移行をテストする

機能テストとパフォーマンステストは、データベースの移行に不可欠なパートです。詳細な機能テストにより、アプリケーションが問題なく新しいデータベースで動作していることを確認します。アプリケーションのワークフローをテストするためのユニットテストの開発に時間を費やす必要があります。

パフォーマンステストにより、データベースの応答時間が許容可能な時間範囲内であることを確認します。ボトルネックを特定し、最適化し、パフォーマンステストを繰り返すことができます。必要に応じてこのサイクルを繰り返して、目的のパフォーマンス結果が得られます。

テストは手動でも自動でもかまいません。テストには自動フレームワークを使用することをお勧めします。移行中は、テストを複数回実行する必要があります。そのため、自動テストフレームワークを使用すると、バグの修正と最適化のサイクルを高速化できます。

このテストでは、開発段階中に欠落した問題を明らかにできます。例えば、誤って変換されたクエリが失敗したり、誤った結果を返したりして、機能テストが失敗します。パフォーマンステストでは、インデックスの欠落によるクエリの応答時間が遅くなるなどの問題が明らかになります。また、ワークロードやクエリの変更に応じて、データベースエンジンのチューニングが必要なパフォーマンスの問題を明らかにすることもできます。