Eclipse を使用したデプロイパッケージの作成
このセクションでは、Eclipse IDE および Eclipse 用 Maven プラグインを使用してデプロイパッケージに Java コードをパッケージ化する方法について説明します。
注記
AWS SDK Eclipse ツールキットには、デプロイパッケージを作成し、それをアップロードして Lambda 関数を作成するための Eclipse プラグインが用意されています。開発環境として Eclipse IDE を使用できる場合、このプラグインにより Java コードの記述、デプロイパッケージの作成とアップロード、および Lambda 関数の作成を行うことができます。詳細については、『AWS Toolkit for Eclipse 入門ガイド』を参照してください。Lambda 関数の記述用のツールキットの使用例については、「AWS Toolkit for Eclipse で Lambda を使用する」を参照してください。
前提条件
Eclipse 用 Maven プラグインをインストールします。
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Eclipse を起動します。Eclipse の [Help] メニューから、[Install New Software] を選択します。
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[Install (インストール)] ウィンドウで [Work with: (次を操作)] ボックスに
http://download.eclipse.org/technology/m2e/releases
と入力し、[追加] を選択します。 -
手順に従ってセットアップを完了します。
プロジェクトを作成、ビルドする
このステップでは、Eclipse を開始し、Maven プロジェクトを作成します。必要な依存関係を追加し、プロジェクトをビルドします。ビルドでは、デプロイパッケージである .jar を作成します。
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Eclipse で新しい Maven プロジェクトを作成します。
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[File] メニューから [New] を選択し、[Project] を選択します。
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[New Project] ウィンドウで、[Maven Project] プロジェクトを選択します。
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[New Maven Project] ウィンドウで、[Create a simple project] を選択し、その他のデフォルトの選択はそのままにします。
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[New Maven Project] ウィンドウおよび [Configure project] ウィンドウで、次の Artifact 情報を入力します。
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[Group Id]: doc-examples
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[Artifact Id]: lambda-java-example
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[Version]: 0.0.1-SNAPSHOT
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[Packaging]: jar
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[Name]: lambda-java-example
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aws-lambda-java-core
ファイルにpom.xml
依存関係を追加します。これは、
RequestHandler
、RequestStreamHandler
、およびContext
インターフェイスの定義を提供します。これにより、AWS Lambda で使用できるコードをコンパイルすることができます。-
pom.xml
ファイルのコンテキスト (右クリック) メニューを開き、[Maven]、[Add Dependency] の順に選択します。 -
[Add Dependency] ウィンドウで、次の値を入力します。
[Group Id]: com.amazonaws
[Artifact Id]: aws-lambda-java-core
[バージョン:] 1.2.2
注記
このガイドの他のチュートリアル トピックに従っている場合、特定のチュートリアルでは依存関係の追加が必要になることがあります。必ず、それらの依存関係を必要に応じて追加してください。
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Java クラスをプロジェクトに追加します。
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プロジェクトで
src/main/java
サブディレクトリのコンテキスト (右クリック) メニューを開き、[New]、[Class] の順に選択します。 -
[New Java Class] ウィンドウで、次の値を入力します。
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パッケージ:
example
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名前:
Hello
注記
このガイドの他のチュートリアルに従っている場合、特定のチュートリアルでは、別のパッケージ名またはクラス名が推奨されることがあります。
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Java コードを追加します。このガイドの他のチュートリアルに従っている場合は、提供されたコードを追加します。
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プロジェクトをビルドします。
[Package Explorer] でプロジェクトのコンテキスト (右クリック) メニューを開き、[Run As] を選択してから、[Maven Build ...] を選択します。[設定の編集] ウィンドウで、[Goals (目標)] ボックスに「
package
」と入力します。注記
結果的に生じる .jar、
lambda-java-example-0.0.1-SNAPSHOT.jar
は、デプロイパッケージとして使用できる最終的なスタンドアロン .jar ではありません。次のステップでは、Apachemaven-shade-plugin
を追加してスタンドアロン .jar を作成します。詳細については、Apache Maven Shade プラグインの説明を参照してください。 -
maven-shade-plugin
プラグインを追加し、再ビルドします。maven-shade プラグインはパッケージの目標 (顧客コード .jar を作成) によって生成されたアーティファクト (jars) を取ります。また、コンパイルされた顧客コードを含むスタンドアロン .jar および解決された依存関係を
pom.xml
から作成しています。-
pom.xml
ファイルのコンテキスト (右クリック) メニューを開き、[Maven]、[Add Plugin] の順に選択します。 -
[Add Plugin] ウィンドウで、次の値を入力します。
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[Group Id]: org.apache.maven.plugins
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[Artifact Id]: maven-shade-plugin
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バージョン 3.2.2
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ここで再度ビルドします。
今回は、以前のように jar を作成し、
maven-shade-plugin
を使用して依存関係をプルして、スタンドアロン .jar を作成します。-
プロジェクトのコンテキスト (右クリック) メニューを開き、[Run As] を選択してから、[Maven build ...] を選択します。
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[Edit Configuration] ウィンドウで、[Goals] ボックスに「
package shade:shade
」と入力します。 -
を選択します。。
Run
結果的に生じるスタンドアロン .jar (デプロイパッケージ) は、
/target
サブディレクトリにあります。/target
サブディレクトリのコンテキスト (右クリック) メニューを開き、[Show In]、[System Explorer]、の順に選択すると、lambda-java-example-0.0.1-SNAPSHOT.jar
が表示されます。
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