一部の設定の移行

一部の設定を移行する場合は、TMSH ファイルまたは SCF ファイルのいずれかを開始点として使用します。また、移動するオブジェクトを検索し、正しい手順でコンパイルする必要があります。以下の表は、一部の設定を移行する場合の利点と欠点をまとめたものです。

利点	欠点
作業が進むにつれて、設定を解析して修正することができます。	F5 オブジェクトとファイル構造に関する知識が必要です。iRules を読めることも重要です。
設定変更は一括処理できます。	移行には時間がかかります。
設定のロードに関する問題のトラブルシューティングが容易になりました。	ファイルの編集や情報の抽出には時間がかかります。
デバイスからロックアウトされるリスクが軽減されます。
設定を適切なトポロジーに移動しやすくなります。
フラットファイルなので、管理者パーティションのアドレス指定やドメインのルーティングが容易です。
フラットファイル構造のため、プログラムで IP アドレスを検索して置換する場合に Linux テキストツールを使用することができます。