MemoryDB レプリケーションを理解する

MemoryDBは、最大500のシャードに分割されたデータでレプリケーションを実装しています。

クラスター内の各シャードには、単一の読み取り/書き込みプライマリノードと、最大 5 個の読み取り専用レプリカノードがあります。各プライマリノードは最大 100 MB/秒を維持できます。シャードの数が多くレプリカの数が少ないクラスターを作成できます。クラスターあたり最大 500 ノードです。このクラスター設定は、シャード 500 個およびレプリカ 0 個からシャード 100 個およびレプリカ 4 個 (許容されるレプリカの最大数) までです。

クラスター内のレプリケーション

シャード内の各リードレプリカは、シャードのプライマリノードからのデータのコピーを維持します。トランザクションログを使用した非同期レプリケーション機能は、リードレプリカとプライマリの同期を維持するのに使用されます。アプリケーションは、クラスター内のどのノードからでも読み取ることができます。アプリケーションは、そのプライマリノードにのみ書き込むことができます。リードレプリカは読み取りのスケーラビリティを高めます。MemoryDB はデータを耐久性のあるトランザクションログに保存するので、データが失われるリスクはありません。データは MemoryDB クラスター内のシャード間で分割されます。

アプリケーションは、MemoryDB クラスターのクラスターエンドポイントを使用してクラスターのノードに接続します。詳細については、「接続エンドポイントの検索」を参照してください。

MemoryDB クラスターはリージョナルで、1 つのリージョンのノードのみ含むことができません。耐障害性を向上させるために、そのリージョン内の複数のアベイラビリティーゾーンにプライマリとリードレプリカの両方をプロビジョニングできます。

マルチ AZ を提供するレプリケーションの使用は、すべての MemoryDB クラスターで強く推奨されます。詳細については、「マルチ AZ による MemoryDB のダウンタイムの最小化」を参照してください。