ステップ 1. CSV ファイルを準備し、データをクラウド移行ファクトリーにインポートします。

大規模な移行の最初のステップは、アプリケーションとサーバーのメタデータを準備することです。このメタデータは通常、ポートフォリオ分析とウェーブプランニングから収集され、カンマ区切り値 (CSV) ファイルに保存されます。メタデータを使用して移行プロセスを自動化し、ターゲットの EC2 インスタンスを起動するために Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) 起動テンプレートの更新を行います。提供するデフォルト CSV ファイルには、以下の属性が含まれます。

• wave_name — 優先度と依存関係に基づく一意のウェーブ ID。

• app_name — 移行するアプリケーション。

• aws_region – ソースマシン AWS リージョン のターゲット。

• aws_accountid — 移行先 AWS アカウントの 12 桁のアカウント ID。

• server_name — 移行対象のオンプレミスサーバー。

• server_os_family — オンプレミス・サーバー上で稼働しているオペレーティングシステム (Windows または Linux)。

• server_os_version — サーバーオペレーティングシステムのバージョン。

• server_fqdn - サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN)。

• server_tier — サーバのタイプ (Web、アプリケーション、またはデータベース)。

• server_environment — サーバーのホスト環境 (開発、テスト、本番、QA、実稼働前)。

• r_type — リホストやリプラットフォームなど、ソースサーバーの移行戦略。

• subnet_IDs – カットオーバー後に EC2 インスタンスに使用される AWS サブネットの IDs。

• securitygroup_IDs – カットオーバー後に使用する AWS セキュリティグループの IDs。

• subnet_IDs_test – テストに使用する AWS サブネットの IDs。

• securitygroup_IDs_test – テストに使用する AWS セキュリティグループの IDs。

• instanceType — サーバーに使用する EC2 インスタンスタイプ。

• tenancy — インスタンスが共有ハードウェア、シングルテナントのハードウェア (専用)、または独立したサーバー (専有ホスト) のいずれで実行されるか。

• tags – ターゲット EC2 インスタンスの AWS タグ。

クラウド移行ファクトリーには、CSV ファイルから Cloud Migration Factory にメタデータをインポートするために移行実行サーバーで実行する自動化スクリプトが含まれています。

詳細な手順については、「クラウド移行ファクトリー実装ガイド」の「データのインポート」を参照してください。