Amazon OpenSearch Service でのインデックスの変換

インデックスロールアップジョブでは、古いデータを集約されたインデックスにロールアップすることでデータ粒度を減らすことができますが、変換ジョブでは、特定のフィールドを中心とするデータの別の要約ビューを作成できるため、さまざまな方法でデータを視覚化または分析できます。

インデックス変換には、 OpenSearch Dashboards ユーザーインターフェイスと REST API があります。この機能には OpenSearch 1.0 以降が必要です。

注記

このドキュメントでは、Amazon OpenSearch Service ドメインでインデックス変換の使用を開始するのに役立つ、インデックス変換の簡単な概要を提供します。包括的なドキュメントと REST API リファレンスについては、オープンソース OpenSearch ドキュメントの「インデックス変換」を参照してください。

インデックス変換ジョブの作成

クラスターにデータがない場合は、Dashboards OpenSearch 内のサンプルフライトデータを使用して変換ジョブを試してください。データを追加したら、 OpenSearch Dashboards を起動します。次に [インデックス管理]、[変換ジョブ]、および [変換ジョブの作成] を選択します。

ステップ 1: インデックスを選択する

[インデックス] セクションで、ソースとターゲットインデックスを選択します。既存のターゲットインデックスを選択することも、そのインデックス名を入力して新しいターゲットインデックスを作成することもできます。

ソースインデックスのサブセットのみを変換する場合は、データフィルターの追加 を選択し、 OpenSearch クエリ DSL を使用してソースインデックスのサブセットを指定します。

ステップ 2: フィールドを選択する

インデックスを選択したら、変換ジョブで使用するフィールドと、グループ化と集計のどちらを使用するかを選択します。

• グループ化を使用して、変換されたインデックス内の別のバケットにデータを配置できます。例えば、サンプルフライトデータ内のすべての空港の目的地をグループ化する場合は、DestAirportID フィールドを DestAirportID_terms フィールドのターゲットフィールドにグループ化すると、変換ジョブの終了後に、変換されたインデックスにグループ化された空港 ID を見つけることができます。

• 一方、集約では、簡単な計算を実行できます。例えば、変換ジョブに集約を含めると、すべての飛行機のチケットの合計を計算する sum_of_total_ticket_price の新しいフィールドを定義できます。その後、変換されたインデックス内の新しいデータを分析できます。

ステップ 3: スケジュールを指定する

変換ジョブはデフォルトで有効になっており、スケジュールに基づいて実行されます。変換実行間隔については、間隔を分、時間、日数で指定します。

ステップ 4: 確認してモニタリングする

設定を確認し、[作成] を選択します。次に、[ジョブステータスの変換] 列をモニタリングします。

ステップ5：ターゲットインデックスを検索する

ジョブが終了したら、標準 _search API を使用してターゲットインデックスを検索します。

例えば、DestAirportID フィールドに基づいてフライトデータを変換する変換ジョブを実行した後、SFO の値を持つすべてのフィールドを返すために、次のリクエストを実行することができます。

GET target_index/_search
{
  "query": {
    "match": {
      "DestAirportID_terms" : "SFO"
    }
  }
}