OTA チュートリアル

このセクションには、OTA 更新を使用して FreeRTOS を実行するデバイスのファームウェアを更新するためのチュートリアルが含まれます。ファームウェアイメージに加えて、OTA 更新を使用して、任意の種類のファイルを AWS IoT に接続されたデバイスに送信できます。

AWS IoT コンソールまたは AWS CLI を使用して、OTA 更新を作成できます。処理の多くを実行してくれるコンソールは、OTA を開始する一番簡単な方法です。AWS CLI は、OTA 更新ジョブの自動化、多数のデバイスの操作、FreeRTOS の使用条件を満たさないデバイスでの作業に役立ちます。FreeRTOS の使用条件を満たすデバイスの詳細については、FreeRTOS パートナーのウェブサイトを参照してください。

OTA 更新を作成するには

1. 1 つ以上のデバイスにファームウェアの初期バージョンをデプロイします。

2. ファームウェアが正常に実行中であることを確認します。

3. ファームウェアの更新が必要な場合は、コードを変更して新しいイメージを作成します。

4. ファームウェアに手動でサインインしている場合、署名したファームウェアイメージを Amazon S3 バケットにアップロードしてください。Code Signing for AWS IoT を使用している場合は、署名されていないファームウェアイメージを Amazon S3 バケットにアップロードします。

5. OTA 更新を作成します。

OTA 更新を作成するときは、イメージ配信プロトコル (MQTT または HTTP) を指定するか、両方を指定してデバイスを選択できるようにします。デバイス上の FreeRTOS OTA エージェントは、更新されたファームウェアイメージを受信し、新しいイメージのデジタル署名、チェックサム、およびバージョン番号を検証します。ファームウェアの更新が確認されると、デバイスはリセットされ、アプリケーション定義のロジックに基づいて更新がコミットされます。デバイスが FreeRTOS を実行していない場合、デバイス上で動作する OTA エージェントを実装する必要があります。