依存関係の識別

まず、次のような質問をして、アプリケーションとデータベースの依存関係を特定します。

• このデータベースには他のアプリケーションから直接アクセスされていますか?

  その場合は、データベースの移行がそのアプリケーションにどのような影響を与えるかを判断する必要があります。データベースをリホストする場合でも、アプリケーションが許容できるパフォーマンスでデータベースにアクセスできることを確認する必要があります。

• アプリケーションは他のデータベースに直接アクセスしていますか？

  その場合は、他のデータベースの移行計画を決定します。これも移行中の場合は、それに応じてアプリケーションを更新する必要があります。移行しない場合は、アプリケーションが許容できるレイテンシーで引き続き接続できることを確認する必要があります。

• データベースリンクを使って他のデータベースからデータを取得していますか？

  前のポイントと同様に、他のデータベースの移行プランを決め、それに応じてリンクを処理します。

• アプリケーションはオンプレミスソフトウェアに依存していますか?

  その場合は、そのソフトウェアの移行計画を決定する必要があります。もし移行するのであれば、それに応じてアプリケーションをアップデートする必要があります。そうでない場合は、アプリケーションがソフトウェアへの接続を継続でき、レイテンシが許容範囲内であることを確認します。

• ハードウェアの依存関係はありますか?

  もしそうなら、それらに対処する計画を立てます。

• 帯域幅やネットワークに関する厳しい要件はありますか?

  その場合は、これらの条件を満たすことができる AWS サービスを選択します。

• アプリケーションは特別なデータベースエンジンオプションや機能を使用していますか?

  別のデータベースエンジンに移行する場合は、それに応じてアプリケーションを更新する必要があります。

これらの質問に対する答えが複雑な場合は、マイクロサービスを使用してデータベースをアプリケーションから切り離す方がよいでしょう。この方法では、アプリケーションはデータベースに直接接続する代わりに、マイクロサービスを呼び出すことでデータを取得できます。