにコンソールに出力されることを確認します。