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データベースレベルのバックアップオプション
以下のアプローチでは、Microsoft SQL Server ネイティブのバックアップ機能を使用します。SQL Server 上のインスタンスの、個々のデータベースのバックアップを作成し、個々のデータベースを復元することができます。
SQL Server ネイティブのバックアップと復元に使用されるオプションは、以下もサポートしています。
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圧縮と複数ファイルのバックアップ
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フルバックアップ、差分バックアップ、T ログバックアップ
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透過的データ暗号化 (TDE) によって暗号化されたデータベース
AWS Storage Gateway を使用した SQL Server のネイティブバックアップと Amazon S3 への復元
SQL Server on EC2 は、SQL Server データベースのネイティブバックアップと復元をサポートしています。SQL Server データベースのバックアップを作成して、バックアップファイルを、既存のデータベースか、新しい SQL Server EC2 インスタンス、Amazon RDS for SQL Server、オンプレミスサーバーのいずれかに復元することができます。AWS Storage Gateway を使用して Microsoft SQL Server データベースを Amazon S3 に直接バックアップすれば、オンプレミスのストレージフットプリントを減らすことができ、Amazon S3 を使用して耐久性と拡張性に優れた、費用対効果の高いストレージを実現することができます。Storage Gateway は、オンプレミスアプリケーションがクラウドストレージに実質的に無制限でアクセスできる、ハイブリッドクラウドのストレージサービスです。
次の図は、Storage Gateway と Amazon S3 を使用したネイティブバックアップと復元のソリューションのアーキテクチャを示したものです。

Storage Gateway を使用した SQL Server ネイティブのバックアップには、次のような利点があります。
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ストレージゲートウェイを、EC2 インスタンスのサーバーメッセージブロック (SMB) ファイル共有としてマッピングし、バックアップを Amazon S3 に送信できます。
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バックアップは S3 バケットに直接行われるか、Storage Gateway のファイルキャッシュを介して行われます。複数ファイルのバックアップがサポートされています。
Storage Gateway を使用したネイティブバックアップには以下の制限があります。
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バックアップと復元をデータベースごとに設定する必要があります。
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バックアップファイル用の Amazon S3 ライフサイクルポリシーの管理が必要になります。
Storage Gateway の設定方法の詳細については、「Store SQL Server backups in Amazon S3 using AWS Storage Gateway
EBS ボリュームへの SQL Server のネイティブバックアップ
SQL Server データベースのネイティブバックアップを作成し、そのファイルを Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ボリュームに保存することができます。Amazon EBS は、きわめて高性能なブロックストレージサービスです。EBS ボリュームは伸縮性があり、暗号化をサポートしていて、EC2 インスタンスとのデタッチおよびアタッチが可能です。EC2 インスタンス上の SQL Server は、同じ EBS ボリュームタイプで、または異なる EBS ボリュームタイプでバックアップすることができます。異なる EBS ボリュームにバックアップする利点の 1 つが、コストを削減できることです。
以下の図は、EBS ボリュームへのネイティブバックアップのアーキテクチャを示したものです。

EBS ボリュームへの SQL Server のネイティブバックアップには、次のような利点があります。
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SQL Server の EC2 インスタンスにある個々のデータベースのバックアップを作成し、すべてのインスタンスを復元するのではなく個々のデータベースを復元することができます。
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複数ファイルのバックアップがサポートされています。
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バックアップジョブを SQL Server エージェントと SQL Server ジョブエンジンを使用してスケジュールできます。
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選択したハードウェアによって、パフォーマンス上の利点が得られます。例えば、st1 ストレージボリュームを使用するとスループットを高めることができます。
EBS ボリュームへのネイティブバックアップを使用するときは、以下の点を考慮します。
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EBS ボリュームから Amazon S3 にバックアップを移動するときは、手動で行う必要があります。
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大規模なバックアップの場合、EC2 のディスク容量を管理する必要があります。
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EC2 インスタンスでは、Amazon EBS のスループットがボトルネックになる可能性があります。
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Amazon EBS にバックアップを保存するには追加のストレージが必要になります。
Amazon FSx for Windows File Server への SQL Server ネイティブバックアップ
Amazon FSx for Windows File Server
以下の図は、FSx for Windows File Server への、SQL Server のネイティブバックアップのアーキテクチャを示したものです。

このアプローチには以下の利点があります。
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お使いの SQL Server データベースを Amazon FSx ファイル共有にバックアップすることができます。
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SQL Server インスタンスにある個々のデータベースのバックアップを作成し、すべてのインスタンスを復元するのではなく個々のデータベースを復元することができます。
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複数の要素からなるバックアップがサポートされています。
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バックアップジョブを SQL Server エージェントとそのジョブエンジンを使用してスケジュールできます。
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インスタンスで Amazon EBS よりも高いネットワーク帯域幅を利用できます。
FSx for Windows File Server へのネイティブバックアップには以下のような制限があります。
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AWS Backup または AWS DataSync を使用して Amazon FSx から Amazon S3 へバックアップを移動するには、手動で行う必要があります。
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大規模なバックアップでは、Amazon FSx のディスク容量の管理のため、追加のオーバーヘッドが必要になる場合があります。
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EC2 インスタンスのネットワークスループットがボトルネックになる可能性があります。
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FSx for Windows File Server にバックアップを保存するには追加のストレージが必要になります。