ネイティブトランザクションログバックアップレプリケーション

Amazon RDS for SQL Server は、定期的にトランザクションログのバックアップを実行します。 AWS マネージド Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケット内のトランザクションログバックアップへのアクセスを提供します。この機能を使用すると、これらのトランザクションログファイルにアクセスして、自分のアカウントの S3 バケットにコピーできます。

このアプローチは、Amazon RDS for SQL Server 標準エディションの目標復旧時点 (RPO) が最も低いクロスリージョンディザスタリカバリソリューションを提供します。ソリューションの概要と詳細な手順については、ブログ記事「Amazon RDS for SQL Server Standard Edition クロスリージョンディザスタリカバリの実装」で説明されています。

このソリューションでは、ログのコピーを使用してリージョン間で継続的なレプリケーションを提供するため、RPO は最小限に抑えられます。RPO は、トランザクションログの生成とネットワーク転送時間によって異なります。

DR の Amazon RDS for SQL Server インスタンスは常に稼働している必要があるため、このソリューションに関連するコストは高くなります。さらに、Amazon RDS for SQL Server の追跡インスタンスが必要になります。

フェイルオーバーは手動であり、アプリケーションに対して透過的ではありません。フェイルオーバー後、アプリケーション接続設定または DNS 値を変更する必要があります。