AWS Glue ETL の信頼できる ID の伝播の統合に関する考慮事項と制限事項
重要
デフォルトでは、セッションはプライベートではないため、ある IdC ユーザーが別の IdC ユーザーのセッションにアクセスできます。tagOnCreate を使用してセッションをプライベートにすることができます。例えば、セッションに所有者タグとその値を IDC ユーザー ID としてタグ付けし、ポリシーで identitystore:UserId
などのグローバル条件キーを使用して、すべてのセッション API オペレーションのクライアントプリンシパル/ランタイムロールポリシーの所有者タグと照合し、ある IdC ユーザーが別の IdC ユーザーのセッションにアクセスできないようにすることができます。
AWS Glue アプリケーションで IAM アイデンティセンターの信頼できる ID 伝播を使用する際は、以下の点を考慮してください。
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アイデンティセンターが提供する信頼できる ID 伝播は、AWS Glue 5.0 以降でサポートされており、AWS Glue インタラクティブセッションでのみ動作します。
AWS Glue データカタログは、Lake Formation のアイデンティセンター統合でカバーされています。
信頼できる ID 伝播は、AWS Glue のインタラクティブセッションに限定されます。ただし、ジョブ、トリガー、ワークフロー、ML タスクなどの他のデータ処理エンティティは除きます。ただし、すべての AWS Glue API では、監査のためにユーザー ID を AWS CloudTrail に記録します。
AWS Glue は現在、コンソールではなく API および CLI インターフェイスを介してのみ、IAM アイデンティセンターとの統合をサポートしています。
AWS Glue 側でアプリケーションを有効にしたら、IdC 認証情報で 5.0 セッションを作成してください。ただし、IdC 認証情報で 4.0 セッションを作成しないでください。
AWS Glue による信頼できる ID 伝播は、以下の AWS リージョンでサポートされています。
af-south-1 – アフリカ (ケープタウン)
ap-east-1 – アジアパシフィック (香港)
ap-northeast-1 – アジアパシフィック (東京)
ap-northeast-2 – アジアパシフィック (ソウル)
ap-northeast-3 – アジアパシフィック (大阪)
ap-south-1 – アジアパシフィック (ムンバイ)
ap-southeast-1 – アジアパシフィック (シンガポール)
ap-southeast-2 – アジアパシフィック (シドニー)
ap-southeast-3 – アジアパシフィック (ジャカルタ)
ca-central-1 – カナダ (中部)
eu-central-1 – 欧州 (フランクフルト)
eu-north-1 – 欧州 (ストックホルム)
eu-south-1 – 欧州 (ミラノ)
eu-west-1 – 欧州 (アイルランド)
eu-west-2 – 欧州 (ロンドン)
eu-west-3 – 欧州 (パリ)
me-south-1 – 中東 (バーレーン)
sa-east-1 – 南米 (サンパウロ)
us-east-1 – 米国東部 (バージニア北部)
us-east-2 – 米国東部 (オハイオ)
us-west-1 – 米国西部 (北カリフォルニア)
us-west-2 – 米国西部 (オレゴン)