ゲームセッション配置のイベン通知を設定

イベント通知を使用して、個々のプレイスメントリクエストのステータスをモニタリングできます。プレイスメントアクティビティが多いすべてのゲームにイベント通知を設定することをおすすめします。

イベント通知を設定するためには二つのオプションがあります。

• キューを使用して Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) トピックに対して Amazon GameLift にイベント通知をパブリッシュさせます。

• 自動的にパブリッシュされる Amazon EventBridge イベントとイベント管理ツール一式を使用します。

Amazon GameLift から生成されるゲームセッションプレイスメントイベントのリストについては、「ゲームセッションプレイスメントイベント」を参照してください。

SNS トピックの設定

Amazon GameLift を使用して、ゲームセッションキューで生成されたすべてのイベントを 1 つのトピックにパブリッシュします。

Amazon GameLift イベント通知用 SNS トピックのセットアップ

1. AWS Management Console にサインインし、Amazon SNS コンソール (https://console.aws.amazon.com/sns/v3/home) を開きます。

2. SNS [トピック] ページから [トピックを作成] を選択し、トピックを作成する手順に従います。

3. [アクセスポリシー] で、以下の作業を行います。

   1. [詳細設定] 方法を選択します。

   2. JSON オブジェクトの次の太字のセクションを既存のポリシーに追加します。

      {
        "Version": "2008-10-17",
        "Id": "__default_policy_ID",
        "Statement": [
          {
            "Sid": "__default_statement_ID",
            "Effect": "Allow",
            "Principal": {
              "AWS": "*"
            },
            "Action": [
              "SNS:GetTopicAttributes",
              "SNS:SetTopicAttributes",
              "SNS:AddPermission",
              "SNS:RemovePermission",
              "SNS:DeleteTopic",
              "SNS:Subscribe",
              "SNS:ListSubscriptionsByTopic",
              "SNS:Publish"
            ],
            "Resource": "arn:aws:sns:your_region:your_account:your_topic_name",
            "Condition": {
              "StringEquals": {
                "AWS:SourceAccount": "your_account"
              }
            }
          },
          {
            "Sid": "__console_pub_0",
            "Effect": "Allow",
            "Principal": { 
              "Service": "gamelift.amazonaws.com" 
            },
            "Action": "sns:Publish",
            "Resource": "arn:aws:sns:your_region:your_account:your_topic_name",
            "Condition": {
              "ArnLike": {
                "aws:SourceArn": "arn:aws:gamelift:your_region:your_account:gamesessionqueue/your_queue_name"
              }
            }
          }
        ]
      }

   3. (オプション) リソースポリシーに条件を追加して、トピックにアクセス制御を追加します。

4. [Create topic] (トピックの作成) を選択します。

5. SNS トピックを作成したら、キューの作成時にそのトピックをキューに追加するか、既存のキューを編集して追加します。

サーバー側の暗号化を使用して SNS トピックをセットアップする

サーバー側の暗号化 (SSE) では、機密データを暗号化されたトピックに保存できます。SSE は、AWS Key Management Service (AWS KMS) のマネージドキーを使用して、Amazon SNS トピック内のメッセージの内容を保護します。Amazon SNS によるサーバー側の暗号化の詳細については、Amazon Simple Storage Service 開発者ガイドの「保管時の暗号化」を参照してください。

サーバー側の暗号化を使用して SNS トピックを設定する方法については、以下のトピックを確認してください。

• AWS Key Management Service デベロッパーガイドの「キーの作成」。

• Amazon Simple Notification Service 開発者ガイドの「トピックの SSE を有効にする」

KMS キーを作成するときは、次の KMS キーポリシーを使用します。

{ 
    "Effect": "Allow", 
    "Principal": { 
        "Service": "gamelift.amazonaws.com" 
     },
    "Action": [
        "kms:Decrypt",
        "kms:GenerateDataKey"
    ],
    "Resource": "*",
    "Condition": {
        "ArnLike": { 
            "aws:SourceArn": "arn:aws:gamelift:your_region:your_account:gamesessionqueue/your_queue_name" 
        },
        "StringEquals": { 
            "kms:EncryptionContext:aws:sns:topicArn": "arn:aws:sns:your_region:your_account:your_sns_topic_name" 
        }
    }
}

EventBridge をセットアップする

Amazon GameLift は、すべてのゲームセッションプレイスメントイベントを EventBridge に自動的に投稿します。EventBridge を使用すると、処理するためにイベントをターゲットにルーティングするルールを設定できます。例えば、イベント PlacementFulfilled を、ゲームセッションに接続する前のタスクを処理する AWS Lambda 関数にルーティングするルールを設定できます。Eventbridge の詳細については、Amazon EventBridge ユーザーガイドの Amazon EventBridge とはを参照してください。

Amazon GameLift キューで使用する EventBridge ルールの例を以下に示します。

Amazon GameLift のすべてのキューからのイベントにマッチします

{
    "source": [
        "aws.gamelift"
    ],
    "detail-type": [
        "GameLift Queue Placement Event"
    ]
}

特定のキューからのイベントに一致します

{
    "source": [
        "aws.gamelift"
    ],
    "detail-type": [
        "GameLift Queue Placement Event"
    ],
    "resources": [
        "arn:aws:gamelift:your_region:your_account:gamesessionqueue/your_queue_name"
    ]
}